3月8日(金曜日)     <マンダレー>

 <2 日 目 −(2)>

14時に<マンダレー王宮>に着きました。
<マンダレー王宮>は19世紀半ば、ミンドン王によって建設され、3km四方にも及ぶ
城壁と濠に囲まれています。建築当時はチーク材で造られていましたが、第二次
大戦中の1945年に全焼しました。その後、1996年に宮殿をコンクリートと材木で
補強して再建されました。再建された建物は全て王朝のシンボルカラーの金色と
えんじ色で統一されていて、落ち着いた雰囲気の王宮です。東西南北に門があり、
かつては王の妻が東西南北にいたそうです。
入場した東門のそばには銃を持った兵士が立っていました。現在、王宮の中は
ミャンマー軍の施設になっていて、住まいや学校などが完備されているそうです。

<マ ン ダ レ ー 王 宮> 
     
 高さ8mの城壁と深さ3mの濠に守られた王宮    監視塔は螺旋階段で上ることができます 
     
品格のある落ち着いた感じの建造物 
     
 回廊    謁見の間に鎮座するミンドン王夫妻の像
     
全体が渋い金色とえんじ色で統一されています 

<王宮>を観光後、今晩の宿泊ホテルに向かいました。途中、橋の上に 
さしかかった時、夕方から観光する<マンダレーヒル>が遠くに見えました。

 <車 窓 か ら>
  
<マンダレーヒル>の遠景 
     
小型バイクと中古の日本車が多い交差点風景 

ホテルにチェックインして、それぞれの部屋に入り16時半まで約1時間30分の休憩を
とりました。朝から晴れて気温は35度くらいありそうです。シャワーを浴びて服を
着替えました。
午後の観光は<シュエナンドー僧院>から始まりました。かつては王宮の中にあって、
ミンドン王や第一夫人もたびたび足を運んだ僧院です。コンバウン朝に造られたもので
現存している建物はごくわずかで、歴史的にも貴重な建築物とのことです。

<シュ エ ナ ン ド ー 僧 院> 
     
 チーク材で作られた建物は屋根にも見事な彫刻が施されています
     
外壁や内壁の細かな彫刻は見事です 

その後、17時10分に着いた<サンダムニ・パゴダ>は、マンダレーに都を置いたミンドン
王が、王宮が完成するまでの仮住まいとした場所です。 境内を埋め尽くすように
直線状に建っている白い仏塔には目を見張りました。

      <写真をクリックすると拡大されます。上部ツールバーので戻ります。>
    <サ ン ダ ム ニ ・ パ ゴ ダ>     
             

次に向かったのは<マンダレー・ヒル>です。 
<マンダレー・ヒル>は高さ約235mの山全体が聖地となっていて、山頂部にはマンダレー
最古の仏塔があります。そして山頂部のテラスからは市街を一望することができます。
駐車場でバスを降りてすぐトラックバスに乗り換えて山頂近くまで行きましたが、山道を
右に左にフルスピードで走るのでジェットコースターに乗っている気分でした。皆、必死で
車の天井に着いている鉄の棒につかまって耐えました。添乗員さんから、車に弱い人は
酔い止めを飲んでおいた方がいいと言われていましたが、乗ってみて納得しました。
 
麓から頂上まで1,729段の階段があるので、自分の足で上る人もいるそうですが、
車が着いた7合目の入り口からは、山頂まで行くエスカレーターがついていました。

<マ ン ダ レ ー ・ ヒ ル> 
     
山頂部のテラス 
     
 テラスからの眺望は霞んで見えました   マンダレーヒルは夕日を見るメッカです
     
 上部のパゴダはマンダレーヒルのご本尊     眩しいほどの金ピカづくめ
     
  自分の曜日の神に水をかけて願い事    往復乗ったトラックバス

エスカレーターは上りだけなので、山頂から駐車場入口までは階段を歩いて降りました。
帰り道は車が前に何台かいたので往路ほどスピードを出しませんでしたが、思わず
力を入れていたので腕と腰が痛くなりました。
18時30分からレストランで夕食でした。中華料理で酢豚、北京ダック、青菜など。
19時40分にホテルに着いてすぐバスタブにお湯を張って今日の疲れを取りました。

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