ワークライフ・バランスとは、「仕事」と「仕事以外の生活」(子育てや介護、地域活動、自己啓発等の両方のバランスが取れて、充実している状態のことです。
これは、「仕事」か「仕事以外の生活」かの二者択一をするものではなく、両者を個人の希望する割合で行い、ともに充実させることを目指すものです。仕事と生活の好循環を、従業員と家族にもたらす”ワークライフ・バランス」はこれからの新しい生き方です。
- ワークラフ・バランスは、経営改善・経営改革の有効な手法でもあります。従業員の仕事と生活が充実することにより、仕事に対するモチベーションが向上します。さらに、メンタルヘルスを良好に保ち、業務効率性を向上させるので、会社経営も安定します。
ワークライフ・バランスは、企業と従業員の間にも正の相乗効果をもたらし、誰もが自分らしく活き活きと生活できる社会が実現できるのです。
企業がワークライフバランスに取り組むメリット
メリット1 生産性の向上による業績アップ
ワークライフ・バランスは、業務上のムリ・ムダ・ムラを改善して、効率的に業務を進めることにより、労働時間の削減を図れるなど、経営改革にも有効な手段です。
管理職は、残業時間の把握と共に業務の進行管理を意識する必要があるので、管理職としてのマネジメント能力も同時に養えます。従業員も、決められた時間内に仕事を終えようと心掛けるので、ムダのない仕事の進め方を意識し、時間管理が徹底されます。
メリット2 従業員定着率の向上と優秀な人材の確保
残業時間削減や有給休暇取得促進を進める企業は、誰もが等しく働きやすい環境であるため、離職率が低下します。従業員の離職による知識・技能や人脈等の損失を未然に防げると同時に、新規雇用者の教育訓練にかかるコストを削減することができます。
近年、就職を志す若い世代は、有給休暇の取得しやす残業時間の少なさを会社に求める傾向が強なっています
ワークライフ・バランスに配慮する会社は、優秀な人材も集まりやすくなります。
メリット3 企業のイメージアップ
従業員とその家族を大切にする企業として、社会に貢献するイメージが定着し、就職希望者や消費者への好感度がアップし、高い経済効果をもたらします。
メリット4 いきいき社員の増加で、環境改善と効率的な仕事への取組み向上
社員の意識が向上し、効率的な仕事を1人ひとりが行うように心がけることで、残業時間の削減、コミュニケーションの増加につながります。それにともない、いきいきと仕事に取り組み社員が増加します。
いきいきとした活気ある会社には良い人材も集まりやすく、企業のイメージアップにもつながります。
家族との時間が取れ、リフレッシュできる
残業時間等の減少により、仕事が終わった後、育児や家族とのコミュニケーションの時間が取れるので、心身ともにリフレッシュした状態で翌日の仕事に取組みことができます。また、PTA活動・ボランティア活動などを通じて、地域貢献もできます。
長時間労働が是正されることで、精神面・身体面での健康管理ができる
長時間労働や休日出勤の増加は、不規則な生活の原因となり、身体的に不健康な状態に陥りがちになります。また、個人の自由になる時間が少なくなり、リフレッシュする機会が減ると精神的にもよくありません。
ワークライフ・バランスを心がけ、メリハリを持って仕事と生活を送ることで、心身共に健康な状態を保つことができます。
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