舟伏山(ふなぶせやま) 2 [奥美濃] 1040m |
先月、雪の木曽駒に登ることができ、これなら春の燕なら登れるかも、と思って計画し
ていたのだが、あいにく天気は悪い。「無理は禁物」と日帰りの山行に変更し、同行予定だったNom君と奥美濃の舟伏山に行くことにした。 |
天気予報は晴天だったが、登山口の駐車場から見上げた舟伏山の山頂部は雲に覆われていた。上空に冷たい空気が入ってきていて、不安定な天気だろうとは思っていたが、
こんな曇天は予想していなかった。どうも最近天気に恵まれない。
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伐採地を登る
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ニガイチゴ
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登山口周辺は大規模に伐採されていて、放置された枝や細い幹が谷筋に散乱している。前回登った時はよく手入れされた杉の植林地だったが、伐採の時期がきたらしい。 |
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伐採地から見る舟伏山
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伐採地を抜けると杉林の尾根に上がり、少し進むと石仏のある桜峠。その名の通り山桜が咲いているが、少し元気がなさそうに見える。 |
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桜峠の十峰施玉仏
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ヒトリシズカ
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芽吹きの雑木林
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みのわ平に近づくと雑木林の林床に早春の妖精たちがちらほらと現れる。小さな花たちなので、その気にならないと目に留まらないが、それぞれが魅力的だ。ヒトリシズカ、キランソウ、様々なスミレ。小さな春色の競演。 |
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マルバスミレ
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みのわ平
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フイリシハイスミレ
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ガイドブックによれば、みのわ平はカタクリの多いところらしいが、あまり見当たらない。カタクリの葉っぱはたくさん見かけるのだが、花が咲いていない。 |
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カタクリ
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エイザンスミレ
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木の洞に咲くタチツボスミレ
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みのわ平からなおも雑木林の斜面を登り、左に水たまりの標識を分けると、いよいよイワザクラの群生地。離れたところから見ると、石灰岩の岩場にしがみつくようにピンクの花がそこここに咲いている。
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イワザクラ
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イワザクラ
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イワザクラ
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イワザクラ
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イワザクラの群生地から少し登ると、山上台地の一角に登りつく。周りにやたらバイケイソウの明るい緑の葉っぱが目立つ平らな道を、イワザクラの満足感に浸りながらふらふら行くと、三角点のある山頂に到着する。 |
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山頂の三角点
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山頂の一角で昼飯を食べている間、先着していた3人連れが下山していき、高齢の夫婦が登って来ただけで、他に登山者は見かけなかった。駐車場の車からするともう少し登山者を見かけても良さそうなのだが、同じ方向に回っているので出会わないのかもしれない。
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小舟伏山への稜線 |
バイケイソウの葉
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食事を終え、下山は西回りコースを下る。 |
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キランソウ
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フデリンドウ |
一輪しか咲いていないけれどニリンソウ
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ジグザグ道をひたすら下って傾斜が緩くなったところが乗越。ガイドブックには阿弥陀仏があるということだったが、石囲いがあるだけで中は空っぽ。盗まれてしまったのか、それとも盗まれる集落に下ろしたのかは分からない。
ここから登山道は左手に湿った斜面をトラバースして小尾根に渡り、それを下るようになる。周りはヒノキの植林地に変わり、右手がガレ落ちているところもある。
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ボタンネコノメソウ |
明るい沢
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[山行日] | 2019/4/22(火) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[天気] | 曇り 2019年4月の天気図(気象庁) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[アプローチ] | 東海環状・関広美IC
→ (R418号)→ 谷合 →(県道200号、林道 )
→ 舟伏山登山口駐車場 [約34km] ・登山口には広い駐車場、トイレ、登山届ポストがある。 |
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[コースタイム] |
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[地図] | 谷合(1/25000) |
[温 泉] |
武芸川温泉 <関市武芸川町八幡1558-7> |
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[風景印] |
北山局 (岐阜県山県市神崎311) ・図案 |