2011/7/19
![]() |
ベースキャンプ角楢小屋の面々(皆元気です) |
今年の梅雨は早く入り、早く明けた。
初日から快晴に恵まれ、楽しい草刈りが出来ました。
7月14日の昼に第1陣が茨城県を出発。第2陣もその夜に出発。大石小屋はベトナム帰りのOちゃん姉妹が昼のうちに清掃を済ませてくれて、第1陣は綺麗な小屋入り。
次々に大石小屋に集結した。
それに今年も大先輩の石井さんが、大石小屋周辺の雑草を刈りこんで下さった。石井さんは先行して草刈りをして、岩魚を釣り帰って行かれた。いつもありがとうございます。
15日
15日の朝食は久し振りに羽釜で飯を炊き、朝食後はその飯を弁当にして、北大玉山、祝瓶山へ草刈り機の荷揚げ。
祝瓶山にはベトナムから一時帰国で参加のA.Oちゃん姉妹も同行する。
「早めに下山して夕方は準備が出来次第宴会にしましょう」という申し合わせ。
予定の時間が過ぎても「すかいさん」が戻らない。トランシーバーに呼び出しコール。すかいさんが「明日のためにも今日少し草刈りをしている」とうもの。
そのすかいさんも夕方には大石小屋に戻った。早速宴が始まる。
今日のメインディッシュはてんぷら。焚き火に鍋をかけてんぷら揚げ。揚げても揚げてもすぐに無くなる状況。
若者が4人も居るので華やかな宴となった。
腹が減っては戦は出来ぬ」なので、何十年振りで釜で焚き火で飯を炊く。昔の水加減は適当で、米の上に手のひらを置き手首までとしていたが、今回は米の量と水の量は同じにした。
手を入れてみると正に手首までであったので小さな驚き。
上手い飯が炊けた。お焦げも少し出来て懐かしい焦げ飯も食えた。
明日の朝飯と弁当のために、釜を洗い米をとぐ。
宴会はいつ終わるか計り知れない。年配者は明日の事も考えて程々に小屋の中の寝袋に入る。小屋にはおそらく高田さんが灯したのであろう、蚊取り線香が蚊の襲来を防いでいた。
若者たちがいつ眠りに就いたのかは私は分からなかった。
16日
山さんは2時半ぐらいには目を覚まし、朝食の支度にかかる。燃え残りのオキを丁寧に掘り起こし、乾いた木切れを添えて発火を待つ。風が少しあったので程なく火が着いた。
先ずはコーヒーを沸かし、ポツポツ起き出す人から目覚まし代わりにコーヒータイム。
昨夜と同じく釜で飯炊き。焼き魚やオカズを作る。明るくなった頃には皆起き出した。そして朝食。すかいさんは食べ終わると直ぐに今日の弁当の手配。やる気満々のすかいさん。
そうこうしているうちに昨夜水戸を出発した磯崎さんご一行4名が到着。更に山部藪人さんも着く。今年は地元小国町の井上さん、金野さんが草刈り機持参で特別参加。
井上さんと金野さんには一番大変な大玉山頂上から赤鼻までの草刈りをお願いした。
ワイワイガヤガヤしながら朝の喧噪の中、一番早く大玉山、平岩山へすかいさん、初男さん、中山さん、村田さん、それに地元小国町から参加の井上さん、金野さんが出発した。
オットトー。誰かが弁当を忘れている。「弁当を忘れても合羽は忘れるな」のことわざもあるが、弁当を忘れたのは大失態。元気なkさんに急ぎ届けてもらう。直ぐに追いつき事無きを得る。昨夜のお神酒がまだ残っているようだ。そう云えば顔が赤かった。
![]() |
![]() |
![]() |
大石小屋にて | 料理? | ベトナムから帰国のA.Oちゃん姉妹と仲間達 |
祝瓶山コースの草刈り隊も出発する。
善ちゃんを隊長に出発した。昨日のメンバーの他、山部さんが加わる。少し遅れて長年朝日連峰に親しんでいたという山形市育ちのYさんが到着して祝瓶山に向かう。
大原さんは今年は平坦部の登山道の草刈り。大石小屋から角楢小屋方面へ出発して行った。
角楢小屋の食事&雑用担当の私やOさん。それにタンパク採集班(岩魚釣り)の3名も荷物を分担して一路角楢小屋へ。
小屋に着き昼飯の支度。小屋の前は暑いので、角楢沢の河原での調理とする。今回はOさんの手料理で冷やし中華。うま〜い!!。タンパク採集班曰く「こんな山の中まで来てこの様な料理が出るとは想像していなかったー」と。
彼女の料理は天下一品である。卵の薄焼きの手さばきも実に良い。
食後はあまりにも暑いので、山さん始め沢の中へドボーン。冷たいが気持ちいい。暑さを忘れしばしは水浴。
夕食の支度までの少しの時間に、今回はOさんに岩魚釣りの手ほどき。本流は釣り人が多いので、枝沢へ。
釣果はいまいちであったが、夕飯の支度のため気が急いて小屋に戻る。(翌日はリベンジで再度釣り)
夜は宴
夜の宴は盛大にできた。まるで昔の歌声喫茶のように懐メロが次々に出る。果ては軍歌までも飛び出した。
今夜のメインディッシュはシーフードカレー。昨年津軽を旅した折に食べた、小泊の道の駅のイカカレー。あまりにも美味かったので帰宅して作ってみたらイマ一。そこで小泊にメールして送っていただいたレシピ。
今夜は大石小屋もそのレシピでカレーのはず。どうしたかなぁ? 高田シェフ。
昼の疲れもあり、早めの就寝となる人もあり、山さんは最後の一人が寝に着くのを確認してシュラフカバーに入る。
![]() |
![]() |
![]() |
可憐な姫 | 大玉山を目指す中山さん(青い山まで) | 快晴の平岩山、大朝日方面 |
![]() |
![]() |
![]() |
角楢小屋の宴(盛り上がっています) | 手さばきよろしく刺身作り | 釣り師に茶碗のコツ酒を廻す山さん(鍋の中には岩魚) |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
若者はがんばって茶碗酒 | すかいさん何を撮影? | 岩魚も良く焼けている | 岩魚酒 |
17日
山小屋の朝は早い。
焚き火を起こし目覚めのコーヒー。それから頭を抱えて一人また一人と起き出しては「目覚めの一杯」をする人も。やがて朝食。食材をすべて使用する。厚焼き卵、それから昨夜のオカズも沢山ある。特に鉾田市の茄子と胡瓜の漬物が大人気。
すかいさん は今日も蛇引きに上がり草刈りをするという。確か予定では今日下山で、そのまま長井、鶴岡方面に移動のはずだが?
初男さん始め何人かが今日も蛇引きの清水から草刈りをすると言って出発する。
井上さん達は今日は別の用事があるという事で下山。入れ替えに大ちゃんが草刈り機を背負い登ってきた。就職活動猛勉強中の大ちゃんの出現に思わず握手。気分転換のようだ。
釣り師達はゆっくりしてから昼前に下山するという。(早朝出掛け、何匹かの釣果は有った模様)釣り師の中で磯崎さんは一人コーヒーカップ片手に何故かゆったり。もう釣果は満足なのか? はたまたあきらめか…。
昨日惨敗の我ら二人もリベンジに燃えて河原へ。昨日を反省して、広い河原で先ずは基本動作をご指南。餌取り。川虫がごく少ない。そこで水戸の釣り師から頂いたミミズを着けてポトリ。
今日も中々釣れない。今日は山さんも釣り竿を出しポトリ。Oさんも一人で悦に入っている。山さんは少し離れたポイントで先ずは1尾。あとは河原で甲羅干し。
Oさんが待望の1尾ゲット。やはり粘りが大切。これから更に熱が入り、昼を過ぎても竿を納めない。そしてもう1尾釣り上げる。これでやっと納竿となる。小屋に戻ると14時30分。見上げたものと言うか、呆れたと言うか、Oさんには恐れ入りました。
小屋には草刈り隊も戻り、話を聞くと善ちゃん達が昼前に下から上がり、角楢小屋の昼飯を期待していたそうだが、私達が件の状況で会えずにがっかりして下山したと聞かされる。申し訳ない事をした。
小屋の荷物を片づけて皆で下山する。
下山後の農家民宿ふもと の反省会は参加者のHPをご覧ください。
すかいさん は結局反省会に参加して、翌日から鶴岡方面に旅に出ました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
善ちゃんの専用別荘 | てんぷら | あおぞら | 夏の思い出 |
![]() |
|||
コーヒーもしや酒? |
参加者の報告
すかいさんのHP 詳細な写真があります。
山猿さんのHP ブナの緑が鮮やかです。
山部藪人さんのHP 栃木県、茨城県の三角点を全て踏査。HPの膨大な資料の中から祝瓶山の三角点を探して下さい。
趣味もここまでいくと○○の世界。国土地理院の職員でも先ず出来ないでしょう。
善ちゃんのブログ 最近趣味と実用を兼ねて農作業に勤しんでいる。
大ちゃんのブログ 就職活動中でブログの手入れはイマイチですが、がんばれ大ちゃん。
2011・5・16
2011.5.28