private fuji garden Watanabe Art & Music
渡辺アート&ミュージック   

植物・草花編植物・樹木編昆虫編動物・鳥類編蜘蛛・節足編キノコ我が家の畑で育つ野菜

サラシナショウマ(晒菜升麻)

 



サラシナショウマ (晒菜升麻)

 半日陰に育ち、写真の様なときは豪華というのでしょうか、背丈も1.5m〜2m位になっています。花が終わり種ができた頃は、茎から先が造花の様になります。

 まだ花が咲いているのに、足元の葉は黒く枯れてくるので下を見ると憐れな感じです
(紅葉してパラパラと落ちてくれれば良いのですが)。足元に低い花を植えて隠すのが良いでしょう。


 茎は長くて丈夫、花は穂の下から順々に咲いていきます(円柱形の花序)。
 毎年、手入れをしなくても、毎年このように咲いています(キンポウゲ科の多年草)。

 若葉(菜)を煮て水で晒す(晒菜)(食用、我が家では食べません)、升麻=根茎(根っこ)は解熱・発汗・解毒剤(漢方)で、二つ併せて「晒菜升麻」。
 
 学問的には、インターネットで調べた結果、下記の様になっていました。

 Watanabe Art & Music


サラシナショウマ Cimicifuga simplex (キンポウゲ科 サラシナショウマ属)

 サラシナショウマは北海道から九州、カムチャッカ・樺太・朝鮮・中国などに分布する。花茎の高さは1.5mほどにもなる大型の多年草で、暖温帯上部から亜寒帯の草原・林縁・疎林中に生育する。根出葉は3回3出複葉で大きく、両面有毛。花は8月から10月に咲き、長さ20cm以上もある円柱形の花序となる。夕方、薄暗い林縁でサラシナショウマの花序は浮き出て妖艶である。群生するほどのものには出会ったことがなかったが、滋賀県伊吹山ではサラシナショウマが群生しており、見事な景観であった。

 
岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 / 植物生態研究室(波田研)


サラシナショウマ [学名:Cimicifuga simplex]

 キンポウゲ科の多年草。地下茎は太く横にはう。茎は高さ0.4〜1.5メートル。根出葉は大形で3回3出複葉、小葉は卵形で鋭い鋸歯(きょし)があり、先端は急にとがる。8〜10月、長さ約30センチメートルの細長い総状花序をつけ、白色で径約1センチメートルの花を開く。花弁、萼片(がくへん)は早い時期に落ち、白色の多数の雄しべが残る。

 温帯から亜寒帯の草原や林縁に生え、北海道から九州、および朝鮮半島、中国、東シベリア、カムチャツカ、樺太(からふと)(サハリン)に分布する。

 名は、若葉をゆでて水にさらして食べることによる。根を干したものを漢方では薬とする。サラシナショウマ属は北半球に約15種分布し、日本にはこのほかにイヌショウマ、オオバショウマの2種がある。いずれも果実は袋果で、鱗片(りんぺん)のある種子がある。

Yahoo!百科事典[ 執筆者:門田裕一 ]


画面の先頭へ 渡辺アート&ミュージック