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日本ボーイスカウト川崎第48団 第44号 平成13年9月16日発行 |
前号ではボーイの視点で振り返りましたが、今回はカブの視点で今年の夏季キャンプを振り返ります。
8/4 | 8/5 | 8/6 | 8/7 | |
午前 | 集合 バスで移動 |
大ハイク BS:編笠山登山 CS:立場川で川遊び |
小ハイク CS/BS合同オリエンテーリング |
BS:撤営 CS:ほうとう作り |
午後 | 設営 クラフト |
流しそうめん 営火の準備 |
バスで移動、解散 | |
夜 | 小営火 | サイト訪問 | 大営火 | − |
杉の板を焼いて、表面を布でこすってすすを落とし、ひたすら磨きます。それに絵や文字を書いて出来上がりです。
まず火おこしからやりました。普段できないことだけに、みなかなり燃えて取り組んでいました。まきの組み方にも個性がにじんでいます。
次に板を焼きます。始め、火ばさみで板をはさんで火にかざしていましたが、重いし、熱いしで長く持っていられません。どうにか板を焼き終えましたが、
「板を火の中に入れて丸焦げにしたら楽だった。」
というアイデア派から、
「最後まで待っていた。リーダーがやってくれた。」
というちゃっかり派まで、さまざまです。
それから、手を真っ黒にして板を磨きます。磨けば磨くほどつやが出て、そのままでも十分味のある出来映えです。そして、「うまくかけなかった」子も、力作をかきあげた人も、それぞれに絵をかきました。おもしろかったし、いいものができたと、リーダーたちからも評判の一品です。
カブ隊の出し物は、劇「うらしまたろう」、ビーバー隊は「マツボックリダーツ」です。
「うらしまたろう」では、かめに乗ろうと追いすがるたろうを振り切って逃げ回るかめが、印象的でした。
「マツボックリダーツ」では、ダーツの的をどこへかけるかが問題でしたが、野仲副長が的を持って立ってくださることになりました。結果は・・・的よりも野仲副長に当たるほうが多かったような。ちなみに優勝は木村隊長、ビーバーさんより手書きの表彰状が送られました。
小ファイヤーの後、散歩にでかけました。懐中電灯はあるものの、周囲は真っ暗です。ちょっと遅れると、どっちに行ったらいいのか、わからなくなります。
「歩くの速い」と息も絶え絶えについて行くリーダーに比べ、スカウトのほうは平気な顔で歩いていました。
自然の家からスキー場まで40分ほど歩き、スキー場から立場川キャンプ場までは、木村隊長と前山副長に車で送っていただきました。
川の水量は、大人の足首くらいでしたが、とても冷たくて痛いくらいです。スカウトは全員水着になり、川の中に入って行きました。
ふろづくりをしたり、ビーチボールで遊んだり。そのうち水のかけあいになりました。(寒そう)
一方では、水中の石をひっくり返して虫をさがしたり、小石を集めたりしていました。上流探検をしたグループもありました。
帰るまでコツコツと作り続けたふろは、かなりの深さになり、水も少しだけ温かくなっていたようです。
「ふろづくりが楽しかった。」
「ドクガエルがいた。」
「岩に上ってて、すべってこけた。」
「背中が焼けて、後で痛くなった。」
帰りもまた、木村隊長に迎えにきていただきました。トラックの荷台に乗るのもめったにできない体験です。
水遊びで冷えた体を温めるため、お風呂に入りました。
露天風呂つきの浴室でした。一番風呂だったのか、とても熱くて、つかるのをあきらめた人もいました。
「せっせと水を運んで入った。」
「けしきがよかった。」
予定では3日とも入浴できるはずでしたが、けっきょく、2日目の1回だけとなりました。
「もっと入りたかった。」
3班に分かれてのオリエンテーリングです。
『カブ隊は、何をしたの?』
「ついてっただけ!!」(やっぱり)
『どうでしたか?』「鹿に会った。」(ほんと!?)
「遅れたら○○君がリュックを支えてくれた。」
「ボーイ隊と仲良くなれた。」(それは良かった)
ビーバースカウトの加わった班では、ビーバーさんを励ましながら、ゆっくり歩いてくれたそうです。
「たいへんだった…。楽しかった。」(がんばったね!)
ボーイ隊のみなさん、どうもありがとうございました。
(スタート・ゴール地点にて)
お世話になったボーイ隊に感謝をこめて、カブ隊が招待したバーベキューの夕食です。
オリエンテーリングの班ごとに招待状を送り、一生懸命野菜を切って、「間に合った!」と思ったのですが…。火をおこすのに時間がかかってしまいました。
カブスカウトの中には、肉の枚数を競い合って食べていた子たちもいました。ボーイ隊のほうが少食?
どっかの班では、「食べた後のとうもろこしを焼いたのが楽しい」とわけのわからないことをやっていました。
(みんなでバーベキュー!!)
ビーバー・カブは赤組・白組に分かれて劇をやりました。
赤組は「逆ドラえもん」、白組は「ももたろう」です。
「逆ドラえもん」はのび太が一番強くていじめっ子なところが、「逆」なのだそうです。そういえば、背の高いスネ夫に小さいジャイアンもいました。
「ももたろう」では最後にオチを入れてあったのが、「最後のせりふがいきなりなくなった。」そうです。
どちらも大熱演でした。
小麦粉をこねて生地をつくり、しばらくねかせたあと、のばして、たたんで、切って、ほぐして、めんのできあがりです。野菜の切り方にもコツがあり、講師の方にひとつひとつ教わりながら作りました。
「包丁を使うのが危なっかしい。」
「ほうとうをのばすのは、楽しい。」
「のばしていると、おにぎりがたになった。」
「くっついたから、手でのばした。」
「大活躍した!!」
スカウトがめん作りをしている間に、リーダーが火をおこして、野菜を煮ます。みそで味をつけた後、めんをいれました。「よくかき混ぜないとだんごになる」そうです。確かにだんごが入っていました。
4組に分かれて作ったので、4通りのほうとうが出来上がりました。めんのかたちも、味もそれぞれです。
「自分たちで作ったから、おいしかった。」
(左が講師の方です。みんなうまくできるかな?)
「暗くて作業がたいへんだった。」
みんなで懐中電灯を照らしあったそうです。
「懐中電灯がなくて、テントにもどるのがたいへんだった。」
「舎営がいい。」「寒かった。」とはリーダーの弁。
ちょっと時間ができると、マツボックリをぶつけ合う「マツボックリ戦争」が始まります。
一度、3人が虫にさされて保健室のお世話になりました。これで少しはこりるかなと思っているととんでもない。さされたところを冷やしている間でさえも、やっていました。
今回のキャンプでの優秀スカウトは以下の通り
2日目 該当者なし
3日目 竹林スカウト(大ハイクで足を痛めていたのにペースを落とさず歩いた)
4日目 高根スカウト(点検での指摘事項「たちかまどの麻ひも」を即座にわかったから)
優秀班は残念ながらありませんでした。来年は優秀班が取れるようがんばりましょう。
西原:大ハイクはすごくつかれたけどちょう上のけしきは最高だった。くだりでこけた。イテー。反省は、もうすこしみんなが動けばいいなと思いました。
松井(Y):寝ぶくろをもってこなかったので、夜中さむくてねれなかった。おかげでキャンプ中ずっとねむかった。
戸田:大ハイクおもしろかったけどつかれた
高橋:大ハイクのいわの道がクーラーみたいにすずしい風がきてよかった。
高根:次は海がいい。
竹林:たのしかったそれにおいしいものが食べられた。
松井(T):大ハイクの時のぼった山の山ちょうがすごくいいけしきだった。バーベキューはいっぱいたべた。
半田:二日間は気分が悪くなって動かなくって、つまらなかった。でもその後の小ハイクなどが楽しかった。
田中:おもしれ〜〜〜。(流しそうめん)
船迫:大ハイクに行かなかったけど、小ハイクに行けてよかったです。とても楽しかった。
野仲副長:靴が足に合わなかったので、初日にくつずれを起こした。そのため大ハイクはサンダルで参加した。足に合ったはきなれた靴をもってくるべきだった。
隊サイトを別にしたものの、我慢しきれず、見にいってしまった。優秀班を選ぶことができなかったのは班内の動きが見られなかったことが理由の1つだと思う。班長による班管理がもっとうまくいけば、班長、上班で優秀賞を選出できると思う。
スカウトの動きが遅かったのは、何をしたらいいか1人1人がわかっていないからだと思う。
花形副長:バスで移動だったのは、途中ゆっくり休めるので非常に楽であった。大ハイクでは5年ぶりぐらいに編笠山に登った。頂上の素晴らしさは抜群であったが、体力的にきつかった。野仲副長が指摘している通り、スカウト一人一人が何をしたらいいかわかっていないようだ。キャンプ技能の教え方を変えていこうと思う。
撤営のとき、残念ながら天気が悪かったため、濡れたままテントなどをしまってしまいました。そこで、臨時集会を開き、テント干しを行いました。(無事、半日で乾いてしまいました)
(団倉庫前でテント干し)
団ハウスで夏季キャンプの反省会を実施しました。団委員長やリーダーなど6人が集まりました。
・大きなケガもなく良かった
・スカウトとの接し方が難しい
・ベンチャー・ローバースカウトの参加がなかったのが残念
・食材が残ってしまったのが残念
・服装や動作でキビキビしたところが欠けていた
など、いろいろな意見が出ました。反省を今後に生かしていきましょう。
カブ隊の視点ということで、清水リーダーに夏季キャンプの原稿を書いていただきました。ありがとうございました。
<編集 花形 匡>
(紙で配布したものを、WEB公開用に再編集しています)
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