どっちがエコ?

2009年5月10日

「高知には春がない」とある友人が言っていました。その通りだと思います。確か去年の今頃はもう半袖を着ていて、大型連休は30度を超える気温で、汗をかきかき、いの町の「仁淀川 紙のこいのぼり」を見ていたのを思い出します。

クーラーの消費量が多くてとてもエコに協力できていないことは書きましたが(「えーこ(ECO)になれない!」 <2008年8月10日>)、最近、ちょっと気になっていることがあります。それは、パック等の回収です。どこのスーパーにもトレイ、牛乳パック、アルミ缶等の回収ボックスが置いてありますよね。おばさんもきちんと洗って、ある程度たまったら持っていきます。そうするのが当たり前と思ってやっていました。でも、その汚れたトレイを洗う時の洗剤と水のことを考えていなかったことに気がついたのです(遅すぎですか?)。高知市は分別の仕方が少し変わり、汚れていればプラスチックであっても可燃ゴミになります。だとしたら、「洗わずに可燃ゴミに出す方がむしろエコになるの?」とちょっと悩んでいます。

また、スーパーのレジ袋は極力もらわないようにしています。高知市はまだ指定袋がないので、それをゴミ袋として利用しています。このレジ袋は石油の不要な成分を有効利用したものだそうで、これをなくすと、レジ袋に替わる物を作るために石油を使うことになって消費量が減るどころかかえって増えるそうです(参照:クロワッサン739号「あなたに伝えたい」中部大学総合工学研究所教授:武田邦彦)

マイ箸を持ち歩く人も増えていますが、使ったらすぐに洗いたくなるおばさんのような人にはかえってマイナスになるような気がしますし、おじさんが日頃、「割り箸が全て悪いように言われるけれど、間伐材で割り箸を作ることは環境には良いことらしいよ」と言っているので積極的には利用していません。

「○○はエコにいいから皆さんも是非!」などと、有名人やTVがやっているとつい信じてしまいがちですが、そこで一呼吸。自分なりに考え、納得してから始めても決して遅くはないですよね。

← 前    目次    TOP    次 →