■中古アンプの修理編
◎NO 1 ONKYO製アンプ A-200 リユースに挑戦!
現状検査
1)電源を入れると、電源ランプ、セレクトランプ、パネル表示ランプも点灯
2)プッシュボタン、音声ボリューム、コントロールツマミ等もスムーズに操作できる
3)操作パネル、ケース外観も、目立つ大きな傷も無くBクラスの美品です
4)スピーカー、CD音源を接続し音出しを試行したが左右とも音声出ず、方チャンネルより僅かに聞こえる程度
5)音声が出ない為、他の操作ではどんな不具合が有るか?確認出来ず、以上の様な現状品
修理手順(1)・・・我流です悪しからず
 本体カバー、裏カバー、前面パネルを外し部品基板全体が点検できる状態まで分解し、基盤の埃、古い半田フラックスをアル
コール類で洗浄し、音声の出ない原因で良くある基盤の半田浮等が無いか? 確認し出来れば再半田をしスピーカーヒューズの
導通確認,の上、出来れば新品交換が最良です。 
部品の清掃と洗浄
半田浮き確認と修正
修理手順(2)
 以上の作業後、再生音源を接続しメインボリュームを最小に絞り電源を入れて部品状態を確認後(部品が高温になったり、煙が
出たりする事が有る)ボリュームを徐々に上げ、左右スピーカーより再生音かボリュームを回すガリ音出ればリユースの望みあり
作業後の結果・・・
右チャンネルより、ガリ音と再生音が出たが、左チャンネルは他の操作も試みたが無音でした
 左チャンネル無音の原因・・・SPヒューズ切れ、SP保護リレー、セレクトスイッチ、ボリューム類の接点不良等が考えられこれら
の部品を取り外し、分解洗浄後接点復活剤で修正します。
SP保護リレーの
動作確認と洗浄
セレクトスイッチの
動作確認と洗浄
修正結果・・・
上記の作業を終えら、前回と同じ手順で電源を入れ結果を確認
ボリュームを上げると右チャンネルは綺麗な再生音が出たが、左チャンネルは相変わらず無音です?
修理手順(3)
 右チャンネルは問題なし、左チャンネルの入力回路のチェックですが古い中古品です配線図等は有りません信号回路を、
辿る以外に無さそうですが、まづパワーICの入力素子に直接信号を入れて見ることにした所大きなハム音が左チャンネルよ
り出ました、コントロール回路で問題が有ると判断しセレクトスイッチを中心にテスターで接点チェック! 
バランスボリュウームが作動しない事に辿りつき取り外して抵抗値を図ると完全にアウト同等品が無い為、代品で対応ししたが
修正結果・・・
パワーICに直接
信号を入れる
バランスボリューム
を代品と交換
相変わらず左チャンネルは音が出ません
修理手順(4)
 左チャンネルのコントロール信号を正常な右パワーIC入力につないだらなんと!左右のスピーカーから再生音が出たが
左側は割れたひどい音の為、パワーICの入力素子を基板から外し再度試行したら右側SPより正常な再生音が出た。、
 以上の結果左側コントロール信号も正常で有り、プリアンプ部は問題ない事が判明した、
作業結果・・・
以上の試行でパワーIC(STK459)の左チャンネルが不良である事が解った。
修理手順(5)
 パワーICの交換が必要ですが、STK459現行品ナシ(代替え品STK460・461・463・165・467)いずれもSANYO製で現
在入手は難しくNET検索で根気よく探す予定、パネルのイルミネーションランプが電球の為、LED(ブルー)に交換した
SANYO製パワーIC
  STK459 
ランプをLEDに交換
修理手順(6)
 パワーICSTK459を、NETで入手(ネットって凄いね。)さっそく交換した結果すべて解決!
パワーIC交換
動作確認
修理完了!  ドクター ダイトーデンキ
廃棄寸前の中古アンプ
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パネル、ケース、ツマミ組立
◎NO 2 TRIO製アンプ KA-7X 修理とグレードアップ
1)電源を入れると、電源ランプ、セレクトランプの表示ランプ点灯
2)プッシュボタン、音声ボリューム、コントロールツマミ等もスムーズに操作できるがラウドネスボタンが根元から折れて操作不能、外観は経年劣化が
3)スピーカー、CD音源を接続し音出しを試行したが左右とも若干ガリ音は有るが問題無さそう出力に難が有りそう
4)他の操作は概ねオッケー、ラウドネスボタンはONのまま折れている以外は問題はなさそうだ以上の様な現状品
現状検査

修理手順(1)・・・
 前回と同様の作業をから始めます、本体カバー、裏カバー、前面パネルを外し部品基板全体が点検できる状態まで分解し、基盤の
埃、古い半田フラックスをアルコール類で洗浄し、音声の不具合で良くある基盤の半田浮接点不良等が無いか? 等です
TRIO KA-7X プリメインア
電源トランスの錆が酷い
基盤の埃が湿気でこびり付いている
基盤が水没した様に白く成っている
パネルの角が潰れている
トランスは外して塗料を付した
ブラシで埃を取りアルコールで洗浄した
配線もバンドでまとめ固定した
パネルのイルミネーションが寂しいので加工した
反射枠を作りLEDFを付けた
LED電源回路を追加し既存のランプもLEDに交換
メインVR,コントロールツマミをLEDの光で強調しグレードアップUP 最高!
電源ランプも明るさが増し一段と鮮明に
以上の作業後、再生音源を接続しメインボリュームを最小に絞り電源を入れて部品状態を確認後(部品が高温になったり、煙が出たりする事が
有る)ボリュームを徐々に上げ、左右スピーカーより再生音かボリュームを回すガリ音出ればリユースの望みあり
試行結果・・・ 最初心配した音声出力、音質、ガリ音も無く良好な状態で全く問題無く作動します。   
         ラウドネススイッチはONの状態ですが、トーンコントロール回路ON/OFFが出来る為特に問題無さそうです。
修理完了! 
ドクター ダイトーデンキ
◎ NO3 ONKYO製 A−7700修理