家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

ルーバー窓に惹かれていたけれど

2013年9月30日

家を建てようと思う前からルーバー窓には関心がありました。一枚一枚の開閉部分が細長いので、その隙間から侵入されることはないと思ったからです。それに見た目がいいですよね。

(ルーバー窓 YKK ap ホームページより)

あるレストランのトイレにルーバー窓がありました。それまでは外側からしか見たことがなかったのですが、初めて内側から見ました。窓の下にハンドルがあり、それを回すと開閉できたのです。それで「これはいい」と思いました。

しかし、ルーバー窓は防犯面で問題があると設計士から聞かされました。一つ一つのガラスが簡単に外れるというのです。

ルーバー窓の開閉の仕組みから考えて、両側に突起(下図の左右の茶色の部分)がありそれを窓枠の穴に差し込んでいるだろうということはすぐに思いつきます。しかし、それなら左右に動かしてもガラス部分が窓枠につかえて外れることはありません。中央部分を強く引っ張るとガラスがたわんで抜けるのだろうかとも思いましたが、ピンときません。

ある時サッシメーカーの修理担当者と話す機会があり尋ねてみると、「一枚一枚のガラスの幅が狭いので、比較的簡単に割れます。割れるとそのまま引き抜けてしまいます。」とのことでした。

そのためでしょうが、1階のルーバー窓にはほとんど格子が付いているように思います。しかしその格子も付け方によっては意味がないようです。 実際に散歩の途中で注意して見ていくと、格子を取りつけているネジの溝が外から見えています。それだとドライバーで簡単に格子そのものをはずすことができます。格子によっては簡単に曲げられるものもあるようです。

それらの対策として、格子の形状や材質の工夫やネジを見えなくする等の方法もあるようです。ネジの問題は、格子を内側からネジ止めする仕組みにすれば解決できそうですが、そのような製品があるかどうかは調べませんでした。

結局、ルーバー窓は採用せずに他の種類の窓にしました。それについては次回に書きます。

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