横 山 岳
 ベタベタのシャーベット雪に難渋、消耗、登山口でリタイア よこやまだけ 1131m 滋賀県長浜市
 2015215日()小雨 8:40林道入口→10:00白谷登山口11:45東尾根登山口→14:20林道入口
用務と悪天で雪山行できず。ようやく好天の予報、勇んで雪山へ。一昨年3月、墓谷山から縦走、感動した本山へ。北陸道:木之本ICから国道303号へ。路面に雪は少なく、杉野集落内へ。登山口への林道へ向かうと、すぐに路面が雪に覆われる。冬タイヤを頼み、踏み込むが、路側の雪壁にぶつかる。あわててバック。幸い林道への分岐付近に駐車スペースあり。好天の予報に反し、小雨、雨具着用。歩いて林道を進むと、すぐに雪が深くなり、スノーシュー着用。湿った雪、はなはだ不快、足への負担が大きい。ようやくコエチ谷、鳥越峠への林道分岐着。雪がなければ、最短で稜線上に出れるコースだが、林道終点から急傾斜の直登。東尾根から登る予定だったが、湿った雪に覆われた長い林道歩きは大変そう。コエチ谷沿いの林道へ。右側、急斜面の疎林帯。雪崩の跡が進路に小山を作っている。小雨、雪崩が不安。峠への急傾斜の直登も大変そう。気持ちがひるみ、引き返す。程なく、立派な休憩舎のある白谷登山口着。この先長い林道歩き、気を取り直し、重い足取りで深い雪に覆われた林道を進む。この調子では登頂は不可。無駄骨折りを避け、切り上げたい気分を圧しながらヘトヘトになって山腹を巻く林道まで登る。へたり込み、軽食休憩。とりあえず東尾根登山口まで頑張り進む。登山口標柱が雪上に突き出ている。斜面に取り付き、登ってみるが、胸突きの急斜面をこなす気力が湧かず、リタイヤ。はなはだ疲労、徒労。トボトボ引き返すうち、皮肉に天気好転。ようやく休憩舎へ戻る。ドアは開き、中で軽食休憩。帰途、猿が数匹、山の斜面で餌探しか。振り返ると、青空をバックに本山。無雪期、残雪期2回登った山だが、深雪期の登頂の難しさを思い知る。コース選択の失敗。墓谷山経由か、夏道にこだわらないコースを探すべきか。⇒トップページ