水晶岳(すいしょうだけ)2986m 、赤牛岳( あかうしだけ)2864m                 [北アルプス] 

 

 雲ノ平から

 雲ノ平で泊まることも今回の山行の目的のひとつではあったが、第一の目標は「赤牛岳」。1994年に烏帽子岳から裏銀座を縦走して水晶岳に登った時、水晶から立山に向かって 延びる長い稜線の先に赤牛岳がうずくまっているのを見た時から、いつかこの稜線を歩いてみたいと思っていた。

 

8月1日

 目覚めたのは3時。4時出発予定だったので少し早いくらいだが、寝すぎる恐れがあったのでそのまま起きる。
 ロビーに下りてみると、何人かが身支度を始めている。外に出てみたらガスの切れ間に星が瞬いていた。今日は長丁場なので、天気に不安があると出かけにくいが、天気は何とかなりそうだ。昨夜は夕立も無かったし。

 行動食を少し食べてからヘッドランプを点けて3時45分出発。まだ暗いが、木道部分が多いし、昨日来た道を戻るので心配はない。時々ガスが流れる。

ガスが流れる雲ノ平

 

 祖父岳分岐まで来るとだいぶ明るくなって、ヘッドランプが要らなくなる。薬師岳の頂上付近に赤みが射してきて、その手前の雲ノ平の上にガスが流れている。まさしく雲ノ平だ。雲ノ平山荘が 箱舟のように流れるガスの中を進んでいく。 

 祖父岳に登るにつれて黒部五郎岳、三俣蓮華岳が見えてきて、山頂からはパノラマが広がる。目の前のワリモ岳、鷲羽岳が大きく、その右に昨日は見えなかった穂高を引き連れた槍ヶ岳が天を突いている。北側からガスが流れてくるので、ガスの切れ目でシャッターを押す。

 

祖父岳山頂から (槍穂連峰、三俣蓮華岳、笠ヶ岳)

 

 祖父岳から岩苔乗越へ下る。花の多い道で気分がいいが、意外に時間がかかる。
 岩苔小谷を隔てた水晶岳の雲はなかなか取れない。谷側から雲が吹きあげ、まるで浮上しつつある潜水艦のようだ。
 水晶岳から岩苔小谷へ落ち込む山腹のラインは、氷河地形のU字谷のようで好きなのだが、今日はすっきり見えない。

 

岩苔乗越への道

 

雲がかかる水晶岳

 

クモマグサ

  乗越で一休みして、裏銀座の稜線に登り返す。稜線に出ると再び槍穂の展望が広がる。まだ雲は懸っていない。
 二重稜線を進み、イワオウギの目立つお花畑の急登を登りきると、意外に早く水晶小屋に着いた。

 

 
祖父岳

 

水晶小屋への登りから鷲羽岳(左)、ワリモ岳を振り返る

 水晶小屋は以前泊まった時よりも少し大きくなった気がするが、そんなことがあるだろうか。中を覗いてみると改修されたようで小綺麗になっている。
 小屋前のベンチで槍ヶ岳を見ながら雲ノ平山荘の弁当を食べる。おにぎり2個とウインナー2本、豆と漬物が入っている。行動食の感じでおにぎりは1個だけ食べる。

 小屋の裏手からは水晶岳から赤牛岳へこれから歩く稜線が見渡せる。なかなか遠い。
 野口五郎、烏帽子の方はもやっている。

オガラバナの花穂

 

水晶岳から赤牛岳へ続く稜線

 

 弁当を食べていたら大きな荷物を背負った、いかにも山ガールといった感じの女の子が登って来た。しばらくすると水晶小屋の若い男の子二人と話が弾んでいる。どうやら女の子は山のブロガーで、男の子はそのフォロワーらしい。男の子の話しぶりにはかなり熱が感じられる。女の子は熱心なフォロワーに会えてまんざらでもない様子。いやー、山のアイドルって本当にいるんですねえ。とおじさんは感心してしまう。

 

 さて、今日はこれからが本番。気を引き締め直して水晶岳に向かう。小屋あたりから見ると、どこを登るのだろうと思われるほど鋭い岩峰が並んでいるが、道はしっかりしている。
 途中で先ほどのブロガーの女の子が軽装で飛ぶように追い抜いて行った。テントを背負って歩くだけのことはありそうだ。

 水晶岳の山頂は岩場で、狭くて込み合っていた。東側のカールには雪が残り、黒い岩峰とコントラストを成している。 黒岳の別名の通りだ。槍ヶ岳もよく見えている。
 しかしながら、気になるのは後ろの赤牛岳への稜線。やはり赤牛は遠い。残念ながら赤牛の向うに見えるはずの立山連峰は雲の中だ。

チョウノスケソウ

 

 
カール越しの槍穂連峰

 

水晶岳山頂から赤牛岳

  山頂での会話の流れで「これから赤牛に向かう。」と話すと、水晶小屋の関係者らしき人が、「先行者がありますよ。 ここからしばらくは岩場がきつくてそこそこ時間がかかりますが、今時分は陽が長いので大丈夫でしょう。」と言う。
 それを聞いて急に時間が心配になり、休憩もそこそこにザックを背負って未知の岩稜に踏み出す。

 話の通り、山頂からしばらくは足元の悪い岩場が続く。アップダウンがあるが特に下りが嫌らしい。若干股間が縮み上がるところもあるが、まあそれでも一般ルートといった感じで、温泉沢の頭あたりからは穏やかな尾根になってくる。
 温泉沢の頭まで二人連れと単独行者と前後して歩いてきたので、この人たちが先ほど山頂で聞いた先行者だと思っていたが、彼らはここから高天原に降ると言う。やはり赤牛まで行く人間は少ないようだ。

 

薬師岳 (手前の尾根は温泉沢への道)

 

高天原俯瞰 (温泉沢の頭から)

 

 温泉沢の頭から眺めると赤牛岳への稜線はザレ程度のなだらかな稜線に見えたのだが、歩いてみると意外に岩場が多くて歩きにくい。特にゴーロの部分は自分の歩幅で歩けないので疲れる。小さなアップダウンも多い。
 岩場にはペンキのマークが付いているが、時々ルートに迷う。

2742mピーク付近から赤牛岳

 

  途中、先行者に追いついて尋ねると奥黒部ヒュッテへ下りると言う。この人は野口五郎小屋から来たとのこと。そういうルートの取り方もあるのだと感心するが、野口五郎に泊まるのなら雲ノ平に泊まりたい。
 恐らくこの人の方が早くヒュッテまで下りられるので、多少こちらの下山が遅れても、ヒュッテの人に下山者の存在を伝えてもらえるだろう。ちょっと安心。

 時刻は11時を回ってだんだん雲が多くなり、遠望が利かなくなってきたが、途中でちらりと黒部ダムが見えた。

ミネズオウ

 

ぼんやりと黒部ダム

 

赤牛岳が近づく

 

 何度かの鞍部を越え、だんだん足が重くなり腹も減ってきて、赤牛岳山頂に着いたのは11時半。目標は正午だったので、雲ノ平を15分早く出たことを考えても、いいペースでここまで来られた。良く歩いてきた。

 しかし、山頂直前からみるみる視界が悪くなり、山頂に着いたとたんガスに包まれてしまった。ありゃー、もう少し早ければ薬師岳を真横から見ることができたのに。残念。長年の夢は達成できたが、感慨はイマイチ。まあ、 山だからそんなこともあるでしょう。

赤牛岳山頂

 

 山頂には他に3人。途中で会話をした人の外に大きなザックを背負った人と、軽装の人。弁当の残りを食べているうちに、軽装の人は水晶岳方面に引き返し、他の二人はめいめい奥黒部ヒュッテに下って行った。しばらくガスが晴れるのを待っていたが、正午になったのを機に自分も下ることにする。
 ここからヒュッテへはコースタイム4時間。下山で4時間はなかなかハードだ。水晶から赤牛までのコースタイムは2時間40分で、休憩時間を除いてほぼ同時間で歩けたので、奥黒部ヒュッテにも4時過ぎには到着できるだろうと見込みを立てた。
 

  ところが奥黒部ヒュッテへ下る読売新道は考えていたのとは全く違っていた。黒部川と東沢の合流点に延びる真っ直ぐな尾根なので、単調に樹林帯を下る道だと思っていたが、ガスの中に見えたのは岩場の続く尾根だった。こりゃ時間がかかりそうだ。

 赤牛岳までの稜線のようなゴーロ地帯もあるし、ゴツゴツした岩場を越えるところもある。アップダウンもあってハイマツに足を取られる。なかなかシビアな道だ。

読売新道上部の岩峰

 

 1時間歩いて開けた尾根に出た。ハイマツの陰に6/8の標識がある。地図を見ると2578m標高点のあたりだ。振り返ると越えてきた岩稜帯の背後に赤牛岳が霞んでいる。
 全体の1/4を下ってきて1時間なので、コースタイム4時間からするとコースタイム通りということになる。やっぱり時間がかかりそうな道だ。下りに急ぐと 筋肉痛で翌日が辛いので、時間をかけて下ることにする。幸い心配した夕立は大丈夫そうだ。

赤牛岳を振り返る(6/8ポイントから)

 

 6/8ポイントからは尾根の傾斜が少し緩くなり、針葉樹も現れ始める。尾根の広いところには湿地が現れ、ここでもコバイケイソウが咲いている。湿地の遠景には東沢を挟んだ烏帽子岳、南沢岳がシルエットになっている。

 4/8ポイントの標識を過ぎると針葉樹林の木の根道になり、これもまた歩きにくい。ダケカンバの滑りやすい道、大岩のアスレチックのような道、木の根がらみ段差の大きな道、笹をくぐる道 、とどんどんいろいろな状況が現れる。

 コメツガ林の3/8ポイントの標識で先行のザックの大きな単独行者に追いつく。この人は高天原から温泉沢の頭に登り、赤牛岳に縦走してきたと言う。大きなザックではあるが テント泊ではなく小屋泊まりということで、大きな荷物は歩荷訓練とのこと。う〜ん、理解しがたい。(この方は次の日、平ノ渡しから五色ヶ原に登っていった。やは り赤牛に来るのは変わった人が多い。)

4/8ポイントの湿地

 

 

大岩の道

 

岩の上に生えたヒノキ、ヒメコマツなど
(ヒュッテ近く)

 

 3/8ポイントからもアスレチックのような道は続き、大岩に打ち込まれた鉄筋を足掛かりに下ったり、倒木をくぐったりと全身運動を強いられ、 ザックが揺すられて弱点である肩が痛い。1/8ポイントで水晶小屋から来た夫婦連れを追い抜き、(この人たちが水晶山頂で聞いた先行者のようだ)4時過ぎにやっとのことで奥黒部ヒュッテに降り立った。

 

 奥黒部ヒュッテはさすがに満員ということはなく、本日の宿泊者は13名。下山が8名、入山が5名。布団1枚に1人。

 小屋のHPでは風呂に入れるということで期待していたのだが、なぜか風呂場で温水を洗い桶にためて被るだけ。それでも石鹸で体と頭を洗ってすっきりした。
 風呂上りはもちろんビール。外のベンチでつまみを交換しながら情報も交換。水晶岳と赤牛岳の間の稜線で水晶岳からピストンする人は見かけたが、一緒に飲んだ新潟からのおじさんは明日ここから赤牛をピストンするという。テント泊で小屋にビールを買いに来た単独行の女性(自称42歳独身)も同様にピストン。やはり、赤牛に登るような人は変わった人が多いのだ。
 読売新道は確かに歩きにくいが変化に富んだ道なので、ゆっくり登れば登りの方がいいかもしれないが、それでも登り6時間半、下り4時間かかるので雲ノ平からのコースタイムと変わらない。ピストンの方が荷物が軽くて済むという利点はあるが、水晶からの稜線も魅力があると思う。
 水晶小屋まで行くならば6時間半+3時間半でこれも10時間。いずれにしても登りにくい山だ。

ウバユリ

 

8月2日
  平ノ渡しの時間が決まっているので、ゆっくり起きて朝食を食べて出発。赤牛ピストン組は既に出発しているので、朝食を食べるのは下山組。もっとも一部にはダムに下らず、五色ヶ原に登り返す人もいるが。

 ヒュッテを出るとすぐにキャンプ指定地で、その先で東沢を渡る。しばらくはカラマツの生えた砂地の広い河原を行くが、すぐに黒部川の右岸に付けられた断崖の道になる。

東沢を渡る橋

 

しばらくは広い河原

 奥黒部ヒュッテから平ノ渡しの間に桟道や梯子が40基以上あるということだが、確かにそれくらいはありそうで、前半戦はほとんど桟道と梯子の連続と言っていい。それも高度感があるもの、やたら長いもの、やや老朽化しているものなど緊張の連続である。 手が塞がっていると危ないので、早々にトレッキングポールをザックに付ける。
 山腹がザレているところに付けられた桟道などは崩壊のたびに修復がされていないと維持できないだろう。現に放棄された参道の下や上にルートを変えて付け替えられたところが何か所もある。この道を維持するのは凄い労力だ。
 

ギボウシの咲く岩壁に付けられた桟道

 

黒部川の流れは30mくらい下

 

 

梯子を下って長い参道
そしてまた梯子を登る

 

岩壁に生えるコキンレイカ
(ハクサンオミナエシ)

 

 斜面が少し緩やかになるとサワグルミやミズナラが現れ始め、桟道、梯子は少なくなる。ここまでザーザーと沢音がいつも左手に聞こえていたが、黒部湖の区域に入っていくとだんだんその音が後方になり、やがて聞こえる瀬音はダムに流れ込む小沢のものだけになった。
 桟道通過に時間がかかるかもしれないと余裕をもってヒュッテを出てきたが順調に進んできて、後半は意識してゆっくり歩いたが、それでも1時間前に渡し場に着いてしまった。

 

 

サワグルミの森

 

トリアシショウマ

 

 渡し場には奥黒部ヒュッテからの登山者に加えて針ノ木沢を下ってきた者も加わり、全部で10人ほどが待っていた。渡し舟の定員が10名なのでギリギリである。オーバーすると二往復になるらしい。

 スマホのスイッチを入れるとなぜかこんなところでラインが繋がり、家に下山の連絡を入れる。自分のスマホはauだが、他の人のドコモやauは圏外になっているらしい。機種によって違いがあるのか、わずかな場所の違いなのか。

黒部湖の枯れ木

 

 定刻より少し遅れて、対岸の岬の陰から小舟が現れ、近付いてくる。湖上にあるときは小さな舟に見えたが、接岸してみると10名は十分乗れる。危なっかしい梯子を伝って乗り込むと、まず黄色い救命胴衣を着せられ、乗船名簿が回されて住所名前を 記入する。
 この渡船の運行は(恐らくダム建設による登山道分断の補償として)関西電力が行っているが、途中の登山道の不具合の有無を聞かれたところをみると、登山道のメンテナンスも関電が行っているのかもしれない。

 エンジンが掛けられ舳先が対岸に向き、風を切って進み始めると、山慣れた男たちもテンションが上がり、歓声が挙がる。これは気持ちがいい。山歩きに舟というあり得ない組み合わせが何とも爽快だ。わずか5分間の船旅が残念で、お金を払ってもいいからこのままダムまで行って欲しい。
 という願望も空しく、対岸の渡し場に到着。屋根付きの船に横づけされ、船から船に渡り、さっきより危なっかしい梯子で上陸する。

 

渡し舟に乗船

 

黒部湖を渡る

 梯子の延長にコンクリート造りの階段が続き、ダム方面は階段の途中で右手の山道に外れる。階段を登り詰めて五色ヶ原に向かう人に別れを告げ、湖岸に付けられた登山道を進む。

 多少の登り下りがあるのは覚悟の上だが、ダム湖の複雑な湖岸線を忠実に辿っていくので、なかなか距離が稼げない。すぐ目の前に次の岬が見えているのに、入り江の奥まで回り込み、沢を越えて登りかえすということを繰り返す。

中の谷が流れ込む入り江

 

 

曲りくねった桧のトンネル

 

スバリ岳と針ノ木岳

 見下ろす湖面はコバルトブルーで、時々白波を立てて遊覧船が湖の中央を行き来している。道は樹林に覆われていて、直射日光が遮られて有難く、道を横切る小沢の流水に、時々手のひらを浸して熱中症予防とする。入り江よりも岬の方が風通しがいいので、岬の部分で何回か休憩をする。

 たまに樹林が途切れて対岸の後立山連峰を見上げることができる。赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳あたりが見えているようだ。

黒部湖の遊覧船

 

 平ノ渡しからロッジくろよんまでのコースタイムは2時間だが、2時間たってもまだ御山谷の入り江を挟んだ対岸にいた。予想以上に時間がかかっている。ダムで食事をしようと思っていたが、諦めて行動食を食べる。

 そこからロッジまでなおも1時間かかってロッジくろよんまでやってきた。ここからはコンクリート舗装の遊歩道でスピードが上がる。遊覧船乗り場からは観光客が溢れる中に突入し、黒四ダムを足早に歩き、なんとか予定していたバスに乗り込むことができた。
 バスに乗ってからふとコースタイムを確かめると平ノ渡しからロッジくろよんまでは3時間だった。ほぼコースタイム通りで歩いていたのだったが、自分の勘違いで急いでダムを駆け抜けてしまったのが残念だった。

入り江の向うにロッジくろよんが見える

 

カンバ谷橋 (右手がダムの堤体)

 

ダムの放水

 <おまけ>
読売新道について
 読売新道はその名の通り読売新聞社が拓いた登山道。読売新聞北陸支社(富山県高岡市)設立の記念事業として、当時の本社社会部の山本栄一記者が発案し、昭和37年(1962年)初冬から昭和41年(1966年)初冬の足かけ5年を要して開削された。
 当時の厚生省に提出された新登山道開削の申請書では起点を「雲ノ平祖父岳稜線」、終点を「平渡場(平ノ渡し)」とするものであったが、祖父岳から水晶小屋跡(当時は壊れていた)までは既にルートがあり、平渡場から東沢出合(現在の奥黒部ヒュッテ)までは北陸電力が道を拓いたので、実質読売新聞社が開削したのは水晶小屋から東沢出合までだった。
 開削作業は発案者の山本記者と彼から依頼を受けた立山芦峅寺の山岳ガイド志鷹光次郎(したかみつじろう)を中心に、数名の作業員などを雇って進められた。山本記者は「本当の社業」とは認められず、休暇を取って作業に当たったとのこと。
  *参考:別冊PEAKS「高橋庄太郎の北アルプス縦走記」(竢o版)

水晶岳、赤牛岳ルートマップ


[山行日] 2019/8/1(木)〜2(金)
[天気] 1日(火) 晴れのち曇り        2019年8月の天気図(気象庁)
2日(水) 晴れ
[帰り道]

日 黒部ダム 14:35 →(電気バス)→ 14:50 扇沢 15:10 →(バス)→ 15:25 大町温泉郷(入浴) 16:25 →(バス)→ 16:45 信濃大町駅 17:20 →(普通)→ 18:12 松本駅 19:07 (しなの24号)→ 21:21 名古屋 21:28 →(特別快速)→ 21:58 JR岡崎駅
 

[コースタイム]  
1日         3:00起床
  行動時間 発着時刻 地点名 休憩時間  
0:55 3:45 雲ノ平山荘 発    
4:40 祖父岳分岐 0:05  
0:30 4:45  
5:15 祖父岳 (2825m) 0:10  
0:40 5:25  
6:05 岩苔乗越 0:10 12℃
0:55 6:15  
6:30 ワリモ北分岐    
7:10 水晶小屋 0:25  
0:45 7:35  
8:20 水晶岳 (2986m) 0:10  
0:55 8:30  
9:25 温泉沢の頭 (約2870m) 0:10  
0:20 9:35  
9:55 2742mピーク手前 0:05  
0:45 10:00  
10:45 2803mピーク手前鞍部 0:05  
0:40 10:50  
11:30 赤牛岳 (2864.4m) 0:30  
1:00 12:00  
13:00 6/8ポイント(2578m標高点) 0:05  
1:10 13:05  
13:45 4/8ポイント(湿地)    
14:15 3/8ポイント(約2110m)コメツガ林 0:15  
1:05 14:30  
15:35 1/8ポイント(約1800m)左側ガレ 0:10  
0:35 15:45  
16:20 奥黒部ヒュッテ(約1500m) 着   全行動時間
10:15     2:20 12:35

 

2日       5:00起床
        6:00朝食
  行動時間 発着時刻 地点名 休憩時間  
1:00 7:10 奥黒部ヒュッテ 発    
8:10 ガレ沢 0:05  
1:05 8:15  
9:20 平ノ渡場(針ノ木谷) 1:00  
    10:20〜10:30渡船    
0:55 10:30 平ノ渡場(平ノ小屋側)    
11:25 ヒノキの根のトンネル 0:05  
0:55 11:30  
12:25 ヒノキの尾根 0:20  
1:30 12:45  
13:45 ロッジくろよん    
14:15 黒部ダム駅 着   全行動時間
5:25     1:30 6:55

 

 

[小屋]
奥黒部ヒュッテ
・1泊2食、9,500円。60名収容。
・HPには風呂ありとあったが、お湯を被るだけだった。HPには1泊2食10,000円と記載されていたが、そのために500円安かったのかもしれない。

・食事は質素。朝食をパンにしたら、食パンではなく長期保存可能な菓子パンが出てきた。でもサラダ、ソーセージ、グレープフルーツ付き。
・水無料。
・トイレは洋式水洗。
・缶ビール500円。

 

[温 泉]

大町温泉郷「薬師の湯」 <長野県大町市平2811-41>
・大町温泉郷にある日帰り温泉施設。大町温泉郷バス停から徒歩2分。
・700円。だが扇沢のバス乗り場で割引券をもらって200円引き。
・ロビーにザックを置けるスペースがつくってあった。
・1露天風呂が気持ちいい。
・食事もできる。