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20-1:丸子

東海道を歩く (20-1:丸子宿・丁子屋) ---



(写真は丸子宿の丁子屋)

安倍川を渡ると、丸子宿に入ります。



下の写真は、高札場跡と脇本陣跡です。





丸子は、”まるこ”ではなく、”まりこ”です。

”毬(まり)子”と書いた看板もあります。

町は旧道保存に熱心で、至る所に宿場跡についての説明板が立っており、非常に親切です。



広重の絵のモデルとなった冒頭の写真の丁子屋(ちょうじや)に立ち寄ります。

ここでとれる自然薯(じねんじょ)からつくるとろろ汁で有名な老舗です。

しかし、ここでも、早朝スタートが仇となり、11時開店の1時間前です! 残念!

麦めしとろろを食べたかったのに〜!



「東海道中膝栗毛」では、弥次さん喜多さんも丁子屋に入りますが、店内では激しい夫婦喧嘩の
最中です。

亭主が、すりこぎで、かみさんの頭を殴った弾みで、とろろ汁が飛び散ってしまい、二人は、
とろろ汁を食べ損ねた、とあります。

そうか、私だけじゃなくて、弥次さん喜多さんもとろろ汁を食べ損ねたのか・・・ 仕方ない・・・

また、丁子屋の前に、松尾芭蕉が詠んだ ”梅若菜 まりこの宿の とろろ汁” の碑もありました。



この松尾芭蕉の句で、丸子宿のとろろ汁が全国区になったらしいです。

丸子宿から、次の岡部宿へ向かうには、難所の宇津ノ谷峠を越えなければなりません。

峠越えのための間宿(あいのしゅく)」だった宇津ノ谷の集落を目指します。




バスで行く東海道・第5回 (江尻宿〜岡部宿) 2012.7.21


「20-1:丸子(まりこ)宿」 



広重の浮世絵で知られる「とろろ汁」の丁子屋(ちょうじや)は、今も、浮世絵のままのお店で
営業しています。

昨年の一人旅の際に、写真の丁子屋(ちょうじや)で、食べそこなった「とろろ汁」を、ようやく
食べました。

ホントに旨い〜!!

松尾芭蕉も「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁」と歌いました。




浮世絵は丁子屋です。



 20-2:宇津ノ谷峠


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