真夏のリリアン祭 第1部

at 日本青年館 on 2008.09.14


前回の「真夏のリリアン祭」から2年。 「秋のリリアン祭」と銘打っておきながら、強い日差しの下、 そして最寄り駅から会場に到着するまでの間に汗びっしょりになるような 過酷な暑さの中、このイベントは開催されました。

会場到着は11:50。グッズの開場前販売が行われるため、開演時刻より だいぶ早く会場に到着しました。並んでいる列は今回も、「乙女の園」とは程遠い光景。 未だに慣れませんし、慣れたくもないです。 グッズは早いうちに手に入れておきたかったので、会場到着後すぐに並びました。 しかし列は一向に進まず、グッズ売り場に辿り着いたのは予想を大幅に遅れて12:55。 グッズ販売は13:00までの予定でしたが、若干延長されました。 私は祐巳&瞳子のタオルを購入し、イベント第2部のDVDと、クリスマスCDを予約。 さて、一定以上の購入金額によって籤に挑戦でき、当たると声優のサインが 貰えることになっていましたが、私が辿り着くまでの55分間に籤は終了しました。 このあとの開場後のグッズ販売でも籤は無いとのこと。 べ、別に悔しくなんかないんだからねっ!

一旦その場を離れ、コンビニに行ったりしつつ、14:10に第1部の入場が開始。 私は入場者の列が減ってから最後尾に行こうとしましたが、その列がなかなか減りません。 このままではいつまで経っても入れないと思い、列に並ぶ人が再び会場前に戻ってくるまでの時間を計り、 その差が5分くらいになったのを見計らってから最後尾に行きました。会場に入れたのは14:50頃。 このとき客席内には、祐巳・瞳子・可南子によるグッズ紹介アナウンスが流れていたようなのですが、 トイレを探して通路をうろうろしていた私は聴きそびれました。 このとき、グッズ売り場には、近付くことすらできませんでした。やはり最初にグッズを買っておいてよかった。

開演時刻から5分程遅れて、祐巳・瞳子による諸注意アナウンスが流れました。
瞳子「撮影ならびに録音は一切禁止とさせていただきます。携帯電話などの、っ・・・(かんだ)」
(会場拍手喝采)
瞳子「携帯電話などの電源は予めお切りくださいますようご協力お願いします。」
祐巳「さすが瞳子ちゃん!演劇部員だけあってすごい!」(会場笑)
更に可南子も登場し
可南子「人がごみのようだ」(会場笑)
可南子「公演中はステージに駆け寄ったりせず、お席にて御覧頂きますようお願いします。 祐巳さまに近寄ったりするようなことがあったら、祐巳さまに近寄ったりするようなことがあったら、 お客様に火星に行っていただきます。」
瞳子「それでは秋のリリアン祭、間もなく開演致します。」

最初は植田さん(祐巳役)、美紀さん(祥子さま役)、池澤さん(由乃役)、静さん(令さま役)、能登さん(志摩子役)、 清水さん(乃梨子役)、釘宮さん(瞳子役)、小清水さん(可南子役)がステージに揃い、 恒例の生アフレコ。薔薇色別の体育祭という設定で、皆様ジャージでの登場でした。 選手宣誓をする祐巳が心配な祥子さま、
「私、宣誓する祐巳の姿を全世界に衛星生中継してもいいと思っているのよ」
もはや祥子さまは同人のキャラがそのまま反映されてしまっているとしか思えません。 ここで白薔薇姉妹も登場。
由乃「そこのお2人さーん。」
令さま「世界を作ってないで早く合流してくれるかな。」
志摩子「はい。ごめんなさい。」
乃梨子「お邪魔虫
瞳子と可南子は手伝いという設定。しかし祐巳のことを「お姉様」ではなく「祐巳さま」と呼ぶってことは、 時代設定どうなってんのよ
可南子「祐巳さまの勇姿はグラウンドから50個、茂みから50個、計100個のしっかりと見つめています!」
祐巳「ひぇー!」
祥子さま「それなら安心ね。」
由乃「カメラの設置に時間がかかって遅れたって訳ね。」
可南子「いえ、上空に飛ばすヘリの予約に。」
しかし瞳子は紅薔薇スールに戦力として入ろうとしており
可南子「演劇部が何を言っているのかしら?」
瞳子「私1週間前から毎日ジャージにアイロンをかけて準備してまいりましたのよ!」
それに対して祥子さまは
「瞳子ちゃんと可南子ちゃん、2人でチームを組んだら?」
勿論2人はそれを拒否、1人で戦うことに。赤(祥子さま・祐巳)、黄色(令さま・由乃)、白(志摩子・乃梨子)、 (可南子)、(瞳子)と分かれました。そして祐巳の選手宣誓へ。
祥子さま「もし祐巳が失敗するようなことがあれば、そのときは山篭りして新の姉になるべく修行しなくては。」
祐巳「宣誓!私たちは、秋のリリアン・・・かんじゃった!」
祥子さま「山篭りじゃー!
令さま「行っちゃった」
もうこの台本、絶対伊藤美紀用に作られているとしか思えません。誰が選手宣誓を務めるか言い争っているうちに 令さまが漁夫の利で言い切ってしまい、アフレコは一旦終了しました。

そして植田さんの
「皆様ごきげんよう」
の一言でトークショー本編スタート。最初は自己紹介から。植田さん、美紀さん、釘宮さん、池澤さん、静さん、 能登さん、清水さん、小清水さんの順。第1部はこのように、1年生中心の声優が揃いました。 私の席は前から2列目(A列がカメラマン席、B列からが客席、私はC列)と、めちゃくちゃ近い! こんなに生の声優さんの近くで、本当にいいの?というベストな場所でした。 MCはラジオ同様植田さんが務めるかと思いきや、小清水さんが務めました。 先生、この人だけ山百合会じゃありません!

最初のコーナーは、写真で近況を振り返るコーナー。夏にもありましたね。 私はこの時点でオチが読めてました

猫の被り物 / 清水さん
猫の被り物に入っているのは植田さんだそうです。 猫の動きが上手ということで、植田さんはその場で披露してくれました。
収録現場 / 植田さん
私は何の作品かわかりませんでしたが、収録スタジオの写真でした。 撮ったのは蔦子(佐藤利奈さん)とのこと。
プランター / 釘宮さん
ベランダで育てている花の写真でしたが、「多年草っていうやつ」(釘宮さん談)。 それ花の名前じゃないんですけど。
袋 / 能登さん
大沢事務所の袋。役を重ねないと使うことは許されないんだそうです。 そこから、他の事務所の袋の話に。台本は袋に入れて渡されるんですね。
ゴーヤチャンプル / 美紀さん
沖縄にいる友達から食材を送ってもらって作ったと仰る、おいしそうなゴーヤチャンプル。 今夏沖縄に行けなかったことを嘆いていました。そこに
沖縄 / 小清水さん
私も行きたかった(日記参照)、沖縄の写真。しかもプライベートで行かれたとのことで、 滞在時間は短かったようですが、
美紀さん「やな子ねー。来年リリアン声優の中に入れないかもしれないわよ。」
レコーディングブース / 池澤さん
11月リリースのアルバムをレコーディングなさっていたそうです。
酒蔵 / 静さん
絶対最後は静さんの酒の写真だって思ってましたよ。
静さん「お酒をすぐに手に取れるところじゃなく、扉を隔てて置こうとしたら、棚足りません」(会場笑)
静さん「お酒飲まないで寝たら、金縛りに遭いました。切っても切れない関係なんだなって思いました。」(会場笑)

お次は「リリアンかわら版」こと、アニメ特集コーナー。 4thの放送時期・放送局が決定、発表されました。私は短編集の中から他のキャラのエピソードをアニメに してほしかったんですが(それならいくらでも引き延ばせますし)、小説本編の続きをそのまま流すそうです。 で、いきなり可南子にスポットライトが当たる展開。
小清水さん「お父さん嫌いです!」
そしてアニメ4thから登場する新キャラの設定も公開。笙子(井上麻里奈さん)はWebラジオ内のラジオドラマでは既に 登場してますが、アニメにも出てくるんですね。良かった良かった。 同時に、菜々のアニメ版の絵も公開されました。遂に菜々が!最も繋がりの深い池澤さんの反応は
「あのデコがデジャヴ」「江利子さまの5年前?」(会場笑)
そのとき!
「あなたの妹は、そのロザリオを貰えるんですか?」
のセリフが会場内に響きました。まさか、来ている?私は脳内DBをフル稼働させて該当者を探しましたが、 見付かりませんでした。ここでキャストが発表されましたが、
「有馬菜々役、生天目仁美さんです」
と発表されても私はギャグで言っているのか?と信じられませんでした。 これを書いている今も、ギャグのつもりで発表されたのだと疑いは拭えません。 おそらく次のCobaltを読めば信じられるようになってくるのでしょうけど。 いや、決して生天目さんに不満はありませんし、寧ろ合っているとは思いますが、 1人2役(しかも黄薔薇内で)がこの作品に採用されるとは思えなくて。
生天目さん「3年生が卒業した後にまた戻れたらいいねなんて言ってたら、戻っちゃいました」
「オーディションも受けたんですよ。事務所から電話がありまして、 『マリア様がみてるのオーディションなんですけども』私今まで江利子役で出てましたけどね」
「記念受験のつもりで受けたんですけど、オーディションのセリフが、江利子との会話だったんです」(会場笑)
「監督さんから、『これから受ける人のために江利子のセリフも録ってください』って」(会場笑)
さすがマリア様、我々の予想の斜め上の、更にその遠くを走っている感じがします。

そして再び生アフレコへ。ここからは薔薇色別に進行しました。
白薔薇:仲良くお弁当。乃梨子は銀杏サンドイッチ、志摩子は仏像ウインナー。何処の同人誌ネタだよ。
黄薔薇:最下位で、お互いを罵りながらお弁当。
紅薔薇:祐巳、瞳子それぞれ、祥子さまにお弁当を用意。3人でお弁当にしようとしたとき、可南子乱入。 可南子から祐巳へのお弁当は怪しいスパイス入りでした。
瞳子・可南子の騒ぎを聞きつけた、ほかのスールが祐巳たちの元に来ると、そこには見知らぬ中学生が。
「あなた、誰?」
生天目さん「とりい、有馬菜々です」(会場笑)
で、何故か無意識のうちに菜々に対して敬語になる令さま。
菜々「私のほうが3つも年下なのに」
瞳子と可南子のお弁当に危機を感じた菜々は退散、 危険な弁当をおみまいされた祐巳たちはダウンして、生アフレコは中断しました。

そしてここからは、夏のステージでもありました、スール対抗ゲーム。ここで菜々役の生天目さんが黄薔薇に、 小清水さんは白薔薇にヘルプに入りました。座席位置によって各スールを応援するのも夏のときと一緒。 私は白薔薇&可南子でした。
紅薔薇:「アキレス腱伸ばしたかい?」「オー!」
黄薔薇:「令ちゃんの」「バカー!」(静さん「私ドMみたい」)
白薔薇:「ロサロサギガギガ」「ギガンティアー」
各スールの応援の後は、ジェスチャー当て。ここで事件は起きました。

事が起こったのは白薔薇チームで、小清水さんのジェスチャーのお題は「薔薇の館」。 お題が難しいってのもありますが、清水さんの解答は柳沢慎吾。これには会場全員がダウン。拍手喝采でした。 マリア様と関係無いでしょうが!結局この発言をほかの出演者も延々と引っ張るものだから、 ほかの感動的な場面も全てこの柳沢慎吾発言で上書きされてしまいました。 この先1週間は、これを思い出しただけで笑えます。

次はスール対抗第2弾、玉入れ。本当に玉入れ用のカゴがステージに設置されました。 小清水さんは身長で有利かなと思いきや、全然そんなことはなく。 途中から、真面目に自分のカゴに入れようとする人、他のスールの妨害をする人に分かれました。 なお、率先して他のスールに向かっていったのは静さんと生天目さんでした。 玉には声優さんたちのサイン入り。それを客席に向かって投げるそうですが、最前列と、2階席のいちばん後ろは 当然届くはずなく。私のところには飛んでくる気配ありませんでした。それでも「可南子ー!」とアピールした 甲斐あってか、私の周囲にも小清水さんが投げてくれました。剛速球で。 直撃を食らった人たちは本気で痛がってました。そして美紀さんは、客席ではなく舞台袖に向けて 玉を投げてしまいました。さすが祥子さま、やることが規格外!一方、ここで張り切りすぎた 植田さんは息が上がっていて、池澤さんは足を攣らせていました。

合計スコアで優勝は紅薔薇チーム。豪華スイーツ(笑)としてステージにケーキが登場し、 紅薔薇チームの3人がおいしそうにいただいてました。 でもすぐに、他の出演者にも食べさせてましたけど。 小清水さんにケーキを食べさせる釘宮さん。演じるキャラだとこうはいかないんでしょうね。体育祭の締めは
「令ちゃんの」「バカー!」
でした。

ここでトークショーの時間は終了。ということで、一人一人感想を述べるんですが、植田さんの番になった途端
「順番を間違えました。最新情報のコーナーでした。」
と、段取りを間違えていたことを白状。結局最新情報コーナーは後回しにして、 全員一通り感想を述べることに。美紀さんはここでも
「実写でやりたい」
「玉入れの玉に、ごきげんようではなく、1個だけごけぎんようと書いてしまいました。それを受け取ったあなたには幸せが訪れます」
と、最後まであの調子で仰ってました。そして清水さんの番になると、やっぱり例のネタ。
柳沢慎吾さんを妹にしたい!
といつまでも引っ張ってました。

最後に、本当に最新情報コーナー。アニメ4th、大晦日だよマリア様祭り(美紀さん談)、 小説版最新刊の発表など。いよいよ祥子さまたちの卒業までのカウントダウンですね。 なお、最新情報の紙が台本とは別に用意されていたようなのですが、それを忘れた静さん。 その直後、能登さんも同じことをやらかしていたことが発覚。

ステージのラストは、やはり生アフレコ。閉会式へと場面は移っていました。
祥子さま「困ったわね」
令さま「まさかこんな結果になるなんてね」
全チーム同点で順位が付けられないとのこと。それに対して祐巳たちは、全チーム優勝でいいと言い出しますが、 賞品が秋の味覚食べ放題と知るや否や、お昼にダウンした由乃と乃梨子は態度豹変。 と、ここで植田さんは
×「由乃さんと志摩子さんは」
○「由乃さんと乃梨子ちゃんは」
最後の最後でやっちゃいました。秋の味覚食べ放題は、山百合会全員で行くことにしたようですが、 志摩子は食事券を紛失。そこに菜々が現れました。菜々も探すと言い出しましたが、
菜々「大丈夫ですよ、ついさっき食べ放題に行ってきたばかりで
由乃「それって、秋の味覚?」
菜々「よく御存知で。偶然足元に食事券が落ちていて。」
令さま「私たちの食事券だったんですよ菜々さま
由乃「令ちゃんのバカー!」
そうしているいちに閉会宣言は祥子さまが言い切って、最初の令さまのときと同じオチに。で、 ラストは祐巳の
「皆様ごきげんよう」
で全ステージが終了しました。



しかしまだ第1部。ハーフタイムを挟んで、第2部に突入します


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