『戦国自衛隊』['79]
監督 斉藤光正

 SNSにここまで、なんじゃこりゃ映画だとは思ってなくて驚いた。道理でカルト化するわけだ(笑)。と書いていたら、原作既読者がコメントを寄せてくれた。原作を読んでいたので 上映時に見ました 唖然 としましたとの記述からすると、原作乖離というか、かなり自由に脚色を加えていたのだろう。僕は原作未読だから比較はできないが、そんなことものともしないぶっ飛び感にやられた。最も驚いたのが、同じ自衛隊員を撃ち殺し、村の女たちを拉致して強姦三昧に耽る矢野(渡瀬恒彦)隊のやりたい放題の暴虐ぶりで、伊庭(千葉真一)隊も含めてそうなのだが、自衛隊だろうが何だろうが、軍隊というのはろくでもないという映画だったように思う。仄聞するところでは、自衛隊の顰蹙を買って充分な協力が得られなかったらしい。

 また、だいぶ昔に観たけど、面白かったですよ(笑)。あり得ない設定だから、何でも有りでも気にならなかったんですかね?とのコメントをくれたのは旧知の女性映友だったので、伊庭と景虎(夏木勲)のやたら笑い合う関係とか、気色悪うなかった?(笑) かなりアンチ自衛隊映画やったような気がするで。キャスティングで誤魔化してるけど(あは)。 こないだ観たところの『免許返納!?』の「映画なんだから、いいじゃないか」という台詞を思い出した。と返した。

 別の映友女性は薬師丸ひろ子がちょっとだけ出てましたねー。それを見たくて、昔TV放送を見た記憶があります。たしかリメイクされてますよね。とのコメントをくれた。本作での薬師丸ひろ子は、ほとんどカメオ出演なのだが、美少年剣士がなかなか似合っていたように思う。リメイク作品というのは観ていないが、クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の日誌で言及している『BALLAD 名もなき恋のうた』なら観ていることを思い出した。

 更には観たのは相当前だから、細かくは覚えてないけど、かなり印象悪く、僕も呆れた記憶がありますよ(苦笑い😁💧とのコメントも寄せられたが、製作が角川春樹だし当時おそらく、とにかく何か破天荒な映画を作りたかったのだろう。そこで、この原作のアイデアを借りて今までの映画にできなかったものを思い切りやれとオファーしたら、矢野隊になったというようなところがあるのかもしれないと思った。アンチ自衛隊映画ではあってもATG的政治色など驚くほどに感じられず、政治色を脱色したネタ扱いになっているところが、いかにも角川映画だという気がする。'80年代目前という製作時期とも見合っていて、それはそれで興味深いところがあるように感じた。その意味では、原作をなぞることから離れていることにこそ意味があるように思う。
by ヤマ

'26. 8.20. J:COM BS録画



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