![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/94/c6dc2c01592a52785e15b68ecdc9d639.jpg)
(写真は、永平寺の階段状回廊)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
曽良は、奥の細道の旅立ちの千住から、ずっと芭蕉に同行して来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_m.gif)
しかし、石川県の山中温泉まで来たところで、激しい腹痛に悩まされ回復しないため、
ここで芭蕉と別れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
更に、福井県の天龍寺で、金沢から同行して来た弟子の北枝(ほくし)とも別れ、芭蕉は、
初めてホントの一人旅になってしまします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
(「山中温泉の別れ」と「天龍寺の別れ」については、「曽良との別れ」を見てね。)
ホントに一人になった芭蕉は、北枝と別れた天龍寺を出てから、ここ「永平寺」に参詣したのち、
富山へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
芭蕉は「奥の細道」で、「永平寺」について、以下の様に書いています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0070.gif)
「街道から五十丁ばかり山の手に入り、永平寺を礼拝した。
永平寺は、道元禅師の開かれた寺である。
都に近いところを避けて、こんな山陰に教えの跡としての寺をお残しになったのも、
仏道修行に対する深い配慮があったからということである。」
我々の「バスで行く・奥の細道」ツアーは、東京駅から東海道新幹線に乗り、名古屋駅で下車、
名古屋駅からは貸切バスで北陸自動車道を経て、福井県の永平寺へ向かいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
永平寺は、加賀の前田家2代当主・前田利家の菩提を弔うために、3代当主・前田利長が
建立しました。
永平寺は曹洞宗の大本山で、現在も、200余人もの僧侶の卵達が、毎日修業に励んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/88/d5a5330681b30576936607e6fbb92822.jpg)
永平寺の門前町でバスを下車、参道を歩いて行きます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/02/a2da75c6a76c47fe88cee57f1ecef30e.jpg)
永平寺の正門の両脇には写真の様に、大きな二本の石柱が建っています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a2/b116f87a1598ec8b8ddbba104ad27471.jpg)
写真は、昭和5年創建の「傘松閣」(さんしょうかく)の2階の160畳敷きの大広間で、当時の
一流の日本画家144名による230枚の花鳥彩色の天井絵です。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ae/dd232f59705391f5295ccdf9313d65f2.jpg)
ここの1階は、参拝者の控室や研修・宿泊のための部屋があるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/b5/5ecc36f110a49b8aec9e8488d2cae2ba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f3/760f41476bdf682c54089b6c33aea925.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/06/26e7f527707c82c0144216b1f8140d6b.jpg)
上の写真は、「大庫院」(だいくいん)で、一階は台所、玄関正面に韋駄尊天が祀られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b7/fd153f865b8cc9c6c4569eaf84da9b44.jpg)
上の写真は、「瑞雲閣」で、大庫院の一部です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ed/9082baea8b7e50df558a3dbe4402c3c1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/28/f4b38a46be6c3e89d99675488a878535.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f1/15648728e6c752d248c0ce77159669ff.jpg)
永平寺に於ける修行の細かく決められた日課の合図は、上の写真の様な鳴り物で知らされます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d0/5fc5c6376726c915a2c35e89c8ac6627.jpg)
上の写真の「僧堂」は、修業の根本となる伽藍で、座禅、食事、就寝などを行います。
修業の場であるここでは、一切の言葉を発してはならない規律だそうです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/93/2097ac44fe09e891293450ba2297216a.jpg)
上の写真は、永平寺の7つの伽藍を繋ぐ「階段状回廊」ですが、全部で300メートルもの
長さがあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/5d/37310284675ed20ff9995d3c6fb4f9b3.jpg)
上の写真は「仏殿」(国宝)の内部です。
壇の上に曹洞宗の本尊のお釈迦様が祀られており、三体の仏像は、過去・現在・未来を
表しているそうです。
また、正面の上に「祈祷」の額が掲げられており、昼や晩の祈祷が行われるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/1d/8104b26c878153b11d5e1ce03740d241.jpg)
上の写真の「法堂」(はっとう)は、説法の道場で、朝のお勤めなどの各種法要もここで行われる
そうです。
1655年竣工の法堂は、方丈建築の中に書院建築の要素も見られる国宝です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/02/5ef6e5bc01b99ec4642c017b96c74e7d.jpg)
上下の写真の承陽殿は、永平寺の開祖の道元禅師の御真廟(お墓)です。
中には、道元禅師の御尊像と御霊骨が祀られているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/23/b65e8b1454c4a7c311f4796acf3ff912.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4f/3cb2bedd7ccf9105fdfd473e7504df05.jpg)
写真は「承陽殿」の内部です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/be/45987823d94decdb5d9ca4c894f43a60.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/4e/994aae9103c44e3a82356e5dbba932fb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/51/e14b63bea41e63f0d1dee997520a19b7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/39/43ee02de99bac2a8c7bac77a1ff2d9ec.jpg)
上の写真は、「鐘楼堂」で、除夜の鐘で有名な大梵鐘は重さ五トンもあり、毎日、朝・昼・夕方・夜
の四回、修行僧が撞いているそうです。
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境内を歩いていると、修業中の僧侶や、泊まり込みの社員研修中の若者とすれ違ったりして、
普通の寺にない修業道場の緊張感が漂っていました。
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我々の「奥の細道」のバス旅行では、永平寺の境内は自由散策でしたが、余りにも広いので、
写真を撮って回っているうちに迷子になりそうになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/05/18e857caa0c3303cdf94f6e78365e121.jpg)