外付けSSD 1TBの選び方|PC・ゲーム用におすすめのモデルを比較
パソコンの容量不足を解消したい、写真や動画を保存したい、ゲームのデータを移動したい。そんなときに便利なのが外付けSSDです。 ただし、容量が同じ1TBでも、転送速度や耐久性、接続規格には違いがあります。 高性能なモデルを選べばいいとは限らず、使い方によっては価格を抑えた製品で十分な場合もあります。 この記事では、用途別に選び方を整理し、具体的な製品を比較します。
外付けSSD 1TBの選び方|PC・ゲーム用におすすめのモデルを比較
パソコンの保存容量が足りなくなったときや、写真・動画などのデータを別の場所に保存したいときに便利なのが外付けSSDです。
ゲームのデータを移動したい場合にも使えますが、SSDなら何でも同じというわけではありません。製品によって転送速度や耐久性、接続端子などが違います。
特に気をつけたいのは、SSD本体の性能だけでなく、接続するパソコンやゲーム機との相性です。高価な高速モデルを購入しても、接続先の規格が対応していなければ、期待した速度が出ないことがあります。
そこで今回は、1TBの外付けSSDを選ぶときに確認したいポイントと、具体的な製品を紹介します。
外付けSSD 1TBを選ぶ前の早見表
文書・写真の保存
- 重視したいポイント
- 価格、容量、扱いやすさ
- 選び方
- 最高速度にこだわりすぎず、使いやすいモデルを選ぶ
動画・大容量ファイル
- 重視したいポイント
- 転送速度、接続規格
- 選び方
- USB 3.2 Gen 2などに対応したモデルを検討する
持ち運び
- 重視したいポイント
- サイズ、重量、耐衝撃性
- 選び方:
- 落下への強さや防塵・防水性能も確認する
ゲーム用
- 重視したいポイント
- ゲーム機・PCとの互換性
- 選び方:
- 保存だけでなく、外付けSSDから起動できるかも確認する
大切なデータの保管
- 重視したいポイント:
- バックアップ、保証
- 選び方:
- SSDだけにデータを保存せず、別の場所にもコピーする
まずは何を保存するのかを考えましょう。日常的なファイル保存が中心なら、最高速度を追求する必要はありません。一方、大容量の動画やゲームデータを頻繁に移動するなら、転送速度や接続規格を確認しておく価値があります。
外付けSSDは1TBで足りる?
1TBは、写真や動画、文書、ゲーム関連のデータなどをまとめて保存する用途で検討しやすい容量です。ただし、必要な容量は使い方によって大きく変わります。
文書や写真を中心に保存するなら余裕がある場合もありますが、大容量の動画やゲームをたくさん保存するなら、1TBでも早く埋まる可能性があります。
また、製品に表示されている1TBは、パソコンで表示される使用可能容量と完全には一致しません。フォーマットなどの影響もあるため、表示容量いっぱいまで保存できると考えないほうがよいでしょう。
購入前には、現在使っているデータの容量を確認してみてください。今のデータに加えて、今後増える分も考慮して選ぶのがおすすめです。
購入前に確認したい3つのポイント
1. パソコン側のUSB規格を確認する
外付けSSDの速度を左右する要素の一つが、USBの接続規格です。SSDが高速な規格に対応していても、パソコン側のUSB端子やケーブルが対応していなければ、その速度を十分に発揮できない場合があります。
たとえば、Samsung T7 ShieldはUSB 3.2 Gen 2に対応し、メーカー公称の最大読み出し速度は1,050MB/s、最大書き込み速度は1,000MB/sです。ただし、これは対応する接続環境での最大値であり、実際の速度はパソコンやケーブルなどによって変わります。
購入前には、パソコンの仕様書でUSBの対応規格を確認しましょう。端子の形がUSB Type-Cだからといって、必ずしも高速な規格に対応しているとは限りません。
2. 持ち運ぶなら耐久性も見る
外付けSSDは持ち運びやすい製品が多いものの、落下や水濡れに対する強さは製品ごとに違います。
外出先で使うことが多いなら、耐衝撃性や防塵・防水性能を確認しておくとよいでしょう。ただし、防水性能がある製品でも、接続端子やケーブルまで防水とは限りません。水に濡れた状態で接続するのは避けてください。
3. SSDをバックアップ先にするなら、もう一つ保存先を用意する
SSDは便利な保存先ですが、故障しないわけではありません。大切な写真や動画、仕事のファイルなどを外付けSSDだけに保存すると、故障や紛失によってデータを失う可能性があります。
重要なデータは、パソコン本体や別の外付けドライブなどにもコピーしておくことをおすすめします。保存用のSSDを購入する場合は、SSD本体の容量だけでなく、バックアップの方法も考えておきましょう。
外付けSSD 1TBの具体的な候補
ここでは、特徴の異なる外付けSSDを紹介します。いずれも購入前に、容量・型番・保証条件・販売状況を確認してください。
Samsung T7 Shield 1TB|耐久性を重視したい人向け
Samsung T7 Shieldは、持ち運びを想定した外付けSSDです。USB 3.2 Gen 2に対応し、メーカー公称の最大読み出し速度は1,050MB/s、最大書き込み速度は1,000MB/s。IP65の防塵・防水性能と、メーカー試験条件で最大3mの落下耐性を備えています。
外出先へ持ち運ぶことが多い人や、速度だけでなく本体の保護性能も重視したい人に向いている候補です。ただし、耐久性の表示があっても、落下や水濡れによる故障を完全に防げるわけではありません。
Samsung T7 Shieldの製品情報(メーカー公式)
SanDisk Extreme Portable SSD 1TB|持ち運びと速度を両立したい人向け
SanDisk Extreme Portable SSDも、持ち運びを考えた外付けSSDです。メーカー公称の最大読み出し速度は1,050MB/s、最大書き込み速度は1,000MB/s。IP65の防塵・防水性能と、最大3mの落下保護を備えています。
Samsung T7 Shieldと同じく、速度だけでなく持ち運び時の扱いやすさも重視したい場合の比較候補になります。購入時は、旧モデルや別シリーズと混同しないよう、製品名と型番を確認してください。
SanDisk Extreme Portable SSDの製品情報(メーカー公式)
SanDisk Extreme PRO Portable SSD 1TB|高速転送を重視する人向け
さらに高速な転送性能を重視するなら、SanDisk Extreme PRO Portable SSDも候補です。メーカー公称の最大読み出し・書き込み速度はともに2,000MB/sで、USB 3.2 Gen 2x2に対応しています。
ただし、ここは注意したいポイントです。USB 3.2 Gen 2x2の性能を活かすには、接続するパソコン側も対応している必要があります。パソコンが別のUSB規格にしか対応していない場合、製品の公称速度をそのまま得られるとは限りません。
大容量データを頻繁に転送する人には検討する価値がありますが、文書や写真の保存が中心なら、価格差に見合うメリットがあるか考えて選びましょう。
SanDisk Extreme PRO Portable SSDの製品情報(メーカー公式)
3製品を比較
Samsung T7 Shield
- 最大読み出し速度
- 1,050MB/s
- 特徴
- IP65、防塵・防水、落下耐性
- 向いている人
- 耐久性と速度を重視する人
SanDisk Extreme Portable SSD
- 最大読み出し速度
- 1,050MB/s
- 特徴
- IP65、防塵・防水、落下保護
- 向いている人:
- 持ち運びやすさと速度を重視する人
SanDisk Extreme PRO Portable SSD
- 最大読み出し速度
- 2,000MB/s
- 特徴
- USB 3.2 Gen 2x2対応
- 向いている人
- 接続先も高速規格に対応している人
速度はメーカー公称値であり、実際の転送速度を保証するものではありません。また、耐久性の表示や保証条件もそれぞれ異なるため、購入前に公式ページで確認してください。
ゲーム用に外付けSSDを使う場合の注意点
ゲームの保存先として外付けSSDを考えているなら、パソコン用なのか、PS4・PS5用なのかを先に決めておきましょう。ゲーム機では、外付けSSDに保存したゲームをそのまま起動できるかどうかが機種によって異なります。
PS5では外付けSSDと内蔵増設SSDの役割が違う
PS5では、対応するUSBドライブを拡張ストレージとして利用できます。ただし、PS5用ゲームは外付けUSBストレージから直接プレイできず、プレイするときには本体ストレージまたは対応する内蔵M.2 SSDへコピーする必要があります。一方、PS4用ゲームは外付けUSBストレージから直接プレイできます。
PS5用ゲームをインストールしたまま遊べる容量を増やしたい場合は、外付けSSDではなく、PS5の要件に合う内蔵M.2 SSDを検討することになります。
PS5でUSB拡張ストレージを使用する方法(PlayStation公式)
PS5にM.2 SSDを取り付ける方法(PlayStation公式)
パソコンのゲーム用なら、容量と接続規格を確認する
PCゲームの保存先として使う場合は、ゲームの動作要件と、利用するゲームランチャーやタイトルが外付けドライブでのインストール・起動に対応しているかを確認してください。
ゲームの容量が大きいほど、ダウンロードやデータ移動にかかる時間も気になりやすくなります。ただし、SSDの公称速度だけでゲームのロード時間が決まるわけではありません。ゲーム側の仕様やパソコンの性能なども影響します。
結局、どの外付けSSDを選べばいい?
- 写真や文書の保存が中心:必要以上に高速な製品を選ばず、価格と容量のバランスを重視する。
- 持ち運ぶ機会が多い:Samsung T7 ShieldやSanDisk Extreme Portable SSDなど、耐久性も考慮したモデルを比較する。
- 大容量データを頻繁に移動する:パソコン側のUSB規格を確認したうえで、高速モデルを検討する。
- PS5用ゲームを遊ぶための容量を増やしたい:外付けUSB SSDと内蔵M.2 SSDの違いを理解して選ぶ。
外付けSSDは、単純に公称速度が速い製品を選べば正解というわけではありません。普段の使い方に合っているか、接続する機器と規格が合っているか、価格差に見合うメリットがあるかを確認することが大切です。
また、SSDはデータの保管場所として便利ですが、故障や紛失の可能性はあります。大切なデータは別の場所にもバックアップし、外付けSSDだけに頼らない保存方法を考えておきましょう。
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