NVの路上復帰
●ホンダNV
’67年から続いたボデイ枠いっぱいに広がっていたフロントグリルが一変して、S800のデザインをイメージしたものになりより乗用車らしくなったNV。
’80年代の軽自動車ブームによって、一度はお役ごめんになったN360も復活を遂げたものが路上に溢れた。当時ミニクーパーのまねをして改造された通称・まねクーパー!そのベースにされたものも数多い。その為復活を遂げたNVの中にはパテによって張りぼて改造・錆び隠しされたものが多く見られ、数年後また解体屋に捨てられていった。
今回運良く入手できたNVは、そんな中にあってもN好きのオーナーによって保存されていた為に、改造はされていても私の好きなNUタイプになっていてボデイもすこぶるいい状態にあった。


NVの路上復帰スナップ

内装はSタイプ。 繊細?かつ大胆にエンジンを降ろす。 降ろしたエンジン、Nのエンジン降ろしで一番大変なのはエキパイとサイレンサーAのジョイントはずしです。 なんとかエンジンスタンドにセットでき、洗浄を待ちます。 エンジンを外されてさっぱりしたエンジンルーム。
このエンジンルームを塗装したくてエンジンを降ろしたのです。 ガレージに引きずり込み足回りの分解にかかります。 予定外!この色はどうですか?針金でつついてやっと抜け出てきた腐ったガソリンです。 完全にフュエルラインが詰まっていたので、ドリルにワイヤーをくわえ、パイプ内の掃除です。 フュエルメーターもこの通りです。
タンク内が見えますか? 以前使用した花さかGを注入します。 抜け出てきた何者か。 Nのホーンボタンと比べてください、どうですかこの量? 数回にわたって掃除した最後のサビです。
中の白く見える部分は底です、ここまで綺麗になりました。 以前から気になっていたエポキシサビ止めスプレーを吹きかけます。 綺麗に塗れました。 上塗りにも反応せず、いいサビ止めです。 サブフレーム・ストラット・リアアクスルも同様に塗装します。
サブフレームも同様にサビ落としの後、サビ止めスプレーで処理します。 缶スプレーでは割高なので、缶入りを購入、塗装用シンナーで薄めるといい感じで塗れました。 タンク完成の記念ショット。 インパネを取り外します。このデフロスターダクトは初期のNは付いていません(ボディとプレスで一体構成されています) 薄汚れた防音材も取り外します。

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