ご当地グルメ、『甲府鳥もつ煮』の地域ブランド化を目指す『みなさまの縁をとりもつ隊』公式ページへようこそ!
甲府鳥もつ煮とは
甲府の蕎麦屋の定番「甲府鳥もつ煮」。「もつ煮」というと、汁気があって長時間煮込んだものが一般的ですが、「甲府鳥もつ煮」は少量のタレを使い強火で短時間のうちに照り煮します。水気が飛んで飴状になったタレで鳥のもつをコーティング、旨味をぎゅっと閉じ込めて照りを出します。本物の蕎麦職人が絶妙な火加減とタイミングで作る、この"照り"が命なんです!
戦後まもない昭和25年(1950年)頃に、「鳥のもつが捨てられていてもったいない。なにか安くて美味しいものができないものか」と甲府市内の蕎麦屋で考案。その後、蕎麦屋から飲食店に広がっていき、今では、ほうとう、煮貝と並ぶ甲府独自の食文化となりました。砂肝のコリコリ感、しこしこしたハツ、レバーのやわらかさ、ぷちっとした感触のきんかん(産まれる前の卵)。そんな食感のハーモニーも楽しめる「甲府鳥もつ煮」をぜひご賞味ください。みなさまとのご縁がありますように!
甘から〜い醤油ダレの風味がお口に広がる!
甲州人はもともと甘辛い味が大好き。まだ「甲府鳥もつ煮」を体験されていないの方に説明するなら、うなぎ蒲焼のたれに似た味です。上白糖と醤油をベースにしたたれを強火で煮詰め、新鮮な鳥もつに味を絡めます。コツは短時間で済ませること。水気を飛ばし、飴のようになったたれを「コーティング」するのです。
写真は、イベント出展で奮闘中の「みなさまの縁をとりもつ隊」調理班です。とりもつ隊は、いつでも均一な味で提供できるように、特別なたれを準備しています。
甲府鳥もつ煮は、どこで食べられるの?
みなさまの縁をとりもつ隊が2008年に甲府市近郊の蕎麦屋を調査したとき、51店舗が「甲府鳥もつ煮」を扱っていました。蕎麦屋では、蕎麦を食べる前の前菜にしたり、お酒のつまみにしたり。「甲府鳥もつ煮」と蕎麦をセットにした定食や、「甲府鳥もつ煮」に竹の子や椎茸などを加えてご飯の上に乗せた「鳥もつ丼」も人気があります。
最近はテレビや雑誌・新聞で取り上げられる機会が増え、蕎麦屋をはじめとした飲食店で「甲府鳥もつ煮」を味わうことができます。名物「甲府鳥もつ煮」を食べに、ぜひ甲府へいらっしゃってください。賛同店・認定店には、とりもつ隊の「甲府鳥もつ煮のぼり旗」が立っています。
▼ 「甲府鳥もつ煮」取り扱い店一覧表もご参照ください
▼ 印刷用PDF「鳥もつ煮MAP」もご用意しています。