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確証バイアスと解釈学的循環




 札幌・江別の「のっぽろカウンセリング研究室」です。帰納主義あるいは反証主義が背景にあるせいでしょうか、何らかの視点が無いかぎり物事はかたちになって見えて来ないはずなのに、実証的な世界はこれを「確証バイアス」と呼んで戒めます。先入見はあくまで認知のゆがみなのです。

 ところが、ハンソンの「理論負荷性テーゼ」に代表されるのですが、観察とは理論と無関係に行われずに、観察者があらかじめ所有する理論を介して行われることです。いわゆる、解釈学的循環です。

 背景にある認識論的な違いによって、こんなにも異なる世界観が築かれてしまいます。カウンセリングを実践するあなたはどう考えますか?私はもちろんハンソンの側に親近感がわくのですが、確証バイアスと言う概念について知っておいても損はしない?と思います。もちろん損得の問題とは言えませんが。札幌・江別の「のっぽろカウンセリング研究室」でした。



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