NO 3 ONKYO A-7700
中古アンプの修理編
アンプはヤフーオクション(難あり)で入手したもので、当時は(75年頃〜)はカラオケブームでオーディオ機器にはマイクミキシング機能が付いていました。
メーカーに依っては、エコ-機能、デュエットの出来るWマイク端子を備えた製品も多く有りました。 A−7700は、ブームを象徴するエコー付マイクミキシング機能を
備えたアンプですが,現状は左右とも音が出ません。
原因究明点検開始
1)本機にCD音源、スピーカーを接続しボリュウムを最小に絞った後、電源を入れるとリレー音アリ、ボリュウムを上げて行ってもスピーカーからは、音出ず暫くすると
パトラ用シンクが異常に熱を持っている様です
2)本体カバー及び裏ぶたを外し電源電圧関係から点検する事に(2次電源等に問題は無い、半田浮を確認し半田修正し基盤洗浄する、スピーカー出力ヒユーズが左右
とも切れているので交換(音の出ない原因か?)
3)以上の点検完了後再び(1)の操作を試行・・・電源投入と同時にヒユーズが切れた! 此れは重傷だぞ??
4)スピーカーヒユーズが左右とも即切れる、パワートランジスターが異常に熱を持つ事はパトラの出力回路に重大な不具合が生じている事が考えられる為、基板から切
り離し点検することにした。
5)パトラを取り外すにはエコーユニットを外さないと大型のシンクが外せないし基盤も浮かせない為、大掛りな分解となった。
6)パワートランジスターSTK082データーシートからテスター点検すると出力ピンがグランドとショートして不良です
7)両チャンネル共々パトラが不良に成る原因を探ら案ければ、交換しても同じ故障がすぐ起きる可能性が有り大変です。
パトラを外している状態なのに出力回路が、ショートしている事が解った、リレ-を外し点検異常なし、回路追って行くとスピーカー出力からレベルインジケータ
ー
信号を取っている事が解った、インジケター基盤のダイオードが短絡でグランド側とショー、トダイオードの交換で出力回路のショート状態は解消した。
これで安心してパトラを変えられる! 序でに、インジケーター表示板の照明をブルーのLEDに交換した。
8)このアンプは1975年ころの製品ですパワートランジスタ^−STK082は手に入るかです、さっそくNET検索すると当時の物では無いが同等品と表記の製品が
見つかり購入する事にしましたが、少々不安ですと言うのは、なんと中国から送られるようです でも他に有りませんから意を決して発注しました。
NETの世界は凄いすぐさま返答が有りました「製品は10日後くらいの予定でお届けしますと」しかも配送状況の追跡が出来ると有り 凄い!感謝感激です 。
9)不安は一気に解消されました、製品は形状も取り付け穴ピッチも同等で外見上問題無さそうで早速シンクに取り付け基盤を組立て新品の足に半田を付し完了。
恐る恐る再度 1)の操作を始めました
10)スイッチON・・ブルーの表示板が綺麗です・・ボリュームを上げます・・音源は、何時も聞くヘンリーマンシニのシャレードが見事に再生されました。
これで不具合はすべてを解消しました。
ドクター ダイトーデンキ
修理完了!
新しいSTK082
シンク(放熱板)固定
エコーユニット
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