第65番由霊山 慈尊院三角寺(さんかくじ)
         

 

                  三角寺近辺地図
               
                     JR川之江駅から JRバス 新宮・堂成・金砂湖行き 約20分
                               三角寺口下車 徒歩 約45分

                                三角寺境内 配置図
                           

                  
                        第65番三角寺 鐘楼門 三角寺の扁額と梵鐘

                  
                               第65番三角寺 本堂

           
                   句碑:小林一茶             三角形護摩壇跡に建立された弁財天堂
             「これでこそ 登りかひあり 山桜」       同行二人:ありがたや 行くもかえるも
                                       とどまるも われは大師と二人ずれなり

                
                       御本尊                    納 経
 

 山 号   由霊山 
 院 号  慈尊院
 寺 号  三角寺(さんかくじ) 
 本 尊  十一面観世音菩薩
 開 基  行基菩薩
 宗 派  高野山真言宗

                    住 所 〒799−0124 愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75
                           電 話 (0896)56−3065

          御真言 おん まか きゃろにきゃ そわか
          御詠歌 おそろしや 三つの角にも 入るならば 心をまろく 慈悲を念ぜよ

 三角寺略縁起等(抜粋)
  三角寺は、伊予(愛媛県)最後の霊場「菩提の道場」で、標高約430m、平石山
の中腹に所在する。
  縁起によると聖武天皇(在位724〜749)の勅願によって行基菩薩が開基し、
その後、弘法大師が、弘仁6年(815)本尊の十一面観世音菩薩を刻まれ、更に
不動明王を彫刻しし、三角形の護摩壇を築き、21日間、国家の安泰と万民の福祉
を祈念して、「降伏護摩の秘法」を修法された。
三角寺の寺号は、この護摩壇に由来する。

  嵯峨天皇(在位809〜823)は、本尊を深く信仰し寺領三百町歩を下賜し、七堂
伽藍を備えて、寺は隆盛であったとのことです。

  しかし、長宗我部元親軍の「天平の兵火」に逢い、本尊以外を焼失した。
嘉永2年(1849)現在の本堂が再建され、昭和46年に修復されている。

  本尊は、古くから開運厄除け、安産子安の観音さまとして信仰されている。
御祈祷を受けたお守りと腹帯が授けられる。また「子宝杓子」は、子宝を願う夫婦
が授かり、仲良く食事をすると子宝に恵まれると伝えられている。
  子供が授かれば、新しい杓子を奉納し、お礼詣りをすることになっている。


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