家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

トイレの換気扇は便器の高さに

2015年6月30日

トイレの換気扇は天井のすぐ下に取りつけられています。詳しく調べたわけではありませんが、その位置しか見たことがありません。

家を建てようと思う前からその位置で良いのかという疑問を持っていました。その位置の方がいいだろうといういくつかの理由は分かります。

まず邪魔にならないでしょう。子どもが触って事故になる心配もありません。ドアの下の隙間から吸い込んで天井から出すようになるのでトイレ全体の換気には適しているのでしょう。

でも換気扇の掃除をするには踏み台が脚立が必要です。それよりももっと、その位置で良いのかと思う理由があります。

換気扇の目的です。「トイレの窓は必要? それとも不要?」<2011年8月31日>で、「今は便座の脱臭機能だけで充分で、換気扇はほとんど使っていません。」と書きましたが、トイレを使ったすぐ後に入ると多少の臭いは残っています。

臭いを感じるのは鼻ですよね。トイレを使うときに換気扇を使うとしたら、便器の位置で発生した臭いを天井で吸い込んで外に出すことになります。その間には臭いを感じる鼻があります。

わざわざ臭いをかがせながら換気しているように思えるのです。それで換気扇を便器の位置にしたらどうかと思っていました。

おじさんは色々なことを思いつくので、設計士に却下されたり、ねらいを理解してもらうのに苦労したことも多かったのですが、この案はすんなり受け入れてもらいました。

便座より少し低い位置で、邪魔にならない場所に付けてもらいました。発生した臭いを上に上げずに短い距離で吸い込める位置です。

短い距離と言っても50センチくらいは離れているので、周囲の空気と一緒に吸い込んでいるのでしょう。それでも高い位置にあるよりは鼻に届く臭いは減っていると思います。

臭いが吸い込まれる流れを確かめたわけではないので客観的な検証はできませんが、効果はあると感じています。

トイレの照明を付けるときに換気扇のスイッチを入れて、照明を消すときにスイッチを切っています。

ガレージの換気扇はタイマーで切れる仕組みにしているので、トイレもそうしておけば良かったと思っています。

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