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3月6日の街頭宣伝は、長崎の大丸前アーケードで行われました。この日は松谷訴訟弁護団の中村照美弁護士が代表をつとめる「3・8国際婦人デー」長崎実行委員会が同じ場所で集会を行いました。ミモザの花や風船を手に手に、戦争はイヤ、新ガイドライン反対などをカラフルな横断幕や歌声で市民に訴えました。
中村弁護士の挨拶に続いて、松谷さんも最高裁勝利までのたたかいの決意と支援の訴えを行いました。
いつもより多彩で賑やかな宣伝はお互いの取り組みに元気を与えるという相乗効果をもたらし、市民の注目を引きました。今回、署名行動への参加者は14名でしたが、高教組組合員が奮闘、若者・学生との熱心な対話や、「婦人デー」集会参加者の協力も加わって1時間に288筆、募金2772円を集めることが出来ました。
全国各地の皆さん! 支援する会だけでは困難な街頭宣伝もこんなタイアップ戦略でやってみてはいかがでしょう。
つづいて開かれた「支援のつどい」では京都原爆訴訟弁護団の尾藤廣喜弁護士が、「断罪された厚生省・京都原爆訴訟完全勝利」と題して講演しました。
尾藤弁護士は、「昨年12月に出された勝利判決は松谷訴訟のおかげです。」とお礼を述べた後、裁判提訴、裁判の東京移送、法廷の展開などエピソードを交えて話しました。 参加者は「ハタ」(長崎地方の凧のこと)に寄せ書きして長崎の仲間から京都の被爆者を励まそうとプレゼントが準備されました。
最後に全員で「折り鶴」「ひろがれたんぽぽ」を歌い、一日も早い最高裁勝利を誓いあいました。
総会後の懇親会で今後の活動の展望語り合う
地裁段階では、毎回の法廷後の報告会の後など、かなりひんぱんに松谷さん、弁護団、支援する会3者の懇親会が開かれていました。しかし高裁、そして最高裁となって、めっきりその機会が無くなり、団結を深める場が減ってしまいました。
今年は久しぶりに、「真寿美」で美味しいお刺身をつつきながら尾藤先生を囲んで懇親会を開きました。総会同様、こちらも13人と例年より参加者が少なかったのがちょっと残念でした。
恒例の持ち回りスピーチでは、「最高裁になってから、たたかいが見えにくい」という会員の声に対して論議が深まり、酒の勢いも手伝って、長崎から東京に向かってキャラバンを組もう。そして最高裁のお膝元で、首都の市民に松谷裁判を知らせるパネル展などをやりたい、やろう!と意見が一致。5月にはオランダ・ハーグでの国際世論を広げ、そして秋(10月)には国内世論を喚起する大キャンペーンを全国の支援する会と被爆者組織を結んで最高裁に押し寄せよう…と壮大で、素晴らしいプランが出来上がりました。