M物理学名誉教授VS窪田登司
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K大学のM物理学名誉教授は、現在なお、最も執拗に私(窪田登司)に反論している相対論物理学者です。
以下、本ホームページではM教授のお考えと、私の指摘とを対比して公開します。
どちらが正しいかを皆さん、じっくりお考えください。
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(1)「光速一定」と「光速度不変の原理」について(2001年8月13日)
窪田登司:
「光速は一定」だから、運動系にとって「相対的に光速度は変わる」としています。その大きさは(c−Vcosθ)です。
M教授:
それは擬似科学だ。「光速度は一定」である。これが「光速度不変の原理」だ。これは仮定ではない。原理だ。
窪田より:マックスウェル電磁力学に於ける “光速一定” は「光速度不変の原理」ではないです。目次のあるトップページから全部お読みになれば、お考えも変わるでしょう。読まない、または読めないまま、アインシュタインを信奉すれば、「知ったかぶりのネットオタク」と同じです。もし、「何を生意気な!」と思われたら、その時点で先生の負けです。なぜなら先生は全然進歩してないからです。
世界で初めて私の考えを「疑似科学だ、初めの数ページを見ただけで間違いが分る程度の本だ」と朝日新聞に投稿された当時阪大の宇宙物理学者池内 了博士は、その後反省されて、岩波書店の「科学」や御著「物理学と神」(集英社)などで「特殊相対性理論には疑問がある」ことを示唆されておられます。また理論物理学の大御所佐藤文隆京大物理学教授も読売新聞に「特殊相対性理論は間違っていると思う」との寄稿をされています。
私の著書には “うっかりミス” や “すっ飛びミス” があります。それらは後続の拙著やホームページで訂正しながら、そして読者と共に「進歩してきた」つもりです。
ところが、M物理学名誉教授や「知ったかぶりのネットオタク」は重箱の隅を突っついてまったく進歩がないのです。上述の池内博士や佐藤博士は、そんな小さなミスなど見向きもせずに「窪田は一体何を考えたのか」と、真剣に相対論の本質をお考えになられました。
大物人物と小物人間の違いです。
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(2)光は自由空間を直進するということ。(2001年8月14日)
窪田登司:
上図におきまして、内部が真空の長い筒の下に光発射装置があります。
ここで、光(球面波、レーザーパルス、光子1個等々)をパッと筒の出口に向けて発射します。
私は「光は直進する性質があるので、筒が高速で運動していると、筒壁に当たって、外に出られない」としています。
例:ブラッドリーの光行差の現象(望遠鏡を傾けなければいけない)があります。
この場合、「筒が高速で運動している」とはどういうことでしょうか。この回答が “発射した光を基準にしましょう” という、相対的光速度(c−Vcosθ )の V です。
この「光に対する物体の運動変位」はリングレーザージャイロに応用されていることで、「ガリレー変換」となります。
M教授:
それは擬似科学だ。光はほっといても筒の移動速度に応じた角度で発射されるから、筒を傾けなくても光は外に出る。
それがマイケルソン・モーリーの実験だ。
筒を傾けねばならないという主張は、逆にいえば、筒がそのままだと、光がエーテルに流されてずれた位置に到達することを示している。地球の公転速度は光速のおよそ1万分の1であるから、レーザーを発射して10m先の的にぶつける場合、およそ1mm程度のずれが生じる。そんなにズレたら、真っ直ぐなトンネルは掘れない。トンネル掘りはレーザーを使って直線を出しているのだ。
窪田より反論:「筒の移動速度」というのは、何に対する速度なのですか? 『なっとくする相対性理論』や『科学朝日』にも “絶対静止系”、“エーテル系” に対して、と書かれていますが、そういうものがあるのですか?絶対静止のエーテル系という基準になるものがあると現在でも信じておられるのですか?「光がエーテルに流されて・・・」などと、そのような光を流すエーテルなるものが存在すると、現在でも信じておられるのですか?
もし仮にそういう絶対静止のエーテルなるものが宇宙空間に充満しているとした場合、なぜ地球の宇宙空間に於ける速度は30km/s なのですか?太陽は宇宙空間に絶対静止しているものではない事が現在では分かっているのですよ。
次に、「レーザーを発射して10m 先の的にぶつける場合、およそ1mm 程度のずれが生じる」などということは、私は “地球上での静止光源→受光” 実験ではあり得ないとしています。
10m 先の的ならば、赤道付近で0〜約15ミクロン、つまり “最大” で約15ミクロンのズレでしょう。大ざっぱな計算ですが、神戸付近では0〜10ミクロン程度、つまり最大で約10ミクロンのズレがあるでしょう。1000m 先の的ならば0〜約1mm のズレですから、実験なさってはいかがでしょう。ただし神戸を真空にしなければいけません。空気中ではレーザーは空気分子にディスターブされ、散乱しながら進み、地球の運動に引きずられるので殆どズレは生じないからです。
具体的に分かりやすい例を述べますと、地球から月の目標点に向かってレーザーを発射する場合、“月面の真の位置” よりも約0.0053度ほど地球の自転方向に発射レーザー光を傾けておかなければいけません。もっと分かりやすい説明では、太陽の、あるポイント、例えば黒点を観測する場合、望遠鏡を約0.006度ほど公転方向に傾けておかなければ、その黒点は見えません。これがブラッドリーの光行差の現象であり、理論的に証明しているのが(c−Vcosθ )の相対的光速度説(仮称)です。
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2004年11月14日追記:上記計算は正しいことが04年10月23日の読売新聞の記事で実証されているように思います。この記事は「アインシュタインの予言は当たった!」という標題ですが、アインシュタインの言うように地球の重力によって時間と空間が歪んでいるのではなく、NASAの実験(目的の観測)はレーザーの直進性によって光軸を地球の自転方向に約0.0053度ほど傾けなければならないことを実証したのではないかと見ています。
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(3)同時の相対性について(2001年8月14日)
窪田登司:
上図におきまして、中央の列車内観測者 C が「ランプA、B が同時に光ったのを見た」というのは、A の方が先に光り、その後に B のランプが光ったことです。そうしないと、同時に中央 C には光は到達しません。
したがって当然、大地系観測者も「 A の方が先に光り、その後に B が光った。だから中央には同時に光は到達した」と報告するでしょう。
M教授:それは疑似科学だ。列車内の観測者Cは「同時に A、 B から発射された光が同時に C に到達した」と主張し、
大地系の観測者は「 A が先に光り、 B がその後に光って、中央 C に同時にそれらは到達した」と主張する。これが同時の相対性だ。高速列車は縮むというローレンツ収縮によってこれが証明できるのだ。NHK スペシャル「アインシュタインロマン」の説明は間違っている。
窪田から反論:列車内の観測者も大地系の観測者も「中央 C に同時に光が到達した」と観測するのは、列車内の観測者も大地系の観測者も、「 A の方が先に発射されるからだ」とするのがなぜ疑似科学ですか?
「光も物体を投げたように運動するという特殊相対性原理なる仮定」と、「そうはならない。光速度はいかなる場合も一定値 c であるという光速度不変の原理」は矛盾しており、両方とも間違っている事を私は指摘してきました。
この二つの “間違った原理” から作られた「運動物体は縮む」とか「運動物体の経過時間は遅れる」いうアインシュタインの特殊相対性理論は数学的に間違っていることを説明しました。
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(4)光の進路U(2001年8月15日)
窪田登司:
上述した(2)と同じですが、筒を斜めにして移動している図が御著の中にありました。
光には光軸という方向性があります。筒の出口方向に発射した光が、筒の中を通り抜けて飛んでいくことは光学的にあり得ません。
筒壁に光は当たって、外に出られないのが正しい物理現象と考えます。
もし、もともと図のように上方に光を発射したのならば、光速 c および光軸と筒のなす角度で決まる「筒の移動速度 V 」が存在し、その場合は無事に光は筒から出てきます。この V とは(c−Vcosθ ) の V です。
“光に対する物体の運動変位”、これを述べたものが「相対的光速度説」(仮称)です。
M教授:
それは擬似科学だ。光は筒の移動速度に応じた角度で発射されるから、ほっといても出口方向に発射した光は、ちゃんと出てくるのだ。
窪田登司:
何度でも申し上げます。「筒の移動速度」というのは、何に対する速度ですか?『なっとくする相対性理論』や『科学朝日』にも“絶対静止系”、“エーテル系” に対して、と書かれていますが、そういうものがあるのですか?先生は現在でも絶対静止のエーテル系などが自由空間に存在すると信じておられるのですか?アインシュタインはそういうものは否定したのですよ。
M教授:
“シンクロトロン放射光” で実証されている。ほっておいても光は光源の速度に依存して勝手に前に向くのである。
窪田登司:
シンクロトロン放射光は高速電子の加速時に於ける光放射で、光発生のメカニズムの一つです。高速電子が急カーブするとき光を発生することは量子論で説明されています。“アインシュタインの言う物体の運動” と混同しないでください。
レーザー測距装置など “光源” が、等速直線運動しているとき、その速度に依存した方向にほっといても光軸が向くことはありません。
たとえば、地球は銀河中心を基準にすると、350km/sec〜400km/secで宇宙空間を運動しているそうですが、地球上でレーザー測距装置を使用する場合、その速度(350km/sec〜400km/sec )に依存した方向にほっといてもレーザーが飛ぶ事実はないし、そういう速度は計算式に入ってはいません。
御著では半導体レーザーの内部構造を引き合いに出して、「ほっといても斜めに光は出るのだ」とも説明されていますが、レーザーは共振導波路に沿って、その方向に進行波として出てきます。ちなみに後方にも進行波を出して、半導体レーザーを制御していることをご存じですか?
半導体レーザー(その他諸々の “光源” )の光軸の向きは等速直線運動の場合、その速度に依存はしません。
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(5)球面波の波形について(2001年8月16日)
宇宙空間を等速直線運動している光源が、パッ1、パッ2、パッ3、パッ4と球面波を発射しながら移動した場合の、各波形はどのようになるかを考察してみましょう。
初めに「相対的光速度説」、つまりガリレー変換によるものを書きます。次にM教授の著書から引用します。
窪田登司:
真空の宇宙空間(光に対して何もディスターブするものがない自由空間)では、上図のようになると考えています。
現在時刻は光を発射してないので、“光源” の位置だけを示してあります。
そしてこれは “空間系(基準系)” の図であると同時に運動している “光源系” でもあります。
M教授:
それは擬似科学だ。上図のようにエーテル風によって波面に片寄りが生じるのだ。
相対論を採用しようがエーテルの存在に基づくローレンツ収縮仮説を採用しようが、これは変わらない。
窪田より質問:御著では、エーテル風による図だけで、相対論による場合のご説明が省略されていますが、先生は現在でも “エーテル風” が存在するとお考えなのですか?アインシュタインは “エーテル風” なるものは否定したのですよ。
御著では至る所でエーテル説で説明し、あとは「相対論でも同じだ」と書かれているので、エーテル説も相対論も両方を信じておられると拝察いたします。
相対論の場合は、なぜ上図のようになるのですか?この図は “空間系” の図ですか?それとも “運動系” の図ですか?
(先生のお答えなし)
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(6)シンクロトロンなど粒子加速器内で粒子の速度が光速以上にならない理由について
窪田登司:
加速器は電磁場で加速するようになっています。電磁場はマックスウェル電磁方程式から分かるように、その伝播スピードは光速 c です。したがって、そういう電磁場で加速するのですから荷電粒子が光速以上にならないのは当然と考えます。そしてこれは “荷電粒子” の話であり、慣性運動する “物体” までも光速以上にはならないという実証ではありません。
M教授:
そうではない。それは2つの間違いが絡まっている。一つ、加速器内での電場のかけ方は、粒子が来るタイミングに合わせて行うものであるから、電場の変化のタイミングを光速度以上に粒子を加速するようなタイミングで行うことも可能なはずだ。おもしろいのはもう一方の間違いである。風を受けて走るヨットを考えろ。風のスピードより速く走るヨットはいくらでもある。加速器内も同様だ。あっさりと光速を越えることが可能だ。光速を越える粒子が観測されないのは特殊相対論によるものだ。
窪田登司:ん?・・・・・述べられている事に矛盾はありませんか。「あっさりと光速を越えることが可能だ」と述べた直後に、「光速を越える粒子が観測されないのは特殊相対論によるものだ」とはどういう事?物理学は実験よりも間違っている理論でも、その方が優先されるのですか?
私は荷電粒子はどんなに加速しても光速以上にはならないと思っていますが、それは、光速になった瞬間に爆発したり、他の素粒子に分裂したりするからだと思っています。ただし、粒子同士が衝突すると、その破片は光速以上で飛び散る可能性もあると思います。
2024年10月23日追記:思い出しました。2011年9月24日著名各新聞で大々的に取り上げられ話題が沸騰した “ニュートリノ” 実験。名古屋大学などの国際研究グループが発表した「光速より早く飛んだニュートリノ」。スイス・ジュネーブ郊外のCERNから、イタリア方向にニュートリノを飛ばして、730km離れたグランサッソー地下研究所に到達した瞬間には光速より約7km/s ほど速くなっていた!
ただし、この報道直後に研究所に多額の寄付金、研究費を注ぎ込んでいた某擁護団体が猛反撃で研究所を潰しにかかったそうです。研究所の所長は「ごめんなさい、間違いでした」とお詫びの会見をしました。
光のスピードというのは、さほど速いものではありません。1ナノ秒でたったの30cmしか移動しない自然界ではごく普通のスピードです。このスピードより速く飛ぶものはないとし、重力までもが光速で伝わるなどとした相対性理論に疑問を持ったのは私だけでしょうか。
こういう実験や観測はいったんアインシュタインをアタマから外して、人類の得た正統派物理学であるニュートン力学、
マックスウェル電磁力学、量子力学の三者によって “どの団体にも属さない賢明な科学者” が解析する必要があると思います。
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(7)特殊相対性理論の内容について
窪田登司:
特殊相対性理論は加速系には応用出来ないものと勉強しました。等速直線運動での理論と理解しています。
M教授:
そうではない。加速系でも立派に成り立っている。ニュートンの式F=ma を不変形式にしたのが特殊相対性理論だ。
a は加速度だ。
窪田より質問:それってローレンツ変換によってニュートン力学を書き換えたのでしょう。ローレンツ変換は等速直線運動系(=慣性系)で成り立つとされている仮説ですよ。
【追稿:本日(2001年11月24日)、ふと気が付いたのですが、上記内容は特殊相対性理論の無謀さを浮き彫りにしているように思えます。ニュートン力学は加速系も含めた立派な理論です。一方、ローレンツ変換は等速直線運動系でのみ成り立つとされている仮説です。そのローレンツ変換を使ってニュートン力学を書き換えてきたのが特殊相対性理論です。無謀な世界にハマッてはいませんか?】
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(8)ご参考までに/窪田登司
上図がアインシュタインの特殊相対性理論のもとになっている一つ “特殊相対性原理” と呼ばれる仮定です。K大学M物理学名誉教授は「これは仮定ではない、“原理” だ」と主張しています。
マイケルソン・モーリーの実験の計算に使われた図であり、有名な「L、vt、ct、光の直角三角形」のもとになっている考えです。
をご参照ください。
等速直線運動の場合、“物体” を投げたのならば、このようになります。それをガリレオの相対性原理といいます。
アインシュタインは明治38年25歳(26歳?)の時に、当時の奥さんミレーバと二人で、“光” でもこうなるだろうと「仮定」したのです。いや「仮定」ではなく、二人は「これを “原理” とする」としました。
しかし、現在のハイテクレーザー技術によって、光はこのような伝播の仕方はしないことが分かっています。
「じゃあ、どうなるんだ」という解答が、何度も述べている「光の直進性」です。高速で筒が移動していると、光は筒壁に当たって外へ出てきません。
私を異端者扱いしないで、私が何を考えたのかを、まず理解してください。全国から1500通以上のお手紙を頂戴していますが、その7割が「分かった!目からうろこ!」とご理解を賜っています。
私の述べていることを理解できた人は私よりアタマが良いです。
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K大学M先生、W大学O先生へ
冷静になって、トップページのFig.1「L、vt、ct、光の直角三角形」をご覧下さい。この図は2つの異なった座標に囲まれて作られた直角三角形です。
アインシュタイン(またはフランスのポアンカレの著書に書いてある)は明治38年に、この図から次の2つの「仮定」を思いついて特殊相対性理論を作ったのです。
1,「光は物体と同様にベクトル合成方向運動をする。これを原理とする」としました。これがアインシュタインの特殊相対性原理と呼ばれるものです。
2,「光は物体と同様の運動をしない。ベクトル合成されることなく光速度はどの系でも常に一定値 c である。これを原理とする」としました。これが光速度不変の原理と呼ばれるものです。
なぜ、このような矛盾する2つの仮定を “原理” と称して作られた理論が正しいのですか?
アインシュタインが、どういう理由からこういう2つの相反する要請を思いついたかは、私のホームページを全部お読みになれば「あっ、ここに書いてある!」と分かります。読まない、読めないでは私を馬鹿にして喜んでいる「知ったかぶりのネットオタク」と同じです。
ニールス・ボーアや当時の優秀な科学者は、こういう2つの仮定には難があるとして相対論には反対していました。
ところが、エディントン卿やA.D.Fokker たち “数学の達人” がその反対をものともせず数式化していき(トップページの「L、vt、ct、光の直角三角形」を4次元時空座標に拡張)、布教を進めて、今日の神格化、偶像化されたアインシュタインが出来上がったことを、今一度真剣に反省してください。
この理論から得られる結論は 「運動する時計は遅れる」 とか、「運動する時計は進行方向に収縮する」 、「高速で旅をしてきた宇宙飛行士は歳を取ってない」、「同時の相対性」等々、奇妙・奇抜な “考えれば考えるほどアインシュタインにハマッてしまう” 面白い結論しか無いです。数学世界にハマれば尚更です。
その奇抜な理論を使って「成層圏で発生した素粒子が歳を取らないで地上まで降ってきた」とか、「エネルギーと質量は等価である」、「シンクロトロンで加速した素粒子は運動エネルギーだけでなく質量も増加する」(※)など、優秀な頭脳の科学者が振り回されてきたのがアインシュタインに支配された20世紀物理学です。
(※窪田註:運動エネルギーは増加しますが、質量まで増加する事は決してありません)
冷静になって相対論以前の正統的な物理学に戻ってください。人類がこれまでに得た偉大な物理学は、ニュートン力学とマックスウェル電磁力学、そしてそれらを粒子と波動という面で統一したニールス・ボーア系量子力学、この3本柱です。目を覚ましてください。
私の知らない分野で相対論の矛盾を多方面から追求し研究していけば、まさに膿(うみ)が出るごとく、「従来、相対論でこう考えられていたのは、じつはこうだった」と、物理学界で論文の洪水になること必至です。
(2001年8月27日/窪田登司)
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M物理学名誉教授はどんなに説明してもご理解できない先生のようです。
たぶん、トップページの「L、vt、ct、光の直角三角形」が頭から離れないのだと思います。
上述した(2)や(4)におきまして、先生の言われる『光はほっといても筒の移動速度に応じた角度で発射されるから、筒を傾けなくても光は外に出る』の『移動速度に応じた角度』というのは、おそらく
θ=cos−1(v/c )
のことをお考えなのでしょう。
この v というのは、“何に対する”速度ですか?
先生は現在でも “絶対静止のエーテル系” に対して、と御著に書かれていますが、まだそういう架空の “エーテル” とか “エーテル基準系” なるものを信じておられるのですか?そういう “基準” が自由空間に存在するのですか?もし仮にそういう “絶対静止のエーテル系” なるものが存在する場合、なぜゆえ『光はほっといても筒の移動速度に応じた角度で発射される』のですか。
120年前を思い起こしてください。当時は太陽は空間に絶対静止していると考えられていました。だから地球の運動は “太陽に対して” と計算され、v は公転速度の30[km/s]となっていましたね。
ところが現在は天文科学が進んで、太陽は空間に絶対静止しているものではない事がわかっています。太陽系自体も螺旋運動しながら銀河渦巻き中を運動していることが分かっているそうです。そうすると v はどうなるのですか?銀河中心を基準にしたv=400[km/s ]とするのですか?そうではありませんね。そういう事をし始めると、θ はいかようにもなって、先生の言われる『ほっといても移動速度に応じた角度』というのは決められませんよ。でしょう、分かりますか?
もし先生のお好きな説明「宇宙黒体放射の異方性を利用して測定された地球の絶対速度350km/s 」を正しいと信じて、それを使いたいなら、それでマイケルソン・モーリーの実験を再計算してください。とんでもない結果になります。
1887年の実験に適用してみると、干渉縞のズレは、縞の幅の50.8倍になります。実験結果は0.02倍でしたね。
1905年のモーレーとミラーによる更に精密な実験では、0.0076倍でした。
だから私は、基準にするものは架空の “エーテル” とか “エーテル基準系”、あるいは目で見える「太陽」や「銀河の中心」や、はたまた「北極星」や「アンドロメダ銀河」等々の「物体」ではなく、“発射された光” そのものにしましょう、と述べているのです。光は自由空間を直進する性質があるので、その光を基準座標系と定義しましょう、としつこく提案しているのです。そうすれば基準系と運動系はガリレー変換で結ばれ、その相対的な光速度でマイケルソン・モーリーの実験を計算すれば、東西方向と南北方向の時間差はないことが証明できたのです。またブラッドリーの式も理論的にきちっと証明できたのです。
私の相対的な光速度説(仮称)には2つの根拠があります。一つは、現実に日本の開発したリングレーザージャイロは、光つまり発射したレーザーそのものが基準になっていること。
もう一つは宇宙空間は無限だから、どこでも中心であるということです。時間も同様です。時間は無限だから、どの時点でも t=0 と定義できます。
この後者につきましては、「そんなものは仮説だ」と言われても仕方ありませんが、少なくとも私は「時間と空間は歪んでいる」とか、「ビッグバンによる宇宙開闢の瞬間から時間と空間は始まった」というアインシュタイン宇宙論は信じることはできませんし、数学的には間違っています。
もう一度冷静になって次のことをお考えください。
「相対論を擁護する人々は、ほんの小さなミスにハマッている」ということ。
それはトップページの「L、vt、ct、光の直角三角形」です。こういう直角三角形は物理的にも数学的にも存在しません。運動系にとって光速度は変わります。
(2001年8月29日/窪田登司)
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追加(05年3月4日/3月25日)
先日、ある読者から物理学に対する落胆の気持ちを綴ったメールを頂戴しました。それは、ある大学物理学教授に質問した回答が、「あなたはアインシュタインを誤解している。アインシュタインは常識では考えられない発想を具現化したからこそ大天才なのだ。相対論を常識で考えてはいけない」というものだったそうです。
私は、「ああ、なるほど。これでは物理学は破滅へ向かうしかないですね」と返事を書いたのですが、たまたまこの先生がこのように考えているだけで、すべての大学物理学の先生が、このように考えているわけではない事を知っておきましょう。
そもそもアインシュタインは当時の “常識” で相対論を作ったのです。“常識では考えられない発想” だったのではありません。
“常識” そのものだったのです。その “常識” が現在ではナノテク分光学によって間違いであった事が分かったのです。
逆に言うと、現在では “常識では考えられない発想” ですが、当時としてはアインシュタインにとって精一杯の “常識だった” ことを理解するべきですね。
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余計な追加:私は岡山県の出身です。中学2年生のとき、山陽新聞の「何でも相談室」という欄に次のような質問を投稿しました。「将来、天文学者になりたいのですが、どこの大学に行けばいいでしょうか」と。
掲載されました。村じゅう大騒ぎになりました。「たかしちゃんの事が山陽新聞に載った!」。掲載された全文は忘れましたが、「国立神戸大学が天文学では有名です。・・・ぜひ頑張ってください」という内容でした。
残念ながら私は中学3年間、高校3年間、計6年間、お昼は体操の選手(部長・高3のとき、国体の予選に出場したのですが、オチました。次の写真はオチているのではなく、大車輪から空中を1回転して着地寸前の様子です。逆方向に回転するので、空中計2回転です)、夜は天文部で活躍していたので、受験勉強する暇が無く(?)、アタマも悪かったので、神戸大学には受かりませんでした。
神戸大学とは深い因縁がありますね。
私はM物理学名誉教授より3歳年上ですが、もし私が神戸大学に受かっていたら、今頃(c−Vcosθ )の発見もなく、
二人で相対論の布教をしていたことでしょう。
の続きで、天文部顧問の野崎先生との思い出を1篇:
高校2年生の物理の授業で、T=C Rという式が出てきたのですが、どうやってこの式が導出されたのかは全然説明がありませんでした。そこで質問をしました。「先生、どうしてコンデンサーと抵抗を掛けたら時間になるのですか?」と。先生のお答えはこうでした。「窪田君、自分で考えてご覧」。
ノーヤン(野崎先生のアダ名)先生は天文部の顧問であることもあり、私のことをとても可愛がってくれて仲がよく、私も尊敬していました。
私は<よし考える!>と決心して、猛烈に家で勉強しました。何日かかったかは忘れましたが、ついに全貌が分ったのです。早速、職員室に行って、ノーヤンに数式をダーッと書いて、「これですね」と示しましたら、「そうだ、よく分った!」と褒めてくれました。嬉しい思い出のひとコマです。
(すみません。ちょっと一言:特殊相対性理論では等速直線運動したら時間が変わる、となっていますね。そうするとコンデンサや抵抗の値まで変わるんですね。それでよくコンピュータが正常な動作をするものですね!?)
⇒これに対する反論がきました(2020/05/13)。以下は、その一部です。
『アインシュタインは v<<c 亜高速の世界を天才的な数学を使って物理学を変えたのだ。通常の我々の住む世界では v
は非常に小さいから等速直線運動であれ等加速度運動であれ、相対論を云々すること自体が間違っている。貴君のアタマの弱さを露呈している!』
窪田:アタマが弱かったので神戸大学に受からなかったのです。それは認めますが、GPSの誤差は相対論によって補正されている、というアインシュタイン信奉者の嘘言(たわごと)はどう説明します?GPSと地上の関係は v<<c ですよ。
面白く楽しい相対性理論は物理学でしょうか
窪田登司 自伝の§22「人生 最後の著書」の●16の(5−2)はいくらか、の項が分かる人は現在世界で何人いるでしょうか。
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