Visual Studio (VC++) を用いた物体の移動方向・速度検出
井澤 裕司
(H29.4.10)
(1) はじめに.
このコンテンツは,ある財団が主催した「ディジタル信号処理」の研究会において,
プログラミング実習の資料として用意しました.
実習テーマは, 「VC++を用いた物体の移動方向・速度検出」 となっており,
USBカメラをパソコンに接続して画像をリアルタイムに解析する手法について,
実際にプログラミングを作成し,動作確認を行います.
実習は,以下のように3日の日程で進めることにいたしました.
(1) 入門編
(2) 応用編−A
(3) 応用編−B
本資料が,Visual C++のプログラミングの習得に,何らかのお役に立てば幸いです.
なお,本資料は適宜加筆・修正することがあります.ご了解下さい.
(2) 入門編 .
- Visual C++の使用法の基礎について解説しました.
- 具体的には,以下の4 つの課題をこなしながら,応用編へのスキルを身に付けます.
- (1) 最も簡単な文字の表示
- (2) メニューの使用法
- (3) ダイヤログを用いたパラメータの入力方法
- (4) 画像表示方法
(3) 応用編−A
- USBカメラの画像を,パソコンに取り込むプログラミング手法を中心に習得 します.
- (1) USBカメラを用いた静止画像の表示
- (2) 静止画像ファイルの生成と表示
- (3) 動画像ファイルの生成と表示
- (4) 画像のテンプレートマッチングによる類似領域の抽出
(4) 応用編−B
- USBカメラの画像を用いて,対象物やカメラの動きを検出するプログラミング手法を中心に習得します.
- (5) 画像の高速テンプレートマッチングによる速度計測手法
- (6) 画像のフレーム間差分による動領域の抽出
- (7) USBカメラを用いた空間フィルタ法による速度計測のシミュレーション