◇SSは、1996年(平成8年)6月に設立されました。
“在宅”での不自由・不具合を解消するためのお手伝い、というのが当初の目的です。
ボランティア活動の歴史有余年に及ぶ当地域では、いくつものボランティアグループが種々の分野にて活動しており、ことさら在宅サービスでは、依頼者と活動するボランティア個人とが直接話し合いの上で内容を決定していました。
しかしながら、物事はいつもいつも順風満帆とは限りません。
しかも、こんにちでこそ理解されていますが、ボランティアの持つ“善意”が、時として弊害ともなる、ということが当時はまったく認識されておりませんでした。
◇トラブルが続きます。
ボランティアにすれば“善意”の行動ですが、依頼者にすれば“大きなお世話”となります。
当然、収拾は困難を極めます。民生児童委員が間に入ったり、自治会長の手を煩わせたりと、大変な事態にもなりました。
素人集団の悲しさで、人それぞれ拠って立つところが違いますので、答えが出ませんでした。
これではいけない、と皆が感じました。
行動を統一する必要がある、と意見が一致したのです。
◇下準備に4年を費やし、ボランティアを統合し、新たに『すすき野サービスステーションSS』として立ち上げたのです。
事例はすべてコーディネーターを通します。コーディネーター一人では手に余るケースは会議にかけます。
渋滞がなくなり、トラブルがほとんど生じなくなりました。
ボランティアにしても、一人ですべてを背負っている不安から解消され、チーム・グループとして活動する強みと安心が生まれました。
『介護保険』が導入され、これまでSSが担ってきたことの大半は介護保険に移行されました。とはいえ、介護保険でもまだ過不足が生じています。
SSの出番は、まだ当分の間続くことでしょう。
“困った”と感じる事柄は人それぞれです。一切の判断をせず、ただ出来る限りのお手伝いをする、というSSの方向性はこれからも変わりはありません。
◆SSは何をしてくれるんですか?
よくある質問です。
逆に聞き返します。「あなたは何を困っているのですか?」
一緒に悩み、解消するように最善を尽くします。
◆家に来てもらっては困る。でも悩んでいる。
これも、よくあるケースです。
どなたも他人の目は怖いものです。
SSが動かないまでも、民生児童委員、もしくは行政、あるいは在宅介護支援センター、と密接に連絡を取ります。
◆庭の草が伸びすぎて困っている。粗大ゴミを搬出したい。
SSでの人材確保が困難な場合は、シルバー人材センター等、適する業者を紹介します。
◆車いすの技術指導、手話等の体験学習の講師を頼みたい。祭りのお手伝いが欲しい。
学校や施設などから依頼されます。それなりの人材派遣をします。
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けやき祭り フリーマーケット出店
疑似体験学習
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青葉区福祉大会参加【すすき野家の一日】 |
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救急救命講習会
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