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33:二川 |
東海道を歩く (33:二川宿) 6km
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/4d/d98f92b50197c132e4d936a45b740252.jpg)
(写真は、旅籠・清明屋)
愛知県に入り、キャベツ畑の中の国道1号を歩き続けると、東海道新幹線が横切るのが
見えました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0032.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/15/55/80836dc475ad65e1f6c5935c01f91c65_s.jpg)
新幹線のガードをくぐり、東海道線の踏切を渡ると二川(ふたがわ)宿です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
二川宿は、遠江の国(静岡県)から、三河の国(愛知県)へ入った最初の宿場町です。
先ず、宿の入口近くの案内所に入って、二川宿の見どころについて聞きます。
他に客もいなかったので、案内所のおばさんと、ついつい長話をしてしまいましたが、そのお陰で、
二川宿の町の様子や歴史が、よく理解出来ました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
その話によると、二川宿は、江戸時代の道や町割りのままだそうです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_m.gif)
ここは、過去に地震も無く、関東大震災でも大して揺れず、また第二次大戦の空襲もなかったので、
江戸時代のままに残っているとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/car2_tank.gif)
宿場町の中ほどには、東海道では、ここを含め2か所しか現存しないという「二川宿本陣」があり、
また、本陣の周辺にも、当時のままの家屋が点在します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4a/12/cfc215b26d64b76d4c6673c879658857_s.jpg)
写真上は、商家の駒屋です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ea/9ba2d94cc5516d3f233615ac14ca232f.jpg)
写真上の本陣は、平成14年に、土塀、表門、母屋、玄関、土蔵などの全てが、江戸時代の
そのままに、見事に改修復元されており、なかなか見ごたえがあり必見です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/50/c495e2013dfccab70596ae3defa8af97_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/cd/d9aaa73c748002dea112cf9f5f81ff3a_s.jpg)
また、下の写真の本陣資料館は、これまでの資料館の中では桁違いに、資料、展示の内容が
豊富です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_m.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b6/7dc3478de0de6b46ded0541fcd20b6b5.jpg)
江戸時代の東海道について楽しく学べ、見学に2時間はかけたい資料館です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/26/f4dce1dc93206c6a1fd26f62b33feb72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/60/7f/c5286e916fdcdb7b222dd56644a8d287_s.jpg)
見学に2時間もかけられない人へは、ここで売っている「二川宿本陣資料館・展示案内」
(1,000円:当資料館発刊)がお薦めです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0070.gif)
この本は、どの出版社の東海道関連書籍よりも良く出来ており、もし立ち寄る機会があれば、
是非購入して下さい。
資料館の中には、江戸時代の旅行雑誌のベストセラーの「旅行用心集」なども展示されており
楽しいです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
それには、駕籠に酔った時の手当て方法などが、絵入りで細かく書いてあります。
また、江戸時代の携帯旅行用品として、折りたたみ式枕などの他に、密書を入れるための
「脇差し型の書状入れ」等の珍しい品も展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/17/8d/b9a3bd89de1224201433034c98118c45_s.jpg)
写真は、小刀型の財布です。
本陣の隣が、冒頭の写真の旅籠「清明屋」で、本陣資料館と合わせて400円です。
宿場町を抜けると、JR二川駅がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
駅を通り過ぎて、火打坂という名の交差点に、”東海道は右折”の大きな道路標識がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0048.gif)
ゆるやかな坂を登って行きますが、いくら歩いても、次にあるハズの”東海道は左折”の
道路標識がありません・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0059.gif)
火打坂にあんなに大きな表示があったのだから、左折も大きな表示があるハズ、という
思い込みに引っ張られて、ズルズルと歩いてしまい、見切って引き返すタイミングを失って
しまいました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
冷静に考えると、随分と長い距離を行き過ぎてしまっています・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0200.gif)
仕方なく、iPad2で現在地を検索します・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0200.gif)
う〜ん・・・
とんでもない方向!、とんでもない場所にいます!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
”ここは、どこ?” ”私は誰?”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
トボトボと、これまで登ってきた坂を交差点まで戻り、地元の人らしきおばさんに尋ねます。
”う〜ん、坂に左折の表示はありませんよ。”、
”え?では、目印か何か?”![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
”目印ね〜、う〜ん、それも無いんですよね。”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
”どうせ、この先で旧東海道は、国道1号と合流するのだし、その間、見どころも無いから、
このまま直進すれば?”![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
また、火打坂を戻る気力も無いし・・・
メンツにこだわらずに・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
おばさんのアドバイスに従い、交差点を直進し、国道1号に合流するまで歩きます。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
国道1号に合流してから、トラックの排気ガスと騒音に耐えながら、単調な国道1号の、狭くて
歩きにくい歩道を、吉田宿へ向けて、ただ、ひたすら歩きます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0034.gif)
二川宿から吉田宿まで約6キロです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
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バスで行く東海道「第7回-2」(二川宿〜吉田宿) 2012.10.6
「33:二川宿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ad/04cf2296682d8d7ecdc7c7246024e65e.jpg)
浮世絵は、白須賀宿と二川宿の中間の猿ケ馬場で、三人は瞽女(ごぜ)と呼ばれる三味線を手にした
盲人の旅芸人です。
二川宿は、本陣、旅籠屋、商家などの多くの古い家が残っていて、宿場町の風情を残す町並みです。
(次の写真の様に、街道に面した家の二階は、大名行列を見下ろせない様に窓がありません。)![](m_0151.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/f7/9a30b659f85f2aa23bd8793aacfc1596_s.jpg)
本陣は、大名が泊る宿であるため、これまでに見た脇本陣よりも数倍は広い感じで、トイレの中まで
畳敷きです!![](m_0199.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/121318b04ff32964e83fe264eb0bf924.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/5f/016972da724bafe0a8d869cd7473f0f8.jpg)
「二川宿本陣資料館」は、本陣と旅籠屋がセットで見学出来る東海道53次の中で最も内容の充実した
資料館です。(400円)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e5/af01b5f94071605850110ddc601ca897.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/3c/1ec36b1155a4ee894263fe0db490b6e7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/1b/6b1029040602aa3d540490bd6e85e89c_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/83/26826e40a286462a11a3757df0707a45.jpg)
また、二川宿のジオラマも良く出来ており、上の写真のスポットライトを浴びた旅籠の人形達が、
下の写真の3台のスクリーンに写しだされ、人形がそのまま人に入れ替って動き出す、という
凝った仕掛けです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/5f/4ebb502b2a580e9942f410a6735ea63a.jpg)
資料館によると、江戸時代の旅の費用は、1日平均18,000円くらいだったとあります。
以下、主な内訳です。
旅籠代:3,000円
小夜の中山の峠越え(人足1人):2,100円
自宅へ手紙:380円(意外に安い!)
永福講道中記(旅行案内):1,600円
丸子のとろろ汁:500円
安倍川餅(10個):600円
駕籠代(袋井〜見附の場合:1,300円(思ったより安い!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/1b/6b1029040602aa3d540490bd6e85e89c_s.jpg)
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