大場養鶏所
戦後間もなく、新田ぶち通り近くで、鶏(にわとり)を二千羽位飼っ ていたぁんだ。
烏(からす)が卵をくわえて、飛び立ち田んぼに隠した。
子供達は、隠した卵を探したもんだ。鶏の鳴声と糞の匂いで、養鶏 所は、引っ越して、しもうた。(清水 操・時田 良一さん談)(平成 26 年6月 64)
馬車と踏み切り
自動車が少なかったので、牛車や馬車が久我山街道の砂利道をガ ラ・ガラと音をたてていた。
踏み切りに差し掛かった馬がヒーンと大きく嘶いて(いなないて) 駆け出したぁんだ。馬方は、手綱(たづな)を握り慌(あわ)てていた。 線路には電気が流れていて、馬の足が感電してしもうたのだ。今で
も昔より弱い電気が流されているんだって。昭和20 年頃の話なぁ んだ。(平成28 年4月 86)
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