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3・8国際婦人デー/長崎集会とタイアップ
街頭宣伝(毎週行動)で署名288筆

 3月6日の街頭宣伝は、長崎の大丸前アーケードで行われました。この日は松谷訴訟弁護団の中村照美弁護士が代表をつとめる「3・8国際婦人デー」長崎実行委員会が同じ場所で集会を行いました。ミモザの花や風船を手に手に、戦争はイヤ、新ガイドライン反対などをカラフルな横断幕歌声で市民に訴えました。
 中村弁護士の挨拶に続いて、松谷さんも最高裁勝利までのたたかいの決意と支援の訴えを行いました。
いつもより多彩で賑やかな宣伝はお互いの取り組みに元気を与えるという相乗効果をもたらし、市民の注目を引きました。今回、署名行動への参加者は14名でしたが、高教組組合員が奮闘、若者・学生との熱心な対話や、「婦人デー」集会参加者の協力も加わって1時間に288筆、募金2772円を集めることが出来ました。
 全国各地の皆さん! 支援する会だけでは困難な街頭宣伝もこんなタイアップ戦略でやってみてはいかがでしょう。


 

松谷さん、ビキニデー集会に参加


 松谷さんは総会直後の2月28日から被災45周年の3・1ビキニデー集会に参加しました(全国から1800名が参加)。28日は日本原水協主催の全国集会・第6分会で被爆体験を語りました。
 翌3月1日は、全国の参加者とともに焼津駅前から弘徳院まで車イスで行進しました。焼津集会では裁判支援の訴えを行い、また同じ核実験被害者である、第五福竜丸の大石さんや小塚さんらとも交流しました。


99年度定期総会開かれる

 2月27日、支援する会の99年度定期総会と支援のつどい」が開かれ、福岡、熊本の会員も含め50名が参加しました。また全国の団体会員から連帯のメッセージや祝電が多数届きました。
 松谷英子さんは、これまでの裁判支援に感謝を述べ、「絶対に負けられません。三度の勝利を手にするまで頑張ります。」と決意を述べました。
 法廷報告として中村尚達・弁護団事務局長が「厚生省の上告理由書に反論する答弁書を3月下旬に提出したい。最高裁の審理は法廷が開かれないが、どれだけ署名が提出されるか、裁判所は注目している。」といっそうの支援を訴えました。
 総会では98年度活動総括案・決算案、99年度方針案・予算案について報告され、役員体制、総会決議案、特別提案(松谷さんをハーグへ送ろう)とともに採択されました。主な方針は、最高裁への個人署名100万筆・2万団体署名の目標達成や、会員一万人の早期達成、財政強化、学習会、決起集会を節目ごとに開催することなどです。

 つづいて開かれた「支援のつどい」では京都原爆訴訟弁護団の尾藤廣喜弁護士が、「断罪された厚生省・京都原爆訴訟完全勝利」と題して講演しました。
 尾藤弁護士は、「昨年12月に出された勝利判決は松谷訴訟のおかげです。」とお礼を述べた後、裁判提訴、裁判の東京移送、法廷の展開などエピソードを交えて話しました。 参加者は「ハタ」(長崎地方の凧のこと)に寄せ書きして長崎の仲間から京都の被爆者を励まそうとプレゼントが準備されました。
 最後に全員で「折り鶴」「ひろがれたんぽぽ」を歌い、一日も早い最高裁勝利を誓いあいました。

総会後の懇親会で今後の活動の展望語り合う
 地裁段階では、毎回の法廷後の報告会の後など、かなりひんぱんに松谷さん、弁護団、支援する会3者の懇親会が開かれていました。しかし高裁、そして最高裁となって、めっきりその機会が無くなり、団結を深める場が減ってしまいました。
 今年は久しぶりに、「真寿美」で美味しいお刺身をつつきながら尾藤先生を囲んで懇親会を開きました。総会同様、こちらも13人と例年より参加者が少なかったのがちょっと残念でした。
 恒例の持ち回りスピーチでは、「最高裁になってから、たたかいが見えにくい」という会員の声に対して論議が深まり、酒の勢いも手伝って、長崎から東京に向かってキャラバンを組もう。そして最高裁のお膝元で、首都の市民に松谷裁判を知らせるパネル展などをやりたい、やろう!と意見が一致。5月にはオランダ・ハーグでの国際世論を広げ、そして秋(10月)には国内世論を喚起する大キャンペーンを全国の支援する会と被爆者組織を結んで最高裁に押し寄せよう…と壮大で、素晴らしいプランが出来上がりました。

 

署名用紙はここをクリック


不当な厚生省の上告に対し、怒りをもって抗議し、ファックスまたは葉書で上告取り下げを要求しましょう。
宛先: 厚生大臣 宮下創平
    東京都千代田区霞ヶ関1-2-2
      03(3502)3090


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