前々回の「窓の開閉と網戸の関係」で、スリット窓を開閉するためには、ロール式網戸を半分以上は開けないとハンドルを操作できないと書きました。
ロール式網戸の開閉はボールチェーンを引き下げて行いますが、1m動かすとすれば少なくても1回はボールチェーンをつかむ位置を変えて、また引き下げないといけません。そして窓の開閉が終わるとまたまた同じ網戸の操作です。
面倒くさがりのおじさんは、その操作が何とかならないかと思っていました。ある時、窓が開いているときは虫除けのために網戸は必要ですが、閉まっているときは窓のガラスが虫を遮るので網戸の必要はないと気がつきました。
窓を開けたときはロール式網戸を下の端まで降ろします。窓を閉めるためには網戸を半分以上開けますが、今度は網戸の必要がないので網戸は半開のままにしておきます。これなら次に窓を開けるときには網戸の操作は不要です。
この方法の問題点としては、窓を閉めている間は網戸が半開になっていることです。問題と言っても、見た目のことなので気にしなければいいのです。
と思って実際に試してみると、見た目ではなく網戸本来の機能に関わる問題がありました。虫が入ってきたのです。窓を閉めているから虫が入ってくる隙間などないはずなのに、です。
ガラスを通り抜けたわけではありません。網戸に留まっていたのです。網戸を完全に閉めると、網戸の外側に虫が留まっていても部屋に入ることはできません。でも、半開にしているので網戸の下側を自由に通れます。
これでおじさんの思いついた方法はあっけなくボツになりました。
それで気がついたことがあります。ロール式網戸は網戸を巻いて開けるわけです。ということは網戸の外側と内側がくっつきます。その時に外側に虫が留まっていて内側に留まり直したら、網戸を閉めたときには部屋の側に虫が留まっているわけです。
実際にそんなことが起きるかどうか、「ためしてガッテン」ででも実験してくれないでしょうかね。