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第79回授業 子どもの学びを創る会

第79回子どもの学びを創る会
2019.10.12.
学級経営力のグレードアップ術5

1 江原顧問の挨拶 
 吉野彰先生ノーベル化学賞を受賞されましたが,科学への興味を持つきっかけは,小学校の3・4年生の担任から,イギリスの科学者ファラデーの著書「ロウソクの科学」を読んではと,言われことからだそうです。そして,吉野先生の研究を支えたのが,「柔軟性」と「執着心」だったそうです。
来年度から小学校の学習指導要領の完全実施で,「主体的・対話的で深い学び」が,お題目に終わらないようにすることが大切だと感じました。

  2 芝田先生 提案「カリキュラムづくりとマネジメント」 
 2020年度の学習指導要領完全実施を目前に、カリキュラムづくりの論や考え方を学ぶことができました。
・3つの柱(資質・能力)の育成を目指した学校の教育目標の設定,そして学年・学級の目標が決定されること。
・教科等の計画・実践・評価・改善のサイクルを重視すること。
・学習と生活,学年と学年,学校と学校をつなぐ。9年間の成長をつなぐカリキュラムづくりが重要 
「つなぐ」という重要性がよく分かりました。

 
 
3 飯田先生 講話Ⅰ「強い個を育てる学級経営」 
 シリーズ「学級経営力のグレードアップ術」のファイナルでしたが,飯田先生は一貫して,学級経営や特別活動にも理論があると,5回のシリーズの中で言っておられます。学級活動(2)(3)は自分自身の課題を見つめ,よりよい自分になるための具体的な努力目標を意思決定することであることを,「読書パワーアップ作戦」を例に「つかむ」「さぐる」「見つける」「決める」の学習過程で具体的に教えてもらいました。
 理論をもとに戦略を練り,集団づくりを通して個を育てる過程がよく分かりました。

 
 
    4 椙山先生 講話Ⅱ学級活動(2)(3)
「一人ひとりが輝き、学級が潤う日々を目指して」
~課題をチャンスに変える!未来への45分間~
 椙山先生は,教員歴13年目でありながら,山口県内の特別活動をリードされ,文部科学省の資料作成にも関わっておられる実力のある先生です。
 先生の豊富な実践に裏打ちされた学級活動(2)(3)の考え方に感服しました。授業展開のスタンダードを学び,実践を紹介してもらいました。自分事として,いかに考え,自己決定する目標をいかに具体化することが重要かを学びました。授業の演習は、飾り物にしない目標設定の大切さやポイントを納得することができました。もっともっとお話を聞きたいと気持ちが湧きおこり,参加者からも大好評でした。
 
 
    5 学級経営の悩みとQ&A
●10人学級の小さなコミュニティの中で人間関係に悩む子どもたちへの支援。
・言いたいことが相手に言えない子どもたちが、相手に思いを伝えられるようになるための支援があればおききしたいです。(相手に直接言えず、逐一担任に相談してきます。)
●特別な支援を要する児童への注意が多くなってしまいます。よく、誉めることが大切と言われますが、どのようなことを意識すればよいでしょうか。
 参加者からの学級経営の切実な悩みをいただきました。お陰で,これらを参加者全員で共有し、学級づくりの構えや関わり方を考えることができました。指導者からのコメントだけでなく、参加者からも意見をいただくことができました。
 ケーススタディに値するもので,このような時間がもっとあるといいなあと思いました。
 
   
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