真夏のリリアン祭〜山百合会に何かご用?〜
at サンパール荒川 on 2006.08.06
マリア様がみてる声優がステージ上で一同に会する場はアニメ放送当初から ありましたが抽選制だったためそれらには行くことができず。しかし今回のはチケットを購入できたので 行ってきました。以下、日記の再録+新たな突っ込みポイントによる新作Report記事を掲載します。
最初に向かったのは、宇都宮からの高速バスの停留所もある、王子。 ここに14時頃到着。次の移動までの間に、駅前のマンガ喫茶に入って 直射日光を避けてました。16時頃に都電荒川線で移動。 やっぱり遅いです。王子から大量に乗って来たので車内は混んでて きつかったです。そして荒川区役所前で下車し、 サンパール荒川とうちゃーく。
開場到着は16:40頃。17時から物販が先に始まるのでその列が出来て いましたが、一言で言えば「乙女の園からは程遠い光景」で、 私も欲しいグッズはあったんですが、列に並ぶのは避けました。 でもマリみてオンリーの同人イベントと比較すれば、 ほぼ想像どおりの光景なのかもしれませんけど。 あまりにも暇なので会場周辺を歩いてみました。 裏手の窓からはエントランスホールの中の模様を確認できました。 物販ブースが入り口入ってすぐのところにあり、 青い買い物袋が用意されてました。 トイレは建物の中。すると建物内には大ホールの一覧図がありました。 それを見て座席数を数えると、約500席(追記:末尾に掲載)。今年3月のアニメフェアでのマリみてステージ来場者数が推定1500、 5月のラジオの公録への応募が約1300。どう考えても少なすぎやしませんか? 次やるとしたらもっと大きな会場でやるべきです。等々力スタジアムとか。 さて17時。ところがいつまで 経っても列が短くなりません。30分経過してもなかなか 物販の列は消えず。そのとき偶然にも、某ハムの人(仮名)と遭遇 しました。席番号はお互いバラバラだろうから お会いしたのはそこだけに留めておいて、あとは来週(夏コミ行ければね)。 こまこすけさんや藤崎さんがどうだったのかはわかりません。 しかし今日会場に来て大丈夫なんでしょうか? 同人作家が今外に出ることは自殺行為に等しいはず。閑話休題。 入場の列形成は17:45とのことでしたがそれまで終わるのか・・・。
終わりませんでした。それどころか開場時刻の18時になっても
列は出来ていません。スタッフによると物販に間に合わなかった人を
先に入場させるとだけ言って、列は作らないまま。ところがその後、
列形成なしでいきなり「2列でお入りください」と。
別に席は決まってるので急いで入ろうとする人はいないんですが、入り口周辺は少々混乱。
水曜どうでしょうだったら大泉さんが
「何だい藤村君、列くらいちゃんと作っておけよ!」
と言ってたかもしれません。
入ってすぐ、物販「フジマツ縁日村」にて私もグッズ購入。
私はデスクトップアクセサリーを購入し、
サイン色紙貰っちゃいました。2500円以上購入すると10人分のサインが入った色紙が貰えるというので
当日配布されたグッズリストの中から調べてそれを選びました。
それとは別に、参加者全員にポスターが配られました。
フジマツ縁日村ではOVAの先行予約も受付中でした。
マリみてのOVAの1本目「子羊たちの休暇」、発売日は11月29日。
遅っ!J1シーズン終わっちゃうじゃないですか!
しかもリリースリストは
1「子羊たちの休暇」2006年11月29日
2「略してOK大作戦」2007年1月31日
3「涼風さつさつ」2007年3月28日
4「レディGO」2007年5月30日
5「チャオソレッラ」2007年7月25日
最終巻1年後かい!
引っ張り過ぎですよ。それにチャオソレッラまでってことは
可南子は祐巳と和解しないまま出番が終わり、菜々は出番すら無し。
恵美さん(蓉子さま役)も公演中に仰ってましたが、もうちょっと先まで
やってほしいですよね。
予定より15分遅れで前半のキックオフ。
前日の日記で予想したとおり出演者全員浴衣でした(アニメ公式ページのトップが浴衣絵になっていました)。
作品を意識してか頭に薔薇をつけていた植田さん、
浴衣姿もとってもお似合いでした。
登場時は「笑点みたいに客席に紛れて?」と予想していたら、
後ろの観客も同じこと言ってましたが、実際には客席が暗転して
幕が上がると浴衣姿の出演者10人がステージに立っていました。
その前に祐巳(植田さん)と祥子さま(美紀さん)による会場前の諸注意。
祐巳「ご来場いただきありがとうございます」
祥子さま「ちょっと祐巳、皆さんをお呼びしているのに『山百合会に何かご用?』って何様のつもりなの?」
から始まり、
祥子さま「間もなく開演ですのでご自分の席にお戻りください。スカートの裾は乱さないように、
セーラーカラーは翻さないように、ズボンのベルトは緩めないように、着物の帯は・・・
よいでなないかよいではないか!」
いきなり美紀さんがアドリブで盛り上げてくださいました、
序盤は生アフレコによるオリジナルストーリーを披露。
山百合会声優が全員揃ってのアフレコ、さぞかし厳かな雰囲気に・・・
と思いきや、美紀さんの台本なのかアドリブなのかわからない
祐巳「お祭りと聞いて連想するものを挙げてくださいますか。」
祥子さま「博多どんたく、青森ねぶた祭り、板橋区町内阿波踊り・・・」
こんな飛ばし具合で観客の笑いを誘ってました。一条祭りは?
台本は夏祭りに行く各薔薇姉妹を描いたストーリーになっていて、
紅薔薇、白薔薇、黄薔薇の順に進んでいきますが、最初の台詞で白薔薇・黄薔薇パートのオチは読めました。
生アフレコは祐巳の「人生というものは、思い通りにはいかないものだ」という台詞に始まり、以下のように進行
紅薔薇:祥子さまをお祭りに誘う祐巳。2人きりのお祭りを期待するが、当日夜、何故か瞳子も現れる。
「お邪魔でした?」「ええお邪魔ですとも」とは言えず・・・。そこに蓉子さまも登場。
白薔薇:志摩子をお祭りに誘う乃梨子。2人きりのお祭りを期待するが、当日夜、何故か聖さまも現れる。
「アメリカ人ー!」ではなかったものの2人きりのお祭りに割り込まれ・・・
黄薔薇:令さまをお祭りに誘う由乃。2人きりのお祭りを期待するが、当日夜、何故か江利子さまも現れる。
「絶対何か企んでるー!」と江利子さまへの敵対心を剥き出しにしつつ・・・
生アフレコを一時中断して彼女らは竹製縁台に腰掛けます。 舞台左側から豊口さん(聖さま役)、能登さん(志摩子役)&清水さん(乃梨子役)、恵美さん&美紀さん、 植田さん&釘宮さん(瞳子役)、池澤さん(由乃役)&静さん(令さま役)、生天目さん(江利子さま役)の順。 そして「皆様お久し振りです」と進行役の豊口さんの挨拶を皮切りにマリみてのトークが始まりました。 その後はお決まりの「ごきげんよう」のはずが、一部出演者が「恐れ入ります」と笑いを取りに走ったため、 全然合わずやり直して自己紹介へと移りました。美紀さんと恵美さんは路面電車の話、 池澤さんは客席に浴衣で来ている人を発見してました。清水さんと釘宮さんはマリみての声優イベントは初登場だそうで。 ここで豊口さんの口から重大発表、恵美さん(8日、田中誠と同じ)と 生天目さん(4日)のBirthday!ってことでケーキ登場。 それを「ぶつけろ!」と思ってしまった私は 何処かおかしいのでしょうか。ここで恵美さんと生天目さんによるケーキカット、そして スールどうしでのケーキの食べさせ合いへ。豊口さんが「お客様に悪いんだけど」と仰っていたとおり、 私たちにも食べさせてほしかったです。途中、崩れたケーキを何事も無かったかのように補修する池澤さんには 笑いました。瞳子は山百合会キャラではないので釘宮さん、何処にも加われなくて、 白薔薇声優たちに食べさせてもらってました。
続いては「特別ではないただの1週間」と題して各出演者のこの1週間の過ごし方を写真で紹介。 このコーナーの間、植田さんと釘宮さんくっつき過ぎ!スールになっちゃいましょうよ! 個人的には、場所が離れてましたが、豊口さんと恵美さんがもっとくっ付いてくれればと。
オチは静さんの酒蔵の写真でした。豊口さんと一緒に飲んでる写真も映し出され、 完全に静さん=酒という恒等式が定着。「飲まない伊藤静は伊藤静じゃない!」とまで言われてました。
再びステージは暗くなり、後半開始。後半も生アフレコの続きから
でした。夏祭りを題材に各薔薇姉妹ごとの個別のストーリーという形式は、ここでも一緒。
紅薔薇.1:祥子さま&瞳子の後ろに付いて歩く形になった祐巳と蓉子さま。
すると祥子さまたちは金魚すくいの屋台を発見。「私たち庶民にとってはホーム」と気付き、
金魚すくいの腕前を披露しようとする祐巳だったが・・・。
白薔薇.1:聖さま&志摩子の後ろに付いて歩く形になった乃梨子。
すると志摩子たちは輪投げのようなゲームを行っている屋台を発見。
聖さまより先に乃梨子が挑戦するが・・・
黄薔薇.1:江利子さま&令さまの後ろに付いて歩く形になった由乃。
江利子さまのおごりではカキ氷を食べたくないと、由乃の機嫌が悪くなり、「令ちゃんのバカー!」が炸裂。
すると江利子さまは射的での勝負を挑む。「あれに私が勝ったら、おとなしくおごられなさい」「この勝負受けた!」
紅薔薇.2:祐巳だけ1匹も獲れない。蓉子さまは祐巳の狙いに気付く。「想像と現実のギャップを埋められていない?」
白薔薇.2:聖さまは景品獲得に成功。乃梨子は一つも獲れなかったが聖さまは乃梨子に景品を手渡し、江利子さまを探すため離脱。
「志摩子と乃梨子ちゃんで仲良く分けてよ」「志摩子の妹があなたでよかった」
黄薔薇.2:由乃は完敗。何も企んでないという江利子さまだったが由乃だけには本心を打ち明ける。
「ごめんなさい江利子さま、カキ氷頂きます」
そのあとはOVAの紹介に移りました。 祥子さまの別荘に遊びに来る女の子たちを豊口さん・恵美さん・生天目 さんがやろうという話に。さらには花寺の面々の設定画も公開。 体育祭の話「レディGO」もOVA化されることから、話は祥子さまのお父様のキャストへ。 そこで「誰がいいかな・・・」と本気でリクエストしようとする美紀さん。 名前を挙げたとおり本当に松平健になったらすごいアニメになりますよね。
OVAの映像も出ましたがほぼ静止画で、声もなし。 そして目玉はEDらしいのですが、KOTOKOがボイスメッセージで 曲の告知をし、もう1曲のED曲の作曲がメガデスのギタリスト、 マーティ・フリードマン。何この人選・・・。 マーティ・フリードマンもボイスメッセージを寄せていました。 リリースリストに関しては恵美さんは「もうちょっとやってくれないと困るんじゃない?」 と、卒業しちゃった蓉子さまの出番についても危惧しておられました。 聖さまはリリアンの大学に進学したから本編にもしょっちゅう出てきますね。 そんな豊口さんに加えて池澤さんも「(チャオソレッラの舞台)イタリアに行こうね」と 意気込みを見せ、白薔薇姉妹は「落ち着いちゃったので」(能登さん)、「一波乱欲しいね」(清水さん)と、 それぞれ期待するポイントを挙げてました。 話を元に戻しますが、蓉子さまと江利子さまの出番をどう増やすかについても議論開始。 豊口さんが仰るには、彼女らの妹である祥子さまと令さまが悩んで、 そこに蓉子さまと江利子さまが絡んで来ればいい、ということでしたが・・・ 黄薔薇姉妹は「ここ(令と由乃)で解決しちゃうから悩まない」「令ちゃんがいれば十分」と拒否、 紅薔薇姉妹も「(祐巳が悩んでいるとき)聖ちゃんに言っちゃう」と美紀さんが 指摘すると、今度は能登さんが嫉妬!これには拍手喝采でした。 結局、蓉子さまと江利子さまはOVA収録の新作アニメ「マリア様には内緒」への出演を目指すという結論に達しました。
最後の企画がスール対抗の1問多答クイズ「ファーストゲームトライアングル」。3人で答えを統一 できるかどうかを競います。しかも、それぞれのチームを応援して、 そのチームが優勝したらサイン入りポスターが当たるそうです。 座席番号によって応援チームが決められるため私は黄薔薇。 でもいいや。黄薔薇には菜々がいる(いません)。 観客にはそれぞれのチームの応援を要求され、白薔薇は 魔法少女志摩子の「ロサロサギガギガギガンティア〜」、 黄薔薇は「令ちゃんのバカー!」でした。紅薔薇は美紀さんが 観客にウェーブさせてました。音響さんにまで。ああなった美紀さんは誰も止められないんですね。 瞳子は出題役にまわりました。
1問目「夏の食べ物といえば」:紅薔薇の3人は水夏西瓜、白薔薇の3人も西瓜、
しかし黄薔薇は由乃・令が西瓜だったのに生天目さんはそうめん・・・。
黄薔薇サポは思いっきりブーイングでした。池澤さん・静さんもこの結果に不満だったようで、
2人一緒に紅薔薇側に移っちゃいました。
2問目「夏休みといえば」:紅薔薇は3人共バラバラ(薔薇だけに)、白薔薇も答え揃わず。
黄薔薇は今度は令さまだけ違う答えを書いてアウト。
お約束「令ちゃんのバカー!」の唱和が始まりました。
3問目「お祭りといえば」:紅薔薇は蓉子さまだけ違う答え、白薔薇もバラバラでしたが、
能登さん「金漁すくい」と書いて会場内大爆笑。黄薔薇も答えを合わせられませんでした。
生天目さんは「型抜き」というマニアックな答え。
4問目「誕生日といえば」:紅薔薇、植田さんが「蓉子さま」(即ち恵美さん)と書いてしまい、美紀さんダウン。
確かに誕生日祝いましたが・・・。白薔薇は「ケーキ」で見事に答えを合わせて一歩リード。
黄薔薇も初めてここで「ケーキ」と答えて3人の答えが揃いました。
5問目「マリア様がみてるといえば」:「スール」「ロザリオ」「山百合会」と答えが揃えられない
白薔薇。どれを挙げてもおかしくない答えだけに、紅薔薇も揃いません。黄薔薇に逆転の望みを託しますが・・・
結果は白薔薇チームの優勝。ここで「優勝は紅薔薇・・・」と言ってしまった釘宮さん大顰蹙。 逆転勝ちを期待したものの、黄薔薇は当然の如くオチ担当でした。
ステージはロスタイム突入。今後リリース予定のDVDの告知。美紀さんによるとOVA1巻の発売日は
「いい肉の日」だそうです。更に新しい小説も10月に発売予定との情報が明かされました。
姉妹フィギュアについては、黄薔薇は江利子さま&令さましか発売されないそうで、
それを聞いた池澤さんがステージから退却してしまうハプニングも発生。
菜々と由乃のフィギュアも作ってあげてください・・・。直後、まだ途中なのにステージが暗転。すると
「祐巳さまの一番の魅力は、ご自分がどんなにすてきな女の子であるか、
お気づきにならないところですね。」
というセリフと共にアニメ版の可南子の絵が公表され、
何とここで可南子役の声優として小清水亜美さんが発表されました!
さっきのOVA紹介で可南子の絵が出てこなかったのは
ここで出すからだったんですね。ほかの出演者と同様、浴衣で登場した小清水さん。
マリみての世界観については「すごく絵が綺麗で・・・女学校ってこんな感じなのかな」(豊口さん「女学校って言い方しないんじゃない?」)、
可南子については「祐巳さまが大好きなのがすごく伝わってくる」と仰ってました。
しかし植田さんとの身長の違いが
正に可南子と祐巳そのまんまでした。私としては、可南子が
瞳子思いのキャラに変わるまでアニメを続けてほしいです。
最後に一人一人からの挨拶があり、池澤さんは「皆様のお力でイタリアへ」と最後までイタリアネタで引っ張りました。 フィナーレは生アフレコ。各薔薇ファミリー総勢10人が再開し、乃梨子のデジカメで記念撮影という流れ。 ここで佐藤利奈さん(蔦子)は出ないんですか?
こうして2時間に及ぶステージは幕を下ろしました。終わったらとっとと退散。 荒川線の王子行きは混んでいたものの、早めに会場を出たので 余裕で座れました。
補足:出演者と誕生日
植田佳奈 / 6月9日
伊藤美紀 / 10月21日
篠原恵美 / 8月8日
池澤春菜 / 12月15日
伊藤静 / 12月5日
生天目仁美 / 8月4日
豊口めぐみ / 1月2日
能登麻美子 / 2月6日
清水香里 / 5月21日
釘宮理恵 / 5月30日
小清水亜美 / 2月15日
追記:
観客席の数を約500と書きましたが、改めて大ホール客席図を見ると
1130席ありますね。関係者席の分を引いても、実際の観客席の数とは倍くらい異なります。
どうやら当日私が数えた席は13列目までだった模様。たいへん失礼致しました。