1.往復プラレールのメカニズム
どうやってプラレールの車両を自動で往復させるか。これにはとりあえず3つのやり方(適当に名づけました)が考えられます。ちょっと文章ばっかりになってしまいますが…
@機械式
かつて販売されていた往復プラレール(ED70、EF66)がこれにあたります。要は車両の下部にあるスイッチが「おうふくリターンレール」に接触することでギヤの組み合わせが変わり、進行方向が逆転するわけです。
このやり方だと、モーター自体は常に同じ方向に回転しているので電池も1本で済むし、ギヤさえ何とかなれば電気系統の配線とかはシンプルにできるというメリットがあります。
A電気式
製品版の仕組みとか知らずに自己流でつくった改造車両(往復DD51、近鉄1230系)がこれにあたります。要は、車体下部にスライドスイッチを取り付けることで、「おうふくリターンレール」によってスイッチが切り替わり、進行方向が変わる、という仕組みです。車体下部にスイッチがついているので、見た目には機械式と似ています。
このやり方だと、普通のプラレールのギヤボックスを一切いじらずに作ることができるという利点があるのですが、モーターの回転方向がこまめに逆転するので、もしかしたらモーターに負荷がかかってしまっているのかもしれません。あと、3Pのスライドスイッチだと電池が2本必要になってしまいます。他方6Pスイッチを用いれば電池1本でうごいてくれるのですが、配線がややこしくなってしまうのとあとショートに気をつける必要があります。
B電子式
最後に考え付くのが、センサーを用いて進行方向を変える、というやり方です。詳しい回路とかはさーっぱりわからないのですが、「おうふくリターンレール」も不要だし、うまく使えば、いまのプラレールのシステムの中でいちばん問題なく走らせることができるのではないかと思っています。
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