前回の「外壁のガリバリウム鋼板は汚れが気にならない」を書こうと思ってからしばらくの間、散歩の途中で外壁を注意して見ました。
北側の壁の一部が緑色になっている家が結構あります。築6〜7年くらいの住宅地です。他の住宅地でまだ3年くらいしか建っていない家にもそれを見ました。
ネットで調べてみると「緑色のこけのような汚れを落とす方法」についての質問が数多くあったので、気にしている人は多いのでしょう。それに対しては高圧洗浄機を薦めている回答がほとんどでした。
実は、家を建て始めた頃に高圧洗浄機を買おうと思っていました。高圧洗浄機の威力は知っていましたし、車の下回りなどにも使えると思ってすっかりその気になっていたのです。
ところが工事が始まって、その様子を見ていて気がついたことがありました。
屋根の周囲に当たる部分に、何か網目状のものを取りつけていました。そういうものにものすごく興味があるのですぐに尋ねます。すると通気のための仕組だそうです。外壁の一番上、軒の付け根の部分です。その隙間から通気をするのです。
逆に外壁の一番下はふさがっていないことにも気がつきました。そういえばツル状の草がその隙間から外壁の中に侵入しているのを見たことがあります。
他にも室内の換気のための通気口。室内から青空が見えたりするので、隙間以上の空きです。
どれも通常の雨や強風時の横殴りの雨では問題がない構造だとは思います。でも下からの水の浸入は想定されていないと思います。
高圧洗浄機を使う場合は、地面に立って上向けに噴射することもあるでしょう。外壁の下端は問題ないとしても、軒下の付け根部分は影響がありそうです。部屋の通気口だと更にでしょう。
そんなわけで高圧洗浄機の購入は止めたのですが、実際に使っている人は問題がないのでしょうか。