インターネットニュース

鳥取ピースアクション99

 7月11日、鳥取市内にて鳥取県青年団主催による『核兵器のない21世紀をめざす、ピースアクション99が開催され、弁護団事務局長の中村尚達弁護士が参加しました。
 集会には20才代の若者が約70人参加し、中村弁護士は『原爆松谷訴訟と原爆症認定』という演題で松谷訴訟について話しました。裁判の意義や目的、争点についての話の他に裁判外闘争が如何に大切かということを移送問題や高裁における50万署名の達成にからめて話しましたが、この事が集会こ参加した若者たちの大きな運動の励みになったようでした。
 集会後、JR鳥取駅前で『原爆と人間展』の街頭パネル展を行い、松谷訴訟の署名運動の取り組みも行われました。途中から雨になったにもかかわらず200筆近い署名が集約され、若者たちの力を心強く感じた集会でした。


京都訴訟大阪高裁第2回口頭弁論開かれる

 7月9日、大阪高裁84号法廷で京都訴訟の第2回口頭弁論が開かれ、弁護団側の意見陳述が行われました。原告Aさんはこの日までの約2週間、ほとんど食事がとれない状況で、少しふらつきながらの入廷でした。
 国側はこの日までにAさんに対して、昭和61年10月1日から現在までの京都府立医科大付属病院での本件診療に関して作成された書類などの文書の送付を求めていました。弁護団は送付を撤回する意向ですが国側は提出命令を申し立てる予定です。
 また弁護団は速やかな判決を求めていますが、国側は準備書面の提出を予定し、次回法廷は9月17日となりました。裁判長は国側に対し、「Aさんの病状を考慮するように」と要請しました。
 今回の傍聴者は8名で、国側の若い代理人はしばしば視線を傍聴席に向けていました。やはり気になるところなのでしょうか、次回は傍聴席を満席にし、また裁判所や厚生省への圧力になるよう、支援する会も関西の団体会員へ傍聴を要請します。


ハーグ報告と上告反論書の学習集会ひらかれる


 7月1日、最高裁での勝利をめざすハーグ報告と上告反論書の学習集会が開かれ、雨模様の中、80名が参加しました。5月に開かれたハーグ世界市民平和会議に参加した松谷さんはじめ、牧山次長、さらに“つたえよう、ヒロシマ・ナガサキ”代表団で一緒に参加した長崎市従組の上田さん、高校生の松田さんらが報告しました。後半は5月6日に最高裁へ提出された上告反論書の解説を弁護団の原弁護士が行いました。参加者から「最高裁への反論書の大切さが解った。法廷が開かれずダラダラしてしまうが、随時このような学習集会など開いてほしい」と意見が出ました。

→上告反論書の解説


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宛先: 厚生大臣 宮下創平
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      03(3502)3090


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