日本ボーイスカウト川崎第４８団　　　第３７号　平成11年12月18日発行

◇VS隊夏期キャンプ◇

　8月12日～14日に、VS隊夏期キャンプを行いました。4月から構想を開始、テーマを「食料の自給自足」に決定し、キャンプ場を探し、資材の選定、経費の計算、各種交渉などを基本的にスカウト達で分担して行って、ようやく本番を迎えることができました。今回食料の自給自足を完全に実行できるような場所を見付けることができなかったため、一部改定して、米だけ持っていって、その他の素材を自然から得るということにしました。
　12日、スカウト3名と指導者1名は熱海からフェリーに乗って大島へ、港から送迎バスにゆられること約1時間、キャンプ場につきました。キャンプ場は大島の海のふるさと村キャンプ場を使わせてもらいました。施設は整っていて、カブ隊向けとして使用するのに適しているようなキャンプ場でした。設営を済ませて早速食料調達、といってもキャンプ場の規則からできるのは釣りだけなので、釣りを開始。しかし、大島に到着したときから吹き続ける強い風と、餌をその辺についている貝でまかなったために釣果は0、夕食はその辺をうろついていたカニと釣り餌にもした貝を食すことに挑戦。が、しょせん素人が初めての食材で、しかも一般に食材にされていないもので作ったので、見事に失敗作の完成。結局は皆、白米のみをむさぼるという何ともお約束な展開となってしまいました。
　2日目、風も止みいい天気でしたが、初日深夜に1名喘息の発作にみまわれたため、付添含め2名はテントで待機、その間、昨日の釣果に懲りた他2名は、持参の釣り餌で朝食のおかずを釣りに出かけました。さすが市販の餌というべきか、なかなかの釣果でおいしく食べられるおかずができました。病人1名は病院で治療を受け完全回復、午後には合流し、完全に同じ活動を行うことができました。午後には全員が最低1匹はつり上げ、明るく夕食をとることができました。しかし、夕方過ぎから降り出した雨は、翌日、皆を苦しめることになりました。
　3日目、雨は一向に止む気配もなく強くなったり弱くなったりを繰り返しています。仕方なく雨の中撤営。朝食を済ませ、帰路に着きました。天候は悪かったものの無事に地元の登戸までつくことができ、キャンプを終わりました。
　VS隊としても久しぶりの大がかりな活動で、自分たちで計画をするという経験がなかったため、たいへんなことも沢山ありましたが、各人がキャンプの実施を通して色々なことを学習しました。この経験を今後の活動にきっと生かしてくれるでしょう。

◇地区ラリー◇

　9月19日（日）AM8:00曇り空のなか宿河原駅に集合したスカウトたちは、地区ラリー開催場である富士見公園へ向かって出発しました。川崎駅から目的地まで徒歩約20分の距離はかなりいいウォーミングアップになったと思います。
　天候も真夏のようなまぶしい日差しにかわり、9:30よりプログラム第一部のチャレンジゾーンで各組ごとにさまざまなゲームにチャレンジしました。サーカスの綱渡りのようなロープだけの橋の『空中にアタック』では、バランスを上手にとりみんな最後までがんばって渡りきりました。５つの星座を求めて公園一帯を探し回る『スターツアーズ』での、地図をじっくり読んで歩き始めるチームと、とにかくただひたすら星を求めて走り回るチームとの対決はなかなかの見ものでした。
　昼食の後1:00からはプログラム第二部のバトルゾーンが始まりました。48団は他の3個団と共に白龍チームでした。ボーイ隊の騎馬戦、カブ隊の風船割りゲーム、混合の綱引きなど、なかなかの接戦でしたが、最後のチーム対抗リレーで2位との差を1周もつけ、みごと優勝しました。
　記念式典では今後益々のご活躍が期待されるローバー隊押本雅充スカウトが表彰され、48団みんなが力を合わせていい汗をかいた地区ラリーでした。

◇いもほり◇

　10月31日（日）にカブ・ボーイ隊合同でいもほりを行いました。9時に団ハウスにいったん集合してから、河合さんの畑に移動しました。畑に着くと、さっそくみんなでいもほりを開始、色々な形・大きさのいもをたくさん掘り出すことができました。いもに混じってムカデやいもむし、ミミズなども出てきて大騒ぎになったところもありました。また、そのころ、お母さん方が最初のうちに取れたいもを蒸かしてくれていました。
　いもほりを終えると河合さんのお宅の庭に移動して、心に残ったいもの形をスケッチしました。スケッチを終える頃には、いもがふかしあがり、みんなでおいしくいただきました。いもを食べた後、ボーイのリーダーとゲームをして、体を動かしました。そんなこんなで、今年の芋掘りも無事終了し、みんなたくさんのおみやげを持って帰りました。

◇編集後記◇

　久しぶりの48Timesです。今号はVS夏期キャンプからいもほりまでを載せています。写真を手に入れることができなかったので、文字ばかりのものになってしまいました。このごろ、48Timesに関係する事項に対する情報収集能力が衰えてきて、一時期のような驚異的な発行間隔を保てなくなりだしましたが、これからは行事ラッシュなので、頑張って発行していけたらと思います。

＜発行・責任　RS隊　本間　真＞

（紙で配布したものを、WEB公開用に再編集しています）

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