エゾエンゴサク(蝦夷延胡索 Corydalis ambigua )
ケシ目ケマンソウ科キケマン属エゾエンゴサクです。高さは10cmから20cmくらいです、花期は、四月の終わり頃から5月末位までです。
観察ノート◇エゾエンゴサク◇
野幌原始林では、雪が解けた跡の比較的日当たりの良い、道端などで、疎らに群生して見られます。
色は、赤紫から青そして白色へと主に4色ぐらいの種類の花が見られます。
この花の受粉に関係しているとみられる昆虫は、
エゾオオマルハナバチです。密源が花の奥の方に有る為、中舌の短い
セイヨウオオマルハナバチは、花の根元に穴をあけて採蜜します(盗蜜と言われる行為)。もし送粉者である、エゾオオマルハナバチの「長い中舌」の特性が損なわれるとすれば、エゾエンゴサクの受粉にも、大きな影響が有るかもしれません。