充電式ドライバドリル DF330D

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なまえ:

充電式ドライバドリル DF330D (DF330DWX)
メーカー名:

マキタ
入手方法など:

ネットショップで購入
購入年月:

2020年5月
買い替え動機や使い勝手など: DS14DBSL を購入して2年半経ったが、体調(体力)、手を出せる工作の変化や引越しなどの環境の変化があり、普段の作業には DS14DBSL ではパワーがありすぎたり重すぎたり感ずることが多くなってきた。取り回しが良い手ごろな機種を買い増しするかどうかしばらく迷っていたが、作業性を考えると買い増し必須と思うようになり、小型のドライバードリルの品定めを始めたが、net では安いものはそれなりの評価だった。候補のメーカーとしてはプロ仕様の「マキタ」かDIY用の「ボッシュ」かで迷ったが、最終的に「マキタ」の DF330D とした。

この機種は充電器付きのセットとして、ソフトケースで電池1本とNo.2ビット付きの DF330DWSP と、ハードケースで電池2本とNo.2ビット、ホルスタ、プラスチックケース付きの DF330DWX があるが、電池の買い増しやケースを考えると DF330DWX のほうが断然お得と判断。良く購入する楽天の店からの購入となったが、調べてみると更に安い店も存在するようだ。

昔はマキタの電動工具を所有・使用してはいたものの、いろいろな考えや評判から、30年ほど前からは「日立工機」のプロ用を多く使用してきた。
もちろんマキタの製品も優秀で、最近の「日立工機(HiKOKI)」よりもよいのではないかと思っている。(DS14DBSL の品質がいまいちだったので、がっかりしてしまったこともある。)


実際に手に持ち、動かしてみた結果から言うと・・・大変良い。

とても小さく軽いので、取り扱いが楽なのが Good。
DS14DBSL は電池込みで1.8kgに対し、DF330D は電池込みで1kgしかない。また、電池がグリップに一体化していて回転軸に近いためか持った時のバランスが良いのも、さらに軽く感じる要因ではないかと思う。
逆に軽いためにトルク負けという弱点はないとは言えない。
グリップが太いという話も聞くが、男性なら問題ないと思うし、女性でも滑らないのでそれほど使いにくくはないと思う。
チャックのぶれも多少はあるが、ボール盤を使うような精密な加工は所詮無理だし、φ1mmのドリルも問題なく掴めるので、小径の穴あけにも十分使える。
電圧が10.8Vということだけではなしに、回転音も静かで良い。
14.4Vの機種と比較すると当然パワーは小さめだが、普段の木工で使うことが多い SPF、杉、桧材などの軟材や、ラワン/榀/針葉樹合板への12mm径程度までの穴あけには十分と思う。


ちょっとだけ使って気が付いたNGなことは何かというと・・・

口コミでの記載で見かける、せっかくライトがついているのにビット先には当たらないことや、ライトを消しておくことができない(トリガーONで点灯、OFF後しばらくして消える)という点は本当。長~いビットでない限り、光は当たりません!

「トリガーを引いてもすぐ止まる」という口コミもよく見ますが、取説にある「バッテリ保護機能」が働いているに過ぎないと思われる。
キーレスチャックをしっかり握りトリガーを引いて止まってしまうなら充電が必要と判断すればよい。
とはいえこの方法はケガをするリスクがないわけではないので、できれば役に立たないライトよりバッテリー残量表示LED(例えば「残量が十分あればトリガーを引いて点灯」、「残り30%位ではトリガーを引いたら点滅」とか)を付けていただいたほうがありがたいというのが素直な感想。

df330d_1_l ケース外観
幅約36cm×高さ約28cm×厚さ約10cm で取手が固定されている。
DS14DSL のケースは取手を折り畳んだ状態で、幅約39cm×高さ約33cm×厚さ約10cm だが、二回りほど小さく感じる。
ケース裏側
派手なステッカーが貼ってあるが、同じケースの他の工具が並んでいたときにはわかりやすいかも。
ケースを開けたところ。
左から充電器、予備電池、No.2のビット、本体(ホルスタは本体の下に入れてある)、真ん中の四角いのはビットやドリルなどを入れるためのプラスチックケース。
ホルスタと本体、予備電池
ホルスタはこんな感じ。裏側にベルト通しがついている。
取説に「ドリルなど刃物のついた電動工具には使用しないでください。」と記載あり。
付属のプラスチックケースは2段になっており、ビットやドリルの刃などを入れられる。
ケースそのものにビットなどを付けられる工夫のある工具ケースもあるが、スペース小さいこともあるので,
こちらのほうが良いかも。
外寸で、幅約12cm×奥行き約10cm×厚さ約6cm

まだほとんど使っていないので、使用した結果気が付いた点があればまた追記する予定。

今後は DS14DSL は、大きな穴の加工用にと使い分けをすることにした。

使って、考えた結果
Augast 2020
このマキタ DF330DWX を2か月強使ってみて、やはり日立工機(現HiKOKI)の機器に買い替えようかと思うようになった。
ガッチリした筐体、しっかりした造りのケース、バッテリーを使いまわせる機器の多さなどとても良いと感じる部分もさすがに「マキタ」と思わせるところなのだが、今一つピンとこないのだ。

理由はいくつかある。

まず、回転の制御方式だ。
今まで使ってきた日立工機の変速できる機器は、比較的高い周波数ののデジタル制御をしているものと思われ、トリガー引くと小さく「キーン」と音を発し、スムーズに変速する。
負荷をかけた状態でトリガーを引くにつれ、比較的スムーズに回転が上がって行くのだ。

これに比してこのDF330Dは、どちらかというと段階的な変速となる。
またドライバーとして使うような負荷状況では、負荷が増えてくるとかなりはっきりと「グッグッグッ」という感じに振動をもって締めて行くような動きをする。
ある意味では打撃がごく弱いインパクトドライバのような動きなのだが。この動きが何となく体になじまないのだ。

つぎは、他の方から指摘が出ているが、賛否が分かれている事項にグリップの太さがある。決して太すぎることはないと思うが、ギリギリ許容範囲と思うようになってきた。
また電池の作業中にバッテリーを下にして、グリップを立てるように置いておくことができない点だ。狭い作業スペースでは不便な点となる。

そして性能面では、電池の形状は異なるが HiKOKI の DIY 向けの 10.8V 機器と比較しても最大トルク、最大回転数などにかなりの差があること。

また、確かにコンパクトなのだが、長さが意外と大きいのだ。
棚を造ったり箱ものを造ったりする場合は、やはりヘッドの大きさは小さいに越したことはない。(ただし maro の場合は、六角軸ではないドリル刃も多数持っているため、さらにコンパクトな六角軸機は買わないのだ。)

df330d-ds14dbsl 左側が DF330D、右側が日立工機の DS 14DBSL。ヘッド部の長さがかなり大きいことがわかる。
軽くて取り回しが良いのだが、狭い場所ではやはりヘッドは小さいほうが良い。

と、悩むこと数日。結局買い替えることにした・・・
併せて一部の 14.4V 機器の一部整理を計画・実行中。


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