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日本ボーイスカウト川崎第48団 第29号 平成10年12月9日発行 ジャンボリー特集 |
8月1日〜9日(移動含・大会日程8月3日〜7日)まで、秋田県の森吉高原で第12回日本ジャンボリー(12NJ)が行われました。ジャンボリーとは4年に一度行われる基本的にBS隊を対象とした全国規模の祭典です。概要を述べると、約1週間のキャンプを通じ自然、及び全国のスカウト仲間とふれあいながら、自らのスカウト技能を駆使し、パイオニア章の獲得を目指し課題をこなす。といったものです。
我が団から3名のスカウトが参加し、花形団委員長、藤田RS隊長、新井RSがSHQに、河合武夫相談役、木村BS隊長がGHQに、前山BS副長が隊スタッフとして奉仕されました。お疲れさまです。
スカウトが所属した神奈川第一隊の隊長を務められた前山BS副長からお言葉をいただきましたので、紹介させていただきます。
「夢と感動」をテーマに開催された第12回日本ジャンボリーは当初の予想と異なり、「雨と涙」といってもよいほどの強雨の連続でした。
8月3日、秋田県・森吉山麓高原の会場到着と同時の猛烈な雨にスカウトたちはすっかり意気消沈。ただ呆然とするばかり。昼食ごろから少し晴れた機会を見ての設営と、まずは(住)を確保して休憩をとり──、という具合にスカウトの闘志にどうやって火をつけようかと悩みましたが、結隊式直後から事前訓練を何度も行った成果なのか、指導者・スカウトとともにチームワークすこぶるよく、急傾斜の設営地はいかんともしがたいながら間に合わせの中にも少しずつ環境を整備すべく、日々の改善を行い、野営地らしさを整えつつ、選択プログラムを消化していきました。大会2日目と3日目は、まずまずの天気で選択プログラムの消化も順調に運び初日にしてパイオニア章をクリアした班もあるほどでした。
一日中晴れている日はないくらいの中で、徐々にスカウトの疲労もその極みに達し、ついに3日目ごろから連日体調を崩すものが出て、救護所通いの毎日でした。しかし、幸いみな軽く、この難局を乗り切ることができました。
大会5日目は朝から雨。宗教儀礼も中止となり、環境整備と閉会式参加の準備をはやめてアリーナに向かいましたが、またもや強雨。この体験をもう一度と思ってもできないほど、帰途の異様な光景は忘れることはないでしょう。誰一人として話しもせず、ただ黙々と歩くさまは、何かの行軍のように見えました。川崎に帰るバスの中の安堵したスカウトたちの顔、また津田山に着いて迎えの家族と再会したときのうれしそうな顔を見たとき、われわれ指導者の疲労感も心地よく感じました。雨、雨、雨の中で生まれたわが神奈川第1隊の絆は、大会前よりもさらに強く、長く心に残ることでしょう。
今大会の参加に当たり、派遣団による実行委員会のみなさん、また参加スカウトの父母のみなさんのご支援を心より感謝申し上げ、ここに紙面を借りて厚くお礼申し上げます。
──参加したスカウトにも感想を書いていただきました──
(例によってそのまま変更・訂正をせずに載せています)
ジャンボリーは九日間もありました。こんなに長いことキャンプをしたのは初めてでした。花火を近くで見たのも初めてでした。ドームテントで寝たのも初めてでした。そして、こんなに大ぜいの人たちといっしょにキャンプしたのも初めてでした。
<下浜 臨太郎>
不安と恐怖とトキメキと友情を見つけに始まった僕にとってのジャンボリーは12時間という長いバスから始まり、雨という最悪なあくじょうけんのなか、何とかパイオニア賞を手にし、又もとの津田山にもっとって来たぼくの心、いやぼくたちの心の中にはだれにもかたることのできない、つらかった、むなしかったなどの15才の夏の思い出がいまもこみあげてきます。もう一度行きたいとは思いませんが、友とねたあの1週間、とても充実していたと思います。
<竹林 良太>
ぼくは、事前集会で班長になってしまってとても不安でジャンボリーに行きたくない、とまで思っていました。けれど班員の人や他の班の人がみんなとてもやさしくしてくれたのでとても楽しいジャンボリーをすることができました。
<山重 伸二>
ジャンボリーで学んだことBEST3 1.自然の大切さ 2.友だちとふれあう楽しさ 3.自間の大切さ このようなことを学べたジャンボリーに出れてよかったです。 <深作 光輝> |
9月15日(祝)に、やくそくの式・誓いの式・上進式を行いました。場所は八幡神社でちょっと狭かったですが、新しい隊にあがるスカウトは元気よく、やくそく・誓いをたてました。
今年は、ビーバーからカブに1名、カブからボーイに1名、ボーイからベンチャーに2名がそれぞれ上進しました。新しい隊に入った人、新たなメンバーを迎えた人。それぞれ新たな気持ちでまた元気いっぱいに活動をしていきましょう。
上進式が終わった後、9月15日はスカウトの日でもあるという事で、みんなでカントリー作戦ことゴミ拾いを行いました。小雨が降ったり止んだりする中で、八幡神社からゴミ拾いをしながら進みました。なかなかゴミが多く、袋がいっぱいになるほどでした。特にたばこの吸い殻が多く相も変わらず日本人の意識の低さを感じました。
参加者には、記念品(?)として去年と同じバッジが配られましたが、今年はなんと安全ピンが去年のように両面テープでなく接着剤でとめられていました。ゴミの多さは1年経っても変わらずでしたが、バッジは1年経って進化したようです。
皆さんこんにちは、今度は前号からあまり間を空けずに登場です。何故かっていうと、記事がたまっていたのにパソコンが壊れてたんです。イヤーよくわからないのに適当にいじりまくるのはよくないですねー。反面、パソコンで画像も編集するようになったので、いままでの写真直接コピーよりは絵が見易くなりました(と思っています。どうですか?)。ちょっと目を離して見なければよく見えませんが…。どちらにしろもともと今号の写真はオリジナルからぼけ気味のを拡大処置したので解像度は低いですが雰囲気だけでも、と思って載せました。
何はともあれ今号は12NJ特集です。今回も感想・御言葉をいただきました。尚、前山さんにいただいた御言葉は先日発行された「たまがわ」に載っている記事と同様のものであることをお断りいたします。
私が編集をはじめてから何かと御言葉・感想をいただいています。依頼された方は大変だと思いますが、貴重な生の声がいただけてうれしく思っています。今回も忙しいなか書いていただきありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。
<編集・責任 RS隊 本間 真>
(紙で配布したものを、WEB公開用に再編集しています)
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