これまでの仕事〔2〕
このページには、私が定年退職した2013年以降に公刊された著作(ウェブ雑誌上のものを含む)を逐次掲載する(これらとは別に、電子版ディスカッション・ペーパーについては別のページを参照)。
*2012年までの著作目録は、html版、 pdf版 を参照(両者の間に若干の違いがある)。
【著書】
『ナショナリズムの受け止め方――言語・エスニシティ・ネイション』三元社、2015年3月刊
『民族とネイション』韓国語版(翰林(ハンリム)大学校日本学研究所「アジアを考えるシリーズ」第2巻、イダム・ブックス、2015年6月刊
『歴史の中のロシア革命とソ連』有志舎、2020年8月刊
『国家の解体――ペレストロイカとソ連の最期』(全3冊、函入り、東京大学出版会、2021年2月刊)。
序章のPDF:http://www.utp.or.jp/files/disintegraionState_prologue.pdf
関連インタヴュー:ブック・ラウンジ・アカデミー(第9回)『国家の解体――ペレストロイカとソ連の最期』について語る。https://www.youtube.com/watch?v=tbaTRxynz4o
【編著】
塩川伸明編『ロシア・ウクライナ戦争――歴史・民族・政治から考える』東京堂出版2024年9月刊
【共編著】
塩川伸明・池田嘉郎編『東大塾 社会人のための現代ロシア講義』東京大学出版会、2016年5月刊
【論文ないしそれに準ずるもの】
「ペレストロイカからソ連解体へ――過程と帰結」(東京外国語大学)『スラヴ文化研究』第11号、2012年度(2013年3月刊)〔『歴史の中のロシア革命とソ連』の第4章に収録〕
「《ユーラシア世界》研究と政治学」『国家学会雑誌』第126巻第7=8号(2013年8月)
「現代におけるナショナリズムをめぐる状況――いくつかの『ねじれ』」『情況』2015年9月号
「討論者コメント2:東北アジア史におけるソ連ファクター」『近現代東北アジア地域史研究会ニューズレター』(成文社)第27号(2015年12月)
「E・H・カーのロシア革命論」(東京大学社会科学研究所)『社会科学研究』第67巻第1号(特集:ケインズとその時代を読むU)、2016年2月〔若干の改稿の上、『歴史の中のロシア革命とソ連』の第8章に「E・H・カーのソ連史研究』と改題して収録〕
「現代史のパースペクティヴにおけるソ連とロシア」(塩川伸明・池田嘉郎編『東大塾 社会人のための現代ロシア講義』東京大学出版会、2016年5月)所収
「ロシア革命百周年を前にして――ソ連国家の終焉過程」『学士會会報』第921号(2016年11月)
pdfはここ
「なぜ世界中で『リベラル改革』が困難をきわめているのか――ロシア革命100周年、重大な教訓」『現代ビジネス』〔講談社のウェブ雑誌〕、2017年6月23日〔タイトルは編集部が付けたもの。私が付けた原題は、「現代史におけるロシア革命とソ連:革命100周年に寄せて」〕。
「E・H・カーのソ連史研究――戦間期から戦後期へ」大瀧雅之・加藤晋編『ケインズとその時代を読む――危機の時代の経済学ブックガイド』東京大学出版会、2017年7月
「一九一七年と一九九一年――ロシア革命一〇〇周年に寄せて」『現代思想』2017年10月号〔微修正の上、『歴史の中のロシア革命とソ連』第1章に収録〕
「ペレストロイカと民族紛争――ナゴルノ=カラバフ紛争の事例」松戸清裕・浅岡善治・池田嘉郎・宇山智彦・中嶋毅・松井康浩編『ロシア革命とソ連の世紀』第5巻(越境する革命と民族)岩波書店、2017年10月
「歴史のなかのロシア革命とソ連」『国際問題』2017年12月号
「グリゴリー・ヨッフェのベラルーシ論とアレクシエーヴィチ」国際シンポジウム「文化の汽水域:東スラヴ世界の文化的諸相をめぐって」報告集(東京外国語大学、2017年12月)
pdfはここ
「ロシア革命はどう記念されてきたか――アニヴァーサリー・イヤーの歴史」『ユーラシア研究』第57号(2018年2月)〔微修正の上、『歴史の中のロシア革命とソ連』第9章に収録〕
「歴史・記憶紛争の歴史化のために――東アジアとヨーロッパ」橋本伸也編『紛争化させられる過去――アジアとヨーロッパにおける歴史の政治化』(岩波書店、2018年3月)
「「ソ連時代」という歴史的経験」小松久男・荒川正晴・岡洋樹編『中央ユーラシア史研究入門』山川出版社、2018年4月
「ポスト社会主義の時代にロシア革命とソ連を考える」『Nyx(ニュクス)』(堀之内出版)第5号(2018年9月)〔微修正の上、『歴史の中のロシア革命とソ連』第2章に収録〕
「「民主主義の後退」か「民主化論」の陥穽か――体制転換後30年」東京大学出版会『UP』2021年9月号。
pdfはここ〔広告のスペースを除去して本文のみを表示しているため、刊行された雑誌と比べるとページおよび行数に僅かなズレがある〕。
「ロシア・ウクライナ戦争の背景」『歴史地理教育』2022年9月号。
「2014年と2022年」『ユーラシア研究』第67号(2023年3月)。
「ゴルバチョフ――その光と影」『地歴・公民科資料』第96号(実教出版、2023年4月)。
第12章第4節「21世紀のロシア」および補章「周辺諸国の動向」和田春樹編『(山川セレクション)ロシア史』下、山川出版、2023年4月)(これは元来、同じ出版社の「世界各国史」シリーズの一環としての『ロシア史』(全一巻、2002年)を2分冊に分けた新装版であり、旧版で私は第10、11、12章を担当したが、今回は旧版をほぼそのまま再録したほか、第12章の第4節と補章を新たに書き下ろした)。
「ペレストロイカとウクライナ――ロシア・ウクライナ戦争の歴史的理解のために」『歴史学研究』2023年6月号。
「歴史は現在の戦争の理解にどのような意味を持つか」『国際問題』2024年2月号。
【書評】
横手慎二『スターリン――「非道の独裁者」の実像』『ロシア・東欧研究』第43号(2014年版、2015年春発行)
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渋谷謙次郎『法を通してみたロシア国家――ロシアは法治国家なのか』共同通信社より配信、『山梨日日新聞』『高知新聞』『北日本新聞』2015年11月15日、『秋田さきがけ』『徳島新聞』『長崎新聞』『熊本日日新聞』『茨城新聞』2015年11月22日、『愛媛新聞』2015年11月29日、『静岡新聞』『岐阜新聞』2016年1月10日などに掲載。
小松志朗『人道的介入――秩序と正義、武力と外交』南山大学『社会と倫理』第30号(2015年11月)
pdfはここ
橋本伸也『記憶の政治――ヨーロッパの歴史認識紛争』『歴史学研究』2017年9月号
大津留厚編『「民族自決」という幻影――ハプスブルク帝国の崩壊と新生諸国家の成立』『歴史学研究』2022年2月号
藤田勇『ロシア革命とソ連型社会政治体制の成立』『法の科学』(日本評論社)第53号(2022年)
板垣竜太『北に渡った言語学者:金壽卿1918-2000』同志社大学『社会科学』第52巻第3号(シンポジウム「植民地主義・解放・冷戦の歴史経験を再考する」の一環として収録)2022年11月。
【対談・座談会・インタヴュー・講演記録など】
〔対談〕塩川伸明・渋谷謙次郎「ウクライナ問題、ここを理解しないと絶対に見えてこないこと」『週刊読書人』2014年6月6日号
〔対談〕塩川伸明・沼野充義「ウクライナ危機の深層を読む」『現代思想』2014年7月号
〔講演記録〕「ウクライナ情勢から見た『地域と国家』」『地域・アソシエーション』第124号(2014年12月)
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〔座談会〕和田春樹・塩川伸明・宇山智彦・池田嘉郎・長縄宣博・松里公孝(司会)「ロシア革命百周年記念討論会」『ロシア史研究』第99号(2017年5月)
〔インタヴュー〕「ソ連消滅30年 大著で探る教訓」『朝日新聞』2022年1月25日朝刊文化面
〔インタヴュー〕「ソ連とは何だったのか あの「崩壊」から30年、大著で探る全体像」『朝日新聞デジタル』2022年1月29日配信(https://www.asahi.com/articles/ASQ1X7DSKQ1SUCVL040.html)(上記の活字版記事の約2倍の長さのもの)
〔インタヴュー〕「ウクライナ侵攻の歴史文脈と政治論理」『世界』2022年5月号
〔対談〕塩川伸明・池田嘉郎「戦争とアイデンティティの問題――ロシア史・ソ連史のパースペクティヴ」『現代思想』2022年6月臨時増刊号(総特集:ウクライナから問う)
〔インタヴュー〕「塩川伸明氏が見るプーチン氏の行動原理」『毎日新聞』2022年6月3日夕刊
〔インタヴュー〕「この戦争は何であり、どこに向かっているか」『世界』2023年3月号
〔講演記録〕「ウクライナ戦争:そのいくつかの背景」『民主主義教育21』第17号(同時代社、2023年4月)
〔インタヴュー〕「旧ソ連圏「帝国」の残影――解体30年「ロシア離れ」あらわに」〔このタイトルは新聞社がつけたもの〕『朝日新聞』2024年2月23日朝刊。
〔同じインタヴューのロング・ヴァージョン〕朝日新聞デジタル版
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【事典項目】
「ナショナリズム」社会思想史学会編『社会思想史事典』丸善出版、2019年。
「ペレストロイカからソ連の解体へ」沼野充義・望月哲男・池田嘉郎編『ロシア文化事典』丸善出版、2019年
【小文】
「〔青春の一冊〕思想の科学研究会編『共同研究 転向(上・中・下)』」東京大学新聞社編『東大教師 青春の一冊』信山社、2013年3月(元来、『東京大学新聞』2008年5月6日号に掲載されたものの再録)
「退職に当たって」『東京大学法学部ニューズレター』第12号(2013年7月)
「まえがき」(塩川伸明・池田嘉郎編『東大塾 社会人のための現代ロシア講義』東京大学出版会、2016年5刊)所収
「一九六七年一〇月八日――一つの経験」『かつて」10・8羽田闘争があった――山崎博昭追悼50周年記念〔寄稿篇〕』合同フォレスト、2017年10月
「思想の言葉 記憶の政治/歴史の政治」『思想』2022年2月号
「ソ連解体に迫る「枕本」」『文藝春秋』2022年5月号
「ゴルバチョフ氏 言葉の力を信じ」〔タイトルは新聞社がつけたもの〕『朝日新聞』2022年9月7日夕刊