高速ミサイル艇しらたか進水 6隻体制完成へ
8月8日、三菱下関造船所で「はやぶさ型」ミサイル艇の最終6番艦しらたか(829)が進水しました。5月に進水した「うみたか」とともに来年3月に、舞鶴と佐世保に1隻ずつ配備される予定です。すでに4隻は舞鶴の第2ミサイル艇隊と佐世保の第3ミサイル艇隊に配備されています。この2隻が就役すれば高速ミサイル艇の6隻体制が完成することになります。完成前にはこれまでと同様試運転とミサイルの発射試験などで三菱長崎造船所に入港すると思われます。 高速ミサイル艇は能登沖の「不審船事件」後に設計変更となったものです。一方で、4隻のイージス艦に海上配備型ミサイル防衛システムの搭載が予定されており、さらには新型のイージス艦を三菱長崎造船所で建造して佐世保に配備することが決まっています。いぜんとして解消できないアジアでの冷戦構造に拍車をかける役割を長崎と佐世保が担っています。