紅茶　　tea

紅茶はコーヒーに比べると文化の香りがより高く感じられますね。

紅茶は緑茶と同じ葉から作られ中国が起源であると主張があります。　　　　しかし実際にはインドのアッサム地方で茶の木の一種 である　　アッサム茶　　が発見されたことが紅茶の起源になったということです。　
原料の葉が近縁種というだけで　紅茶と緑茶は別物なのです。　

ヨーロッパ全土　中でもイギリスで紅茶文化が花咲きそれに応じて茶器や洋菓子が発達しました。
日本に伝わると　日本人にもよほど相性が良かったようで広く愛される飲み物になりました。　

コーヒー用と紅茶用のカップは形が違うことはご存じの方々が多いのですが念のため 記述します。

紅茶カップは口は広めで浅い形です。　　色と香りを楽しむためとされます。　　またやや おしゃれなものが多いようです。

コーヒカップは口が狭く縦長で紅茶のものよりやや小ぶりです。　　　これは冷めにくくするためと 紅茶より濃いためとされます。 　 　　またシンプルなのが多いようです。

なお　両方を兼ねるものとして　口の広さと高さがほぼ同じものもあります。

こうしたカップに違いを持たせる習慣は　 コーヒー紅茶を文化と考えるヨーロッパと日本が主体です。
単にコーラなどと同等の飲み物としか見なさないアメリカでは 　東部の上流社会でないかぎりこうした文化はないようです。

紅茶は家庭で淹れて飲む　というケースが多いようです。
複数のお客さんを呼んで　スイーツなどと一緒にいただく　テｲーパーテｲなども 最近は盛んです。
これは素晴らしい紅茶文化です。　

紅茶にはコーヒーなどではとても及ばない品位の高い文化の香りがありますね。




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余談ですが
港町神戸では昔は中上流家庭を中心に　来客を紅茶で接待する風習が盛んでした。
「どこどこのお母さんとかお姉さんの淹れる紅茶が美味しい」　という評判を競いあったのだそうです。　　　　そして 紅茶をごちそうになるためだけに口実をつくってその家庭を訪問することも多かったそうです。　 　
東京あたりにもそんな風習が一部にあったと聞きます。　　　

現在はそんな風習はやや下火になっているようなのが寂しいところです。
その名残なのか神戸には今も紅茶の愛好者がとても多く　さほど大都市でもないのに紅茶を専門に提供する お店が２０店以上あるといわれています。

　 また神戸では独りでも紅茶を飲む風習が盛んで　”ティーバッグ”　は昭和期に神戸で実験的に初めて発売され 全国に広がっていったそうです。

ところであなたの家庭でお客様を　”おいしい紅茶を淹れて”　接待することにしてはいかがでしょうか？