一般的に認知症や物忘れのみで受診し、 主治医意見書を書いてもらう場合、 内科的に病気や症状がないため、 物忘れ外来に受診して主治医意見書などを書いてもらうことになると思います。 まずは、認知症なら地域包括支援センターに担当者を作ることが第一です。
認知症の方の作品でペペの散歩というのがある。
魚のペペが熊に飲み込まれて冒険する。
胃に流されて慌てたり、腸にたどり着いて最後は体の外に飛び出して海にたどり着く。
クレヨンで塗った作品ですが、クレヨンを持てない人、食べる人、使い方がわからない人が助けながら好きな色形をききながら書いた。
話をつけてみましょうというスタッフの一声で、中等度の方がリーダーシップを取って作品になった。
熊のお腹の中を旅するというスタッフの声賭けが始点。きっかけづくり、作業に加わる。
進行した時のケアについて。
日本認知症学会 理事 藤本直規 認知症専門医
お風呂で体が洗えない、トイレの場所がわからなくて行きつけない、
言葉で伝えれないと生活がしづらくなる。
介護するものにとって負担になる、できなくなることが増えてくる。
失認でマットが谷底に見えるので渡れない。床と色が違うから。
マットをどけてしまえばいい。足が出せるようになる。色の差がなくなる。
ご飯が入っていないように見える。
なぜ私にご飯がないのか?と不安になる。
失認の症状で、ごはんとおちゃわんが一体化して見えなくなる。
色の鮮やかなふりかけをかけることや、
色を認識する ごはんと違う色の茶碗にいれるのもあり。
実際にないものがみえる幻視の症状があるのがレビー小体型認知症。
ふとんの上に人が沢山立っていて寝るところがない。
布団の横で寝る。
幻視、本人に説明をして、どいてくださいと頼むと、人がいなくなった。
病気から来ると認識。
家族ができること、本人の話を聞いてケアのヒントが隠れている。
病気を理解して知識を得ること。住んでおられる地域の認知症家族会や、
介護サービスを使う。話を聞いて相談。
いろいろなことがあるんだなと知っている知らないでは全然違う。
みんなの知識をいただく。
長い付き合いなので介護保険や地域の方の力を使うことが重要。
65歳以上10人に1人が認知症です。