ソウル市内の地下鉄とバスが定額で乗り放題になる交通カード。自家用車の利用を減らし、公共交通機関の利用を促進することで、温室効果ガスの削減を目指す取り組みの一環として誕生しました。
2024年9月中旬よりソウル市内(金浦空港駅)から仁川空港駅までのAREX鈍行が乗り放題に追加されてさらに便利になりました。
※注意点:AREX急行電車、及び仁川空港からソウル市内行きは鈍行でも対象外
気候同行カードは主にインバウンド旅行客向けの短期券と、ソウルで就労・就学されている方向けの30日券の2種類にわけられます。
気になる子ども料金設定はありませんが、十分安くてすぐに元が取れる価格設定となっています。
3日券10000ウォンで実質交通費を70%カットできたという声もあります。
ソウル市内にある金浦空港発着フライトを利用される方でしたら、AREX鈍行(ソウル駅から金浦空港駅区間)も乗り放題対象路線なのでかなりお得ですね。
タルンイが乗れるのは気候同行カード30日券の購入者のみなので要注意です。
気候同行カードを利用する前に知っておきたいメリットとデメリットについてまとめました。
2024年9月13日より、ソウル市内から仁川空港までを結ぶAREXは各駅停車の鈍行に限り気候同行カードの乗り放題対象に変更されました。
1日あたり4回以上乗り降りすれば都度切符を買うより安くなります。
もっともソウル市内まではAREX急行の事前予約購入や無料空港シャトルバスのオリーブヤングエクスプレスを最大限活用すればそれらのデメリットは十分カバーできます。
新盆唐(シンブンダン)線、ソウル地域以外の地下鉄、広域/空港バスなどは利用不可です。
特に江南駅にも停車する通称DX Lineの新盆唐(シンブンダン)線は観光客の利用頻度も高めの路線のため利用は要注意です。
よくSNSで利用できなかったという声を耳にしますが、代替案はあります。
地下鉄3号線(オレンジの路線)や地下鉄2号線(緑の路線)を新盆唐線の代わりに利用するようにしましょう。
地下鉄駅に直接電話で問い合わせたり、コンビニCU公式アプリ「ポケットCU」で在庫照会が可能です。
気候同行カードはソウル市内限定での定額制乗り放題、T-moneyカードは前払い式でソウル市外でも利用可能。同じ会社が運営しておりサービスが棲み分けされている。
不可。別途T-money兼WOWPASSの利用を推奨。
実物カードは何度でも短期券を券売機で購入してチャージ可能。
ソウル市内をたくさん移動する予定があるなら、ソウル市が運営する気候同行カードがおすすめです。
お得に便利にソウル旅行を楽しめます。
事前に利用可能路線や購入場所、チャージ方法などを確認しておきましょう。