髙木陽光　プロフィール

　中学時代に、オカリーナとサックスをはじめる。ジャズ・サックスを、故鈴木重男氏に師事。18歳の時に東武カルチュアスクール、20歳で日本テレビよみうり文化センター浦和、2002年からは銀座産経学園でオカリーナ講師となる。その間、短期で船橋の公民館や立教大学オカリーナ・オーケストラ、埼玉県庁のオカリーナ・サークルなど多数の講師を勤める。
　CDと楽譜に「風の色」がある。アケタ・オカリーナ祭で、楽器フェアのメイン・イベンターとしてサンシャイン6 0、大楽器祭のメインイベントで科学技術館、その他、アケタの店等に多数出演。
　2006年7月には東京電機大学の公開講座で、オカリーナの歴史とそれぞれの時代に使用されていたオカリーナの演奏を組み合わせた講座を展開し、東京電機大学管弦楽団とも共演。定員1,000人を大幅に越える申し込みがあり、締切日約2週間前で満席となった。
　同年の夏には、築地本願寺でパイプオルガンとも共演した。
2007年春には、韓国オカリーナ音楽協会の招請で、在韓日本大使館やKTビル（通信会社最大手）のホールでコンサート、淑明女子大学や韓国オカリナ音楽協会において、「オカリーナ演奏技法とその理解」というテーマで講演を行った。また同年夏にも、門下生とともに「韓・日オカリーナ交流演奏会」に出演し、好評を博した。
　2008年の夏には、「日本・カンボジア友好年事業」として在カンボジア日本大使館の招請を受け、NPOカムか向くメール（カンボジアで虫歯予防教育を行う日本の歯科医師団体）主催により、門下生とともにカンボジアの孤児を対象に、オカリーナ・コンサートとオカリーナ体験教室を実施。その他、以前は日本大使館が設置されていたプノンペンの超高級ホテル「ホテル・カンボジアーナ」のバー・ラウンジでも演奏。カンボジア内外から聴きに来た多くのリスナーに好評を博した。またカンボジア国営TV放送局が、複数日にわたり取材に訪れ、同放送局のニュース番組で約5分間放送された。
　同年秋には、伊達政宗公の菩提寺である瑞巌寺山内にある「円通院」の招請で、「観月の宴」に出演。この演奏会のために、円通院内にある伊達光宗公（伊達政宗公の孫）の江戸の住居を円通院に移築した建築物の名称を冠した「大悲亭」を作曲し、奉納演奏した。この曲が話題となり、CD化が決定。
　さらに、2007年に交流した韓国オカリーナ音楽協会のパク会長とその門下生、約30名を招請し、日本の大手オカリーナ・メーカーであるナイト・オカリーナと「髙木陽光　Presents　日韓友情音楽祭　～Japan Korea Dream Live～」を開催。日本初となる、オカリーナ業界と演奏者のタイアップによる本格的な海外との交流コンサート事業は、成功のうちに幕を下ろした。
　またサックスは、渋谷Club Asiaや六本木CORE等に多数出演。2002年度の第8回下倉楽器ソロコンテスト大学生一般の部において、金賞の上にあたる「金賞ゴールド」を受賞。ヤマハの管楽器コンテストにおいても、審査員特別賞を受賞。
　現在、オカリナ奏者・指導者（4教室）、国内外のオカリナ・メーカーやショップ等のアドヴァイザー、サックス奏者、日本音楽指導員認定協会の認定指導員。その他にも、多くの管楽器やパーカッションを演奏。PC等を利用した音楽製作も行っている。同ステージ・同曲内において、複数楽器を持ち替える演奏も多く、マルチプレーヤーとしても活動している。

　

　音楽以外の活動としては、立教大学社会学部観光学科卒業後、立教大学大学院観光学研究科博士課程前期課程修了。同時に中学社会、高校公民、高校商業の教職免許を取得。現在同研究科博士課程後期課程に所属。後期課程所属中に、高校地理歴史の教職免許も取得。また財団法人日本レクリエーション協会が資格認定する「余暇生活開発士」も取得。
　専門分野としては、現在注目されている里山等をフィールドとした、都市近郊における緑地空間の保全と利用をテーマに研究を行っている。また教職免許の取得経験を生かし、環境教育と観光教育の関連についても取り組んでいる。さらに人々の余暇生活開発にも関心があり、都市近郊における緑地空間での野外レクリエーションと緑地保全との結びつきに関しても、観光学や歴史学（都市史）、教育心理学的視点から研究を行っている。
　大学院や学会活動等を通して、様々な論文発表をしている傍ら、たましん地域文化財団が発行する「多摩のあゆみ 121号」等への執筆活動も行っている。
　2006年現在、観光研究学会、比較都市史研究会、観光ホスピタリティ教育学会に所属している。
　また立教大学における学校・社会教育講座のティーチング・アシスタント、大学院生や留学生への論文文章指導、ゼミでの論文指導等を幅広く行っている。
　立教在学中に有賀賞（立教小学校から高校において、立教にふさわしい人材として認められた人へ贈られる賞）、大学の学部における成績優秀者賞、大学院での給与奨学金を受賞。またヤンマー農機株式会社が主催し、農林水産省等が後援する、「第16回ヤンマー学生懸賞論文・作文」の論文の部で入賞。
　さらに2006年8月～9月にかけて、ストックホルムで行われたEU（European Union）が後援する国際会議、「Eighth International Conference on Urban History」で論文発表を行った。その主催者が私の研究に対して興味を持ち、論文執筆の依頼を受け、いくつかの国々の人たちと共著で本が出版されることになっている。
　現在も論文執筆等、幅広く活動している。