インプレス総合研究所によると、2020年度の日本の電子出版市場規模は4821億円。コミックが全体の83%を占める。
▲インプレス総合研究所の資料をもとに作成
出版科学研究所によると、2020年の日本の電子出版市場規模は3931億円(前年比28.0%増)。コミックが大幅に増加し全体の87%。出版市場全体における電子出版の占有率は24.3%。
▲出版科学研究所の資料をもとに作成。コミック市場は紙と電子それぞれの「コミック誌」と「コミックス(単行本)」の合計
※インプレス総研と出版科学研究所の数字の差についてはこちらの記事の解説を。(インプレスは4〜3月期、出版科学研究所は1〜12月期の調査)
出版科学研究所によると、2020年の紙の本の販売金額は1兆2237億円(96年比で46%)。前年比1.0%減にとどまり、紙+電子では2年連続のプラスに。
▲出版科学研究所の資料をもとに作成
2018年の書籍の新刊発行点数は7万1661点。書籍の販売部数は5億7129万冊(出版科学研究所調べ)。
▲書籍の新刊発行点数と販売部数のグラフを重ねてみた
※書籍新刊発行点数の収録範囲は1995年に改訂(自主出版の点数も統計に追加)
※販売部数の算出方法は、取次出荷部数−小売店から取次への返品部数=販売部数
2018年の書籍返品率は37.2%、雑誌返品率は43.7%。2013年に雑誌の返品率が書籍返品率を上回る。
▲出版科学研究所の資料をもとに作成
《参考リンク》
2020年の出版市場を発表(出版科学研究所)
2020年のコミック市場規模発表(出版科学研究所)
2020年度の市場規模は4821億円 | インプレス総合研究所
2012年度の新プラットフォーム向け電子書籍市場規模は368億円 | 株式会社インプレス
国内電子書籍市場、2010年は13.2%増の650億円 - INTERNET Watch
出版不況は終わった? 最新データを見てわかること - CNET Japan(2016.2.10)