艦番号 | 艦名 | 建造所 | 起工日 | 進水日 | 竣工日 | 配備先 |
DDH181 | ひゅうが | IHIMU | 06.05.11 | 07.08.23 | 09.03.18 | 横須賀 |
DDH182 | いせ | IHIMU | 08.05.30 | 09.08.21 | 11.03.16 | 呉 |
「はるな型護衛艦」の代替ヘリ護衛艦。情報・指揮通信能力及びヘリコプター運用・整備能力等を向上させた。現有DDHが担っている護衛隊群の旗艦及び対潜中枢艦としての役割に加え、大規模災害派遣等の多様な事態に有効に対処できるとされている。
船型は空母のように艦橋が片側に寄せられ、前後の甲板がつながった全通甲板であり、海上自衛隊の護衛艦としては初めて砲を装備せず、ヘリコプター運用など対潜能力に特化した「ヘリ空母」といえる。ヘリは同時に4機までの発着艦が可能で、SH-60K対潜哨戒ヘリ3機(必要時にはそれに加えMCH-101掃海・輸送ヘリ1機を追加)を装備。
射撃指揮装置はFCS-3改で、「試験艦あすか」に搭載されていたものの改良型。対空レーダーの機能を持つフェイズド・アレイ・レーダーでいわばミニ・イージスシステムで艦橋周辺に4基装備することで全周を走査することが可能。
基準排水量13,500t、速力30ノット以上。
この2隻はそれぞれ「はるな」と「ひえい」の代替である。
【主要武器】
発展型シー・スパロー/新型アスロック対潜ロケット垂直発射機(Mk41VLS)
3連装短魚雷発射管×2
高性能20mm機関砲(ClWS)×2
哨戒ヘリSH-60K×3 (対艦ミサイル・ヘルファイア搭載可)
防衛庁平成15年度政策評価書より
【関連記事】
・「ヘリ空母」建造は石川島播磨の子会社が落札