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日本ボーイスカウト川崎第48団   第28号    平成10年11月15日発行 キャンプ特集
よんぱちタイムス

◇BS事前キャンプ◇

 7月4・5日に、BS隊で事前キャンプを行いました。4日は、まず設営(キャンプ生活の基本であるテントをたてたり、サイト《班等がキャンプで、食事・住居等の基本的行動を行う空間》を作ること)をしましたが、あまり慣れていないメンバーが多かったために、時間がかかってしまいましたがそのぶん丁寧に出来ました。午後から集まったためにその後はすぐ炊事を行いました。メニューはみんなの強い希望でそうめんを作りました。何となく手抜きっぽいですが結構おいしかったです。夜には、ナイトハイクを行いました。普段とはちょっと違ったテントでの生活の中で、夜遅くまでみんなとしんぼくを深めあっていました。
 5日は、朝食をとった後、早めに撤営(キャンプを終了するにあたりサイト等を使用以前の状態にできるだけ近づけるように整備すること)を行い、事前キャンプを終了しました。

◇炎よ付け!◇

 8月1〜3日のキャンプに向け、7月26日(日)にボーイ隊で、焚き付けの訓練をしました。
 まずみんなは川辺に行って石を集めてかまどづくりをしました。次にまき6本とマッチ6本とナタ・ノコギリ等の工具を使い焚き付けに挑戦!!みんなが思っていたほど簡単に火はつかず、はじめはみんな大苦戦でマッチがすぐなくなってしまいましたが、こつを教えてもらった後はちゃんと付けられるようになりました。これでキャンプ初日の野外炊事もばっちり?

◇ビーバー・カブ・ボーイ合同キャンプ◇

 8月1〜3日にビーバー・カブ隊、ジャンボリーに参加できなかったボーイのメンバーが、足柄ふれあいの村で合同キャンプを行いました。今回、ボーイ隊はカブについていくという形をとったために、カブと一緒に舎営を行いました。日程は以下の通りです。

8/1 出発・オリエンテーション・森の人生ゲーム・野外炊事
  ・ナイトハイク
8/2 ウォークラリー・どろんこ遊び・入浴・キャンプファイア
8/3 清掃・帰宅

 8月1日(土)朝8時に登戸駅に集合して小田急線で小田原まで行き、そこから大雄山線で大雄山駅に行き、さらに坂を40分ほど登ってようやくふれあいの村に着きました。ボーイのメンバーは荷物を持って坂を登ったために早くも疲れを隠せませんでした。
 オリエンテーションを行い昼食をとり、入村式を行った後コテージに入りました。コテージはとてもきれいでいつもテントで寝ているボーイ隊のメンバーには天国のように思えたかも知れません。今回は初の試みとして隊ごとに分けず各コテージにボーイが1班、カブが1組、ビーバーが1人ずつはいる縦割りの方法を採りました。
 荷物をおいた後は早速初プログラムである森の人生ゲームを行いました。このプログラムはふれあいの村の各地にナンバープレートを配置し、スタートからそこのナンバープレートに書いてある指示に従いながらゴールを目指すサウンドノベルの実体験版と行ったゲームで、4つの縦割りチームを作り行いました。各チームごとに慎重だったりスピードを重視したりと個性が出ていました。カブのなかから「こんな波瀾万丈な人生って…」といった何か悟りでも開いたような声も聞かれたりとなかなか楽しんだようです。
 森の人生ゲームで走り回った後には野外炊事のプログラムが待っていました。ビーバー・カブが材料をあらったり切ったりして、ボーイがそれを調理しました。ボーイは事前の焚き付け訓練もむなしく火加減に少々手こずってしまいました。メニューが足柄鍋といってしし肉を使った豚汁のようなものにうどんを入れるといったそれだけで怪しいメニューだったことに加え煮込みすぎてしまったために完成品はうどんがとろけて怪しさいっぱい!「以外においしかった」(カブ以下・リーダー)や「人の食うもんじゃない」(ボーイ)といった賛否両論のでる結果となりました。ボーイとしては「人の食うもん」を作るのが当面の課題ですね。
 ボーイが後片付けに追われている頃、自分たちの担当分が終わったビーバー・カブ隊はナイトハイクに行きました。あいにく星は見えませんでしたが本当の闇を体験させるナイトハイクを行い真っ暗闇のなかを歩きました。
 8月2日(日)部屋の清掃を終え、朝ご飯を食べた後、今回のキャンプのメインプログラムであるウォークラリーを行いました。森の人生ゲームと同じ班編制でコマ地図(全体が載っているのでなく分岐点での情報のみが各コマごとに分かれて記されている地図)を使い大雄山の最乗寺を巡るコースを歩きました。最乗寺では、とても大きな杉や様々な下駄をみたりしました。奥の院まで続く長い階段では、サポートのリーダーの方が疲れてしまいました。いつもの地図と勝手が違うのでちょっと迷ったりもしましたがどのチームも元気よく歩いてみんな無事に帰ってきました。
 ウォークラリから帰って休憩をした後は稲の植えられてない田んぼでどろんこ遊びを行いました。そこにはオタマジャクシ・カエル・ヤゴ等もいて生き物とりにいそしむ人、泥であそぶ人等様々でしたが、ボーイのメンバーの大多数は凶暴凶悪な副長の餌食になっていました。
 泥を落としてお風呂に入ってご飯を食べた後にはお待ちかねのキャンプファイアです。今年は今まででおそらく最強の火の神が降臨!すばらしいお話を頂いた後はみんなでスタンツやゲームを楽しみました。ただ時間がちょっと少なく、ゲームをいっぱいできなかったのが少し残念でした。
 8月3日(月)最終日は虫取りのプログラムが予定されていましたがみんなは昨日までの疲れか予定の朝5時には誰も起きてこなくて中止になりました。朝ご飯を食べた後にはみんなで今までお世話になったコテージやその周辺の施設の掃除を行い、退村式を行いました。退村式では森の人生ゲームやウォークラリーの表彰が行われました。とにかくスピードだけは一番だったで賞や確実だったで賞などユニークな賞が贈られました。お昼ご飯を食べた後に今まで3日間過ごしたふれあいの村に別れを告げ、駅までの下り道を帰りました。みんなとっても疲れた様子で電車のなかでは寝てしまう子が続出しました。これで今年の合同キャンプはつつがなく終了しました。

img28-01.jpg

ふれあい村でとった集合写真
(30cm以上離れたところから見て下さい)

<リーダーより>

 今夏のキャンプは、スタッフに助けられ、そのありがたさを強く実感しました。今回はビーバー、カブ、ボーイの3隊合同でしたが、私が隊長という立場上、責任者となり、全体からキャンプを見させてもらいました。いつもなら自分で動くところを今回は見守る形となったので、不慣れなせいか、適切な指示が出せなかったり、手落ちもあったりしたかと思いますが、何とかみなさんの手をお借りしまして、無事充実したキャンプを終えることができました。ありがとうございました。

<CS隊長 花形 晋>


 今年はジャンボリーと重なり、リーダーや班長・次長クラスがいないため、異例の副長2人が引率してのビーバー・カブとの合同の舎営となった。ボーイならではのプログラムはなかったが、ボーイ・カブ・ビーバーの縦割りのグループで活動したため、ボーイ隊のスカウトひとりひとりがリーダーシップを発揮し、年下の者へのいたわりの心を見せるまでに成長してくれたので、非常に有意義なキャンプとなった。このリーダーシップをこれからのスカウティングに大いに生かして欲しいと思う。

<BS副長 花形 匡>

スカウトの感想です。

<ビーバー隊>
・うおくらりぃをすごくあるいてつかれたけど、すごくがんばりました。
・ぼくはあしがらについて、ほしをきのうとおとといをあわせて20こほしをみつけました。がいとうがないのでくらかったです。

<カブ隊>
・うぉーくらりーおてらにいったとき、ゾウ、りゅうがあったよ。あと小さいおてらには水とこっぷがあってみんなが水とうにいれてたよ。
・もりのじんせいゲームやウォークラリーやいろいろなことができて、たんぼにかえるやおたまじゃくしをとれるのがわかった。あとうぉーくらりーで1位になった。プレゼントをもらった。
・いろんな虫がいておもしろかった。どろであそぶのもたのしかった。
・ハイキング、どろんこずもうが、おもしろかったよ。
・どろんこあそびでよごれたのにちょっとむかついた。おっぽとりができなくてやだった。
・やがいすいじや、ウォークラリー、どろんこあそびなどいろいろやったけど、とても楽しかったです。ボーイの人たちともなかよくできました。キャンプファイヤーの時のげきも、いっしょうけんめいれんしゅうしました。
・8/2のウォークラリーがたいへんでくたびれたけどすごくおもしろかったです。のぼったり、おりたりくたくたでした。一番くたびれたのが、いっぱいあったかいだんでした。
・ぼくはウォークラリーのプレゼントをもらってよかったです。森の人生ゲームやウォークラリーが初めてだったので楽しかったです。
・ウォークラリーがたのしかった。けど、つかれた。カブトムシのオスがほしい。ノコギリクワガタがほしい。

<ボーイ隊>
・弟がしらない人のおじさんからのこぎりくはがたおもらったのがうれしかった。とちゅうでだっそうしなのでしんぱいしたけどみつかってうれしかった。
・はじめてのキャンプだったから楽しかった。けど2日目にぐわいがわるくなったから、ちょっと心のこりだー。
・大雄山の上の寺の水(無料:タダ)がおいしかったけど道をまちがえた。汗をかいたりドロンコで遊んだりしたあとのフロがきもちよかった。出たあとでもっと入りたくなった。
・ウォークラリーでの16番のかいだんをのぼたあとの冷たい水がおいしかった。
・みんなと仲よくできた。けがもなくよかったと思う。ひさしぶりに班長などになり、1番上は、たい変だと思う。自分より下の子がいっぱいいるからめんどう見るのは大変だった。でも、楽しかった。2、3日は、すごく短かくかんじた。
・2日目のウォークラリーとどろんこ相撲が心に残った。今回はよい環境だったのでよかったです。
・ウォークラリーはとてもいやでしょうがなかったけど、コマ地図を見ながらやったらとても楽しく歩けた。それに班行動だったからもっと楽しかった。これからのハイキングもこんな感じならいいと思う。

 以上キャンプしおり「おもいでのページ」よりいただきました。そのまま書き写したので年代を思いながら読んでいただければと思います。尚、今回の参加者の年代は、ビーバー;小1・2、カブ;小3〜5、ボーイ;小6〜中1(中2以上はジャンボリー参加のため不在)です。

◇山重君お別れキャンプ◇

 8月15・16日に引っ越しのために退団してしまう山重君を送るための、お別れキャンプを行いました。計画はBSの班長と次長が全て立てました。キャンプといってもメインは山重君の送別会なので、今回は特別に団ハウスに舎営させていただき、プログラムもレクレーション的なものでした。内容は、まずバレ−ボールをして次にボーリング、夕飯を作って花火をするといった、移動の多いもので、バレーボールでは支柱がうまく立たず、リーダーが柱を押さえたり、更に夕方から雨が降り出したりとハプニングが多かったです。しかし、雨にもかかわらず行った花火大会ではとても盛り上がりました。このように、初日はなかなかせわしなかったですが、2日目は、ゆっくりとみんなで話をして、ボーイとしては久しぶりにゆったりとした時間を過ごしました。こうして、ボーイのメンバーは、山重君との最後の時間を過ごしました。

◇CS・BVS事後キャンプ◇

 6月、7月の事前キャンプがことごとく雨で流れたために、8月22・23日に、CS・BVS隊で事後キャンプを行いました。
 22日の午前10時に集会場に集合したみんなは、荷物を運んだ後、自分たちが寝るテントを立てました。テントをほとんどたてたことのないカブ・ビーバーさんたちは、大苦戦!リーダーの助けを借り一生懸命たてました。時間はかかったけどボーイにも勝るとも劣らないすばらしい出来でした。お昼ご飯を食べた後はかまどを作り早速夕ご飯の準備、みんなで買い出しに行ってカレーを作りました。これまたすばらしい出来でとてもおいしいカレーを食べました。みんながカレーを食べ終わる頃、二子玉川の花火大会が始まり、デザートのスイカを食べながら優雅に花火見物をしました。二子玉川の花火大会が終わった後はこっちの花火大会!今度は自分たちできれいな花火の花を咲かせました。しかし、急にキャンプを決めたせいか花火が終わると多くの人が用事で帰ってしまいスカウトで残ったのはたったの3名、ところがその3人は、少ない人数にも負けずに、より元気に遊んでいました。なぜかみんながいたときよりも騒がしくなったみたいでした。
 2日目の朝、みんなは夕べはしゃいであまりよく寝られなかったらしく眠そうでした。みんなで芋掘りをする畑を見に行き、帰りに朝ご飯を買って集会場に戻ってきました。朝ご飯はパン屋さんで買ったので、みんなは出来立てのパンを食べることができました。ご飯を食べた後は疲れているけどがんばってみんなで徹営をして事後キャンプを終わりました。

◇編集後記◇

 今回は事前キャンプから事後キャンプまでまとめてキャンプ特集にしました。本キャンプを詳しく書いたらなんと2枚にもわたる大作(?)になってしまいました。去年のキャンポリー同様スカウトの感想を載せさせていただきました(名前は場所の関係等より割愛させていただきました)。
 それにしてもずいぶん発行が遅れてしまいました。早くしようとはいつも考えているのですが、なかなか難しいです。これからもより良い48timesを目指しがんばっていきます。

<編集・責任  RS隊 本間 真>

(紙で配布したものを、WEB公開用に再編集しています)


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