へーちよ
_ ちょこっとだけ。どうやら完全に麻美先輩ルートに乗ってしまったらしい。でもこれまで敢えてきっちりはまり込まないように外し気味の選択肢を選んできてるんだよなぁ。
_ 久しぶりに動かす目覚ましがまともに作動するかどうかが不安だったせいか、4時台に目が覚める。それからうつらうつらしては目覚ましを見る。最悪の朝。
真寿美:まったく神経質なんですから、acephaleさんは。
俺:うーん、たしかに参ったわ。
真寿美:でもこれで目覚ましが鳴ることは分かったんですから、今夜はちゃんと寝てくださいね。
俺:あの、今起きたばっかりなんですが……
_ おくさんもおくさんで寝床で半べそ状態だったりする。
_ 時間的余裕があったのでSATSUKIを起動してみる。やまぐうさんから新サイトの案内メールを頂く。再開おめでとうございます。
_ さすがに7日半も開けているとメールが積もってる。旅費精算やら何やらで午前中半分潰れる。
_ 昨日梅の花粉を吸いまくったせいか、はたまたオフィスダストのせいか、洟がひどい。昼休みも出かけず。
_ 午後1でちょいと打ち合わせ。そこで出たネタを調べるのに午後の残りを使う。
_ 4時から共同作業する相手がはまりで1時間以上遅れ、しかも作業自体うまくいかなかったりする。相手がお持ち帰りで調査。
_ おくさんは定時離脱。こっちは1hのプラスで離脱。
_ 『マップ1』。Dreamcast版「みずいろ」はなし。「銀色」完全版に早くもプレミア。
_ 『ヨドバシ』で露出オーバー続出のはずのTXを現像・プリントに出し、「WorkPadでござる」に記事のあったWorkPad c505の値段を見に(「ござる」は『ビックピーカン』の話だったが)。すでに店頭になし。おくさんはカラーで29800円ってのに結構くらくらきていた模様。それからフルコンテンツの電子辞書でえらく小さいのがあってくらっと来る。広辞苑を持って歩けるのは魅力的。ってことで、少し前に1台買ったんだけど、そいつは現在実家の親父の手元。奪回するか新調するか。
_ 『ダイコクドラッグ』で葛根湯加川きゅう辛夷を買う。
_ 池袋に出て『芳林堂コミックプラザ』。「ゴルゴ13」のベストセレクションを見る。13本の内読んだことのあるエピソードが半分近く。これに1800円はちょっと…… てことでゲコ。
_ 家に着いてみると新聞受けにまだ夕刊が。おくさんはまだ帰っていないらしい。で、玄関口まで行って財布を出して中の鍵……がない。ありゃりゃ…… 幸いにもおくさんがまもなく帰ってきてくれた。不幸中の幸い。もしこれでおくさんが先に帰っていたら、鍵がないことに気が付くのはもっとひどい状況の時だったかも知れない。
_ 鍵は土曜日にはいていたズボンのポケットに。やれやれ。
_ TBSで2250hから眺める。あの社民党のおばさんどうにかしませんか。マスコミが喜んで使いそうなキャラではあるが。
_ 社民党だか民社党だか分からなくなったところで芥川「河童」の中の一句を思い出した。
(前略)ちょうどそのころ天下を取っていた Quorax 党内閣のことなどを話しました。 クオラックスという言葉はただ意味のない間投詞ですから、「おや」とでも訳すほかはありません。
政党名なんてそんなもんだよな。
疲れてる?
_ 昨日目覚しの動作は確認済みなのに、今日も変な時刻に目が醒める。しかもそれまで見ていた夢と来たら……中学生じゃあるまいし。
紗妃:……
俺:白眼視するなよぉ。こっちだって見たくて見たわけじゃないんだから。
紗妃:夢は見る人の願望を現すってよく言いますけど。
俺:それはそれで事実だけど、それだけじゃないぞ。
紗妃:外に何があるんでしょう?
俺:蓄積された記憶の混濁した再生。
紗妃:それはつまり、覚えていることや人がつぎはぎのように脈絡なく出て来るということですか。
俺:その通り。
紗妃:出て来る内容の順番はどこで決まるんでしょう。
俺:最近覚醒時に経験した内容は出やすいな。でも今回の夢につながることはなかったが。
紗妃:ならやっぱり願望でしょう。
俺:断定するなって。
_ 鼻詰まりが元で口を開けて寝ていたから、痛いぐらいに乾き切ってる。さっそく葛根湯加川きゅう辛夷を服用。
_ 御飯のおかずに昨夜煮た大根。真っ白なラードに固められている。
_ おくさん今朝も「やだの歌」を歌う。
_ 出がけに鼻炎カプセルをひとつ。
_ 車内吊りで目に入ったのでコンビニで「Flash」誌の「妹萌え」の記事。大した内容じゃなかった。だが言われてみれば「亜美とんじゃう」も妹だったなぁ。
_ しかしよく12通りも呼び方を考えたよな「妹姫」。
_ 朝一発目から打ち合わせ。
_ その後午後の別の打ち合わせ用に万年筆振り回してブレーンストーミングと言う名の落書き。
_ この万年筆(Parker 75)が実は地味ながら名品だったらしい。もっとも自分の持っているブラックやシルバーグレンドルジュではなくスターリングシルバーが、らしいが。
_ 昼食の席で先輩O氏が、洟が出て仕事にならんとぼやく。
_ 食後外へ。暖かくていい気持ち。本屋経由でドラッグストアへ行きティシュー5箱パックを抱えて戻る。
_ 午後の打ち合わせは好き放題言いっぱなし。
_ 定時過ぎてちょんぼを発見される。何でメールボックスDBの持ち主が管理者になってないんだ? で、前に見付けておいた管理者強制セットの仕組みを試してみる。なんとか成功。
_ 事務連絡を告げに来た先輩W氏、一通り言い終わると「疲れてる?」と訊いてきた。そう見えるのかなぁ。今日は洟も止まってるからそんなひどい顔はしていないはずなんだけど。
_ 2.5h近くプラスで離脱。
_ 昨日依頼した現像&プリントを取りに『ヨドバシ』へ。予想していた程の露出オーバーは無く、1枚だけすっ飛んでた以外は一応見られる状態。もっとも細かい露出や構図は納得いかないところが多いが。
_ Leica M7が夏にリリースらしい。公式サイトによると有効基線長の違う3モデルがある模様。
_ Bessa R2も予約受付開始。うひ。
真寿美:買うんですか?
俺:Leicaなんか買えないよ。30何万もするんだから。
真寿美:そうですか、Leicaは買えないんですね。
俺:どうして「は」にアクセントを置きますか真寿美くん。
真寿美:Bessaなら買えるのかなって思って。
俺:まあ買おうと思えば買えなくはないかも知れないけど……しかし珍しいな。真寿美が購買を唆すなんて。
真寿美:そうですか? 前からacephaleさんが欲しいなんて言ってらしたから、ちょっと言ってみたんですけど。
俺:なら踏み外して購入に走ったら真寿美くんのせいってことで。
真寿美:あ、それはあんまりですよぉ。
_ 昨日煮ておいた豚バラと大根の煮物、今晩さらにおくさんが煮詰めていいお味。
_ プレイが出来ないので「みずいろ」のマニュアルだけ見てたり。どうやら日和だけでなく雪希以外は全員CVがPC版と違うらしい。うぬぬ。
紗妃:声だけならPC版でなくても、ドラマCDがありますが。
俺:なるほどね……
・・・
_ 駅の脇の山桜が早くも花開きつつある。
真寿美:春ですねぇ。
俺:春だなぁ。
真寿美:何だか気持ちがのんびりしてきますねぇ。
俺:平日の朝じゃなけりゃな。
_ 昨日の残りの管理者埋め込み処理を済ませてから、前々からよく分からん状態だった障害の原因と対応に当たりを付けてベンダに振る。
_ それから明日の打ち合わせの資料まとめとか。
_ 昼休みは図書館。2冊ほど気になる本があり、古本屋で探すことを検討。しっかり読んでみたい本だけど、昼休み程度じゃじっくり読めないんだよなぁ。
_ プラス1.75hぐらいで離脱。
紗妃:とても簡単じゃありませんか?
俺:何が?
紗妃:書いてある内容がです。
俺:そうかぁ? これといったどたばたがなけりゃこんなもんだと思うぞ。
紗妃:それと、図書館のことですけれど、貸し出しって出来ないんですか?
俺:いや、勤め先が区内にあれば大丈夫なはずだが。
紗妃:なら借りて読めばいいんじゃないかと思いますけど。
俺:ああ、それもそうだな。でもやっぱり期限を切られてると落ち着かないしさ。
紗妃:わがままな……
_ 昼の計画通り高速で古本屋のはしご。3件当たって全滅。1冊はどこかしらで引っかかると思ったんだけど。
_ ごはん研いで炊飯器仕掛けて洗濯機仕掛けて野菜の皮剥いて鍋に火をかけて干してあった洗濯物畳んでしまって植木に水やって食器並べて済んだ洗濯物干して風呂掃除してやれやれ。
真寿美:大車輪ですねぇ。
俺:ふっふっふっ……ふぅ。
真寿美:あ、あはは……まあ一休みしてください。
_ おくさんがなかなか帰ってこないので、傍らでDreamcast版「みずいろ」(第1回その3)を進めながらぐるぐる。
紗妃:またそういう器用なことを……
俺:いいじゃないか器用なら。
紗妃:言い換えましょうか? 落ち着きがないって。
俺:あんまり時間もないんでね。あれこれ並行でやらんとこなしきれない。
紗妃:まあいいですけど、そんな状態でゲームをやっていて楽しいですか?
俺:まあそれはそこそこに。
紗妃:そうですか……
_ Artemis☆さんと同様、うちもみんさんのとこにつながらないです。一時鞠絵あんてなでとんでもない更新日時が出ていたりしてましたが、どうしたことやら。
_ 睡眠時のマスク着用、うちのおくさんはやってますが、私自身はどうもうっとうしくて……
_ みずいろのCVの話はやっぱりそういうことですか。やまぐうさんがこの件について何も触れずにプレイされていたのでそうではないかなと思ってましたが。
_ 土鍋でソーセージ入りポトフ。
_ 後片付けを済ませるともう11時半だったりする。
・・・
_ 乗り換え待ちの間2分ほど本に目を通していたら変な風に目が冴えて眠り損ねる。
_ 頭が冴えていない割に新機能の検証とかやってたり。
_ 昼食時同席した元上司(すけべ)と納豆の話とか花粉症の話とか。
_ その後図書館に行くが休館日。なので不動通り商店街に出てクリーミーパウダーを買って帰る。
_ ヘルプデスク部隊が騒いでる。新手のウィルスが出たらしい。
_ 会議を経て昨日より5分遅く離脱。
紗妃:今日も簡単な書き方ですね。
俺:平和な証拠だよ。
紗妃:ウィルスが発見されたのにですか?
俺:こっちは感染したわけじゃないし。
紗妃:それは別にしても、実際の仕事の雰囲気は決して平和に見えないんですけど。
俺:それは言うな。言わんでくれ。
紗妃:はい、そうおっしゃるならやめておきます。
_ すんでの所で準急を逃し、即座に回れ右をして向かいのホームの急行を待つ列へ。何とか座れたが狭くて不自然な体勢。気持ち悪くなった。
_ 晩のおかずのレシピを探すのに20分も掛かったり。
_ 煮込み&おくさん待ちの間録画した「Kanon」を見るが、だんだんかったるくなってきた。先に外注H氏に回そう。
_ 帰ってきたおくさんが「白い日」の戦利品を大量に抱えて帰ってきた。
_ 鰤大根、若布の味噌汁。思ったよりよくできた。
_ 日向裕羅さん休業でショックを受けている人多数。美魚@21-TwoOne-も割とよかったのに。
真寿美:あの、acephaleさん、それは意味が違うと思うんですけど。
俺:んぁ?
真寿美:磨くって、中身の話じゃないんですか?
俺:あ、そ、そうか?
真寿美:中も外も、確かに磨けば光りますけどね。
・・・
_ 今日はなんだかよく分かりませんでした。某DBのデザイン変えとか。
_ 図書館で雑誌閲覧。アサヒカメラのバックナンバーにあった猫の特集に見入る。
_ 久しぶりに外注H氏とじゃれたりする。ネタは相変わらずのゲームの台詞。
_ おくさんは時間代休でちょこっと早く脱出。
_ 定時を1時間ばかり過ぎて帰ろうかとしたところで調査を持ち込まれる。面倒だったが気付いてよかった、という項目。
_ 結局2.5h+で離脱。
_ 今夜はおくさんが観劇後実家へ行くのでフリー。しかしこの時間じゃなぁ……
_ 晩御飯。池袋に出て『CoCo壱番屋』でフィッシュフライ・チーズMIX1辛300g。
_ その後昔良く行った古本屋を2軒引っかけて早々に撤退。
_ 家に帰って洗濯機回して、その間アイスもなかを囓りつつDreamcast版「みずいろ」をやりながらぐるぐると日記書き。
わふわふわふ
_ 第1次覚醒、0635h。
俺:ぐぇ、休みだってのになんだってこんな時刻に……
真寿美:考えるより寝直した方が早いですよacephaleさん。
俺:御意。それではおやすみなさいぐー。
_ 第2次覚醒、0920h。
真寿美:あらためておはようございます、acephaleさん。
俺:おあよ。
真寿美:今日のご予定は? お出かけされるんでしたよね?
俺:うん。真寿美も来るか?
真寿美:え、え、え、え?
俺:そんなに慌てることでもなかろうに。
真寿美:えーと、いいんですか?
俺:どうせ今日は一人だしさ。
真寿美:うーんと……えっと……
俺:いや、そんなに悩むことでもなかろうに。
_ 軽く朝飯を……って、軽く喰う分しかないか。
_ えーと、掃除は明日するとして、今日の足はどうしよう……
紗妃:電車に決めていたのかと思いましたが。
俺:昨日程度に暖かければ二輪でもいいかと思って。
紗妃:走っている最中に洟が出てきたらどうされるんですか?
俺:風に散らす……って冗談だ冗談。逃げるな。
紗妃:でもacephaleさんはヘルメットがSZだからまだいいですよね。フルフェイスの人ってくしゃみとかどうしてるんでしょう。
俺:あ、姫のもジェットタイプか。
紗妃:はい。
俺:確かにフルフェイスの人に訊いてみたいところだが。
紗妃:ところで今日はどうなさるんですか?
俺:自分で話を逸らしておいて平然と戻すかい……
電車でGo!に決定。
俺:ってことで、真寿美、支度はいいか?
真寿美:え、え、え、え? ほんとにお供なんですか?
俺:面倒ならいいけど。
真寿美:め、滅相もないです!
俺:ぷっ……滅相もないって、真寿美クンの口から聞くとおかしいな。
_ 曇ってはいるものの暖かい中、さっさか駅まで。
真寿美:お花もずいぶん咲き出しましたね。きれいきれい。
_ 丁度急行と準急1セット出ていってしまった直後なので、10分弱を本屋で潰す。んでもって、さっさか行こうと先発の混んでいる急行に乗る。
俺:座れないけどいいか?
真寿美:はい、全然。
_ で、電車の中で立ったまま原稿メモ書きとか。
_ 乗り換えて山手線で座り、メモ書きの続き。
_ 上野着。アメ横に直行しようと不忍口から出たが、ふと眼をやると『聚楽』(だったっけ)のある建物の1階で古本市をやっているので見に行く。土地柄美術関係の本が多かったが、それに負けずとエロ本も多数。特に買う物もなく出てくる。
_ でもってアメ横。ちゃっちゃか進んで狙いのところ。まずは店頭在庫チェック。2軒ともありそう。一旦他の店を眺めてから、安かった方に舞い戻り、Pelikan Souverän 600(緑縞)をあっさり捕獲。
真寿美:わ、迷いなしですか。
俺:珍しいだろ。
真寿美:はい! あ、あわわわ……
俺:いやいや、いいよごまかさなくても。
真寿美:そ、そうですか……でもほんとにあっさりでしたね。
俺:なんか開放的だったかな、精神的に。
真寿美:お財布的に、の方が合ってる感じがします。
で、化粧箱を付けてもらったが、ブルーブラックのインクは在庫切れ。
_ ふらりと国道側に出る。そう言えば『多慶屋』があったっけ。で、足を向けてみる。
真寿美:紫色の建物ってすごいですね……
俺:高崎だったかの『ビックカメラ』は確か昔真っ赤だったはずだが。
真寿美:センスないなぁ……
俺:インパクトだけ与えられればいいって世界だからな。んじゃ行くか。
真寿美:え? 入らないんですか?
俺:うん、来ては見たけど、ここで欲しいものって別段ないからさ。
真寿美:は、ははは、そうですか……
_ そのまま歩いて末広町。今日は余り秋葉界隈に深入りする気にもならず。
_ それでも一応『イケショップ』。Palm V関連の品が減ってる。液晶保護シートだけ買って離脱。
_
ふと望月さんが夢に見るほど入り浸り行きつけの『ひよこ家』の存在を思い出す。この辺だったっけ。場所だけ確認しておくか。
真寿美:『ひよこ家』って、何のお店ですか?
俺:店員さんがメイド服着てる居酒屋。
真寿美:は、はぁ……
だが結局見付からず。*1
*1: 帰宅後確認したら、国道挟んで向こう側だった。まさかそっちだとは思わなんだ。
_ その流れで見付けた中古ゲームソフト屋。会計の脇にねこねこソフトの棚があって、PC版「みずいろ」がバカ値でずらり。なんだか腹立たしくなってきた。
_ そのまま蔵前橋通りを歩く。そう言えば神田明神って行ったことなかったな。
_ 途中一眼レフを持った集団がお互いに写真を撮りあって……るのか? フレーミングだけか? 横を見ると写真教室があった。そこの生徒らしい。
_ 隣の公園の側から明神の境内へ上がっていく。と……
真寿美:太鼓……の音ですか、これ?
俺:そこの立体駐車場を車が上がっていく音、じゃないよな。
真寿美:行ってみましょ?
俺:うん。
若衆太鼓・稚児太鼓を生演奏中だった。一節聞いたが、丁度最後の一番だった。
_ さらにニコライ堂の屋根を見ながらお茶の水へ。ここから丸ノ内線で池袋に戻るつもりだったが、聖橋側に出てしまい地下鉄の駅に入り損ねる。ま、いっか。
_ で、JRお茶の水の駅前をぶらり。古本屋があったので入ってみると、店のおやじが客だか別の店のおやじだかと、いい値の本を買っていったマニアがいただの、ヘディンの全集が入っただのと話をしている。何でもないけどどこか高尚な感じがして気分がよかった。秋葉ばかりじゃなく、たまにはこういう空気も感じておかないと。 そこで和羅事典があったので手に取ってみる。数ページめくって、「白」がラテン語では"album"だったと知る。すると「WHITE ALBUM」ってのは…… 辞書自体は大した値段ではなかったがちょっと薄目だったのでゲコ。
_ 斜向かいの『丸善』店先で特価本セール。さらに並びの同文具売場でインクを求めるが、ここもロイヤルブルーばかりで、やっとのことで1瓶探し出してもらう。
_ ここまで来たらと神保町。特にどこにも入らず、さらに飯田橋まで抜けて有楽町線。
_ 東池袋で降りてサンシャイン通りのゲーセンを眺め、とどめに『東武』でちょこっと買い物して撤収。
真寿美:あ、おいしそう……
俺:ごめんね、これはおくさん用。
真寿美:いいです。だって北海道のお土産いただきましたし。
俺:これが姫だったらただじゃ済みそうにないが。
_ 帰りの電車は座ったが書き物の出来る体勢ではなく、読書に走る。Yourcenarの「とどめの一撃」。序文の内容がどういう訳か極めて明晰に頭に入ってくる。
_ 16時過ぎに帰投。
真寿美:お疲れさまでした。
俺:ほいお疲れ。
真寿美:久しぶりによく歩きましたね。その割にお鼻も大丈夫でしたし。
俺:ま、たまには歩かないとね。今日は電車にして正解だったよ。思い付きであっちこっち行けたし。
_ 荷物を片付け一休み。あいすまんじゅうを囓り「みずいろ」の続きをやりながら軽くぐる。
_ それから早速ペンの準備。試し書きの時のインクを水洗いして、インクタンク充填。すごい容量だなぁ。これだったら原稿用紙100枚は一気に行けるかな。今のParker75のピストンフィラーは30枚がやっとだったけど。
_ 原稿用紙1枚半ほどだらだら試し書き。うーん、思ったよりニブは堅い感じがする。書き味はParkerよりなめらか。でも書き出しで紙に当たる角度がつかめないので線が切れることしばしば。Parkerの首軸は指の当たるところが面取りしてあるのと、ニブの角度が変えられるのとで、持つと一発でぴたっと決まるのだが。まあしばらくはニブ自体とこっちの手とを馴らし運転ってとこか。
_ とかやってたら1800h。そろそろ出ないとクリーニング屋が閉まってしまう。
_ で、今度は車で出撃。
_ クリーニングの引き取り後、『ほんだらけ』へ。一応目当ての本はあるのだが空振り。
_ 久々に小金井。目当ての本はなかったが、代わりに昔面白そうだと思いつつも手の出なかった「ガロアの生涯」が400円だったので捕獲。こちとら数学関連が全くダメなのだが、彼の生き方自体は面白そうだったので。
_ で、2135h帰投。目標帰投時刻2200hのところ、割といいペースだった。
_ 晩御飯の支度をしていたら2200h丁度におくさんから電話。明日の帰り時刻の話とか。
おくさん:で、今日は何してたの?
筆者:あちこちぶらぶら。
おくさん:何か買った?
筆者:ペン。
おくさん:ペン?
筆者:うん。
おくさん:そういえば、こっちにお祖父さんの使ってた40年もののPelikanの万年筆があってね、緑の縞の。
筆者:(ひくっ)うん。
おくさん:あれってインクどうやって入れるの? お尻のところ回すんだよね?
筆者:うん。お尻を回すと中のピストンが下がるから、そしたらインク壺に入れて回して戻す。
おくさん:え、ちょっと待って? 先に回して、インク壺に入れて戻すの? インク壺に入れてから回すんじゃないの?
筆者:先に回して引き出しておいてからインク壺だよ。だってそうじゃなかったら、お尻出っぱなしになっちゃうじゃないか。
おくさん:あ、そうなの? 逆教えちゃった。いつお尻を戻せばいいのか分からなかったからそこは適当にやったけど、書けてるからいいかって。
筆者:それはインク入ってないと思うんだけど……
_ 解凍御飯、ハイルブローナー(ソーセージ)、韓国ラーメン。
_ またも「みずいろ」やりながら日記書き。麻美先輩の「……はい」もいろいろ表情があって面白い。
掃除
_ 第1次覚醒、0640h。またかよ……
_ その後目が覚めたりうつらうつらしたりを繰り返し、結局寝床離脱は0830h。
_ 新聞読んでかるくぐるぐる。
真寿美:朝御飯は?
俺:略。
真寿美:え?
俺:驚くことじゃあるまいに。日曜なんかいつものことだもの。
真寿美:だってこれから肉体労働でしょう?
俺:肉体労働には違いないが……
真寿美:ですよね?
俺:でも去年の夏なんか、朝飯抜きでオートバイの試乗会に行ったし。
真寿美:はぁ……
_ 朝布団から出てこないおくさんがいない隙に布団干し、シーツと枕カバーの洗濯。
_ 荒れ放題の和室の掃除。おくさんの散乱させた雑誌やら何やらを積み上げ、テレビ台の裏の埃を掃き出しがてらちょっとレイアウト変え。これで2時間近くとえらい時間を喰う。
_ 1130h頃おくさんから池袋到着の電話。昼飯を買って帰るとのこと。
_ 風が強くなってきたな。と、干しておいたおくさんの枕が忽然と姿を消している。飛ばされたか。
真寿美:ベランダからは……見あたりませんね。
俺:川に落ちて流されたかな……まずいなぁ。
真寿美:いい枕なんですか?
俺:どこで買ったのかは知らないんだけど、自分の体に合わせて詰め物の分量を変えられるやつなんだよ。
真寿美:それって優れものじゃないですかぁ。
俺:だからまずいなぁ、と。
真寿美:あたし、探してきましょうか?
俺:たのんます。
_ 引き続き寝室。ここもおくさんの本が散乱していて、片付けるのに一苦労。昔なくしたと言っていた目薬とか出てくるし。
_ 風がひどくなってきたので慌てて洗濯物と布団を取り込む。この風で枕も転がって行っちゃったかな。
真寿美:戻りました。
俺:ああ、どうだった?
真寿美:見付かりませんでしたけど……もしかすると誰かが拾ってくれたかも知れません。
俺:ならいいんだけど。
_ 廊下掃除のあと、ここもまた散らかっている上に埃だらけの居間。片付け始めたところでおくさん帰宅。
筆者:まず最初にお詫び申し上げます。
おくさん:?
筆者:枕を飛ばされてしまいました。
おくさん:枕って、あたしの?
筆者:うん。
おくさん:え〜ショックぅ〜!
筆者:あれ、どこで買ったんだっけ?
おくさん:通販の限定品……
筆者:……あちゃぁ……
_ お互いがっかりしながら天むす・おむすびと焼売のお昼。
_ 食後手伝うとて言っていたおくさんがあっさり昼寝に走る。こっちは残りの掃除を始め、15時過ぎに完了。
_ ふと思い立って枕探しに降りる。って、「枕探し」じゃ別の意味になっちゃうか。
_ 管理人室の前に何か置いてある。ポリ袋の包みに「庭に落ちていました」と貼り紙。中身は正しく行方不明だった枕。よかった……
真寿美:よかったですねぇ。
俺:捨てたもんじゃないねぇ。
ほっとしたので、持って帰った枕を昼寝中のおくさんの頭上に投下してみたりする。 動じずおくさんはその枕を抱えて昼寝続行。
_ 一休みがてら「みずいろ」の続きで麻美先輩END。うーん悪くはないんだがちっと踏み込みが浅いかなぁ。キャラとしては割と好きな方だったかも知れないけど。しかし主人公片瀬健二、おまえも折原浩平の眷属か?
_ ついでに言うと、PC版の場合このどこにぇちシーンが入るんだろう?
・・・
_ まあそれなりに。しかし部屋にいるとかえって鼻閉塞が悪化するのはどういうわけだ。やっぱりオフィスダストのせいか?
_ おくさんが宮尾登美子「藏」を読みたがっていたので、幡ヶ谷の古本屋に行ってみる。わりとあっさり見付かったので捕獲。おまけに教養文庫の仏教美術入門書。この店って昔からのところだからだろうか、結構いい品揃えだ。
_ 圧力鍋でカレー。付け合わせに菠薐草のソテー。
_ 制服のところですか……って、えーと私服になったのがあの時だから……あそこかな?
紗妃:絶対他の人には分からない書き方ですね。
俺:大目に見てください。次回プレイ時は誘いますから。
紗妃:次回は誰を目標にするんですか?
俺:うーん、前回様子見のつもりだったのにエンディング行っちゃったんでちっと損した気分なんだが、その意味では等身大タケコプターかな。
紗妃:等身大タケコプターが誰だかは分かりますけど、「その意味では」ってどんな意味だか全然分かりませんが。
俺:ごめん頭が動いてない。
_ もひとつ。これを見て「ザクとは違うのだよ、ザクとは」とか言ってしまうのはやはり腐っている証拠だろうか。電子広辞苑を実家から回収してくるか。
ねむい
_ 目覚ましに起こされるまで起きなかったが、しかし猛烈に眠い。鼻閉塞で呼吸困難起こしてはっきり意識されない程度に何度も眼を醒ましてたかも。睡眠時無呼吸症候群と同じように。
_ 鼻の具合がひどすぎ。鼻炎カプセル服用。
_ 午前中いっぱいかけて人んとこのサーバの再セットアップ。思ったよりは楽勝。
_ 図書館。清水書院「人と思想」シリーズからVerlaine。確かにBaudelaireやMallarmé、そして殊にRimbaudに比べると影が薄い。この本はそこを突いてきていて惹かれる。新本でも買いかな。
_ しかしやはり眠気が…… 隣に座ってた人は「AKIRA」を抱いたまんまいびきかいてるし。
_ 久しぶりに帰りも新宿まで歩いてサザンの『紀伊国屋』。途中連絡デッキ上から待機中のE257を発見。
_ 昼の本を探しに上がるが空振り。
_ 角川文庫のShakespeareの表紙を金子國義が描いているのを見てびっくり。
_ 池袋『芳林堂』へ。ここでも空振りすごすご撤収。
紗妃:絶版本ではないんですよね?
俺:『紀伊国屋』にぶら下がってた目録には記載があったからね。
紗妃:たまに買おうと思うとないものですね、欲しいものって。
俺:なんとかの法則だよなぁ。
_ 立ったまま睡魔に敗北……
_ おくさんは先輩とお芝居を見に行ったので、一人で一晩寝かせたカレーとミニトマト。
_
Ah いつか永遠の 眠りに就く ヒマで
(どんなメロディをあてるかはお任せします)
_
第2回。予定通り後背面積扁平胸部清香ルートで2月1日朝まで。よくあるペースですな、これ。
紗妃:導入部は一種王道と言ってもよさそうですね。
俺:先に行ってどうバケるか。脇として母親が登場したから、これがどう絡んでくるかだな。寝不足と言い砂絵と言い母親への態度と言い伏線張りまくりだし。
紗妃:そうですね。
・・・
_ ホームレスっぽいおじちゃんがすれ違いざまつぶやいた「氷点下35度」という言葉に、すかさず「それはないだろ」と心の中で突っ込んだ自分の反応の良さに苦笑。
真寿美:それ、なんか変です。
俺:そ、そうか?
真寿美:変って言うかおかしいって言うか、どうして人の独り言なんか聴いてるのかが不思議です。
俺:別に聴こうとして聴いてるわけじゃないんだけどね。どういう訳か耳に入ってくる。
真寿美:おまけにちゃんと受け答えまでして。
俺:言葉に反応する速度が、必要ないときに限って上がるんだよなぁ。
真寿美:必要ないとき、ですか。
俺:必要なときには途端にがちがちに固まる。
真寿美:本当にそうだったら、書くときは大変ですよね。
俺:最近はそれでずっと困ってる。
_ あんまり歩き回ると午後の会議で轟沈しかねないので不動通り商店街へ。通りの垂れ幕が、買い物袋を提げた、妙に主婦っぽい不動明王。
_ 本屋で「日本カメラ」「アサヒカメラ」のLeica M7の記事を立ち読み。ほぉ、AEが付いたのか。
_ 池袋でおくさんを先に帰して『LIBRO』へ。河出文庫からCélineの「なしくずしの死」が出ているのを発見して驚く。値段も驚いたけど。1300×2だと。文庫化されたセリーヌは、定番とも言える生田耕作訳の「夜の果てへの旅」に続いて2作目。高坂訳なら国書刊行会版と同じか。生田氏が翻訳の出来に納得いかず編集委員を降りたという曰く付きの。
_ で、ここももう何年ぶりかという『ぽえむ ぱろうる』。思った通りここにブツ発見、即座に捕獲。先日図書館で捕獲を決定した清水書院「人と思想」シリーズより「ヴェルレーヌ」。
紗妃:最近acephaleさんは金離れがいいですね。
俺:春だからねぇ。
紗妃:そういう問題なんですか? 全然関連がないように思えるんですが。
俺:そうか? 気分的に少し浮いてるのかもしれんが。
紗妃:本ぐらいならいいですけど、失敗しないように気を付けて下さいね。
俺:大丈夫。そんな変な買い物をするほどの購買意欲はないから。
紗妃:でも今日のこれで積ん読が増えたんじゃありませんか?
俺:んなことはないさ。この間読みさした「とどめの一撃」は再読だし、一昨日の「仏教美術入門」は一気に読み通すって感じの本じゃないし。
紗妃:そうなんですか。よく分かりませんけど。
俺:ま、そういうこと。
電車の中で早速読み出す。うーむ……うむうむうむ。
真寿美:なななな、何ですか?
俺:昔ちょこっと勉強した分野だからさ、懐かしいってのもあるし、その一方でヴェルレーヌ自体はあんまり突っ込んでみたことはなかったんだけど、こうして見ると実は自分の感覚に合ってるのかも知れないななんて思ってみたりしたのもあるし。
真寿美:あ、感覚が少しずつ研ぎ澄まされて来ましたね?
俺:かな?
_ 豚バラポパイ丼、冷や奴、インスタントに近いふかひれスープ。
_ 消費期限を2日過ぎたあんみつを喰ってみたり。
_ 万年筆、慣らし運転中のPelikanとの両用は厳しいからParkerを再び休止状態にしようかと思う。インク抜いてクリーニングせねば。
真寿美:Pelikanの調子はいかがです?
俺:まだちょっと振り回され気味だな。
真寿美:ペン自体は軽いですよね。そうするとやっぱり大きさですか。
俺:マッスという点もあるし、それに軽いってこともね。
真寿美:軽いとだめですか?
俺:だめとまでは言わないけどね、ちょっと筆が動きすぎるってのはある。
真寿美:難しいんですね。
_ ピカソのフルネームの話から寿限無の話になって、喧嘩相手が親に言いつけている間にたんこぶが引っ込むという下げだと言ったら、おくさんは寿限無が溺れているのを友達が親に伝えている間に溺死するという下げだと言う。どっちが本流なんだろう。いろいろあるのか?
_ ちなみに話の発端のピカソのフルネームは、
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・ レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ
だそうだ。