横 山 岳

急登がシビアだが、滝、展望、ブナ林が魅力の秀峰 よこやまだけ 1131m 滋賀県木之本町

2011916日()晴×曇 8:25白谷登山口→9:05太鼓橋→9:55五銚子滝→11:00山頂(西峰)
            →11:35東峰→13:05東尾根登山口13:40
白谷登山口

貴重な2連休、以前計画して未遂の関西百名山の本山と、日本三百名山の冠山を車中泊で目指す。台風の影響で
下り坂の天気予報、名神高速を走るうち曇天に。北陸道:木之本ICで降り、国道303号へ。登山道標に従い、
国道からはずれ、杉野集落内の細い道を進む。道標に導かれ、白谷登山口着。自宅から2時間半弱、意外と早い。
駐車場、案内板、休憩舎、トイレが整備されている。複数の登山コースがあり、案内板の1番のコースへ。駐車場の
すぐ先で、東尾根登山口への林道から左へ分岐、白谷沿いの道へ。程なく、谷を大きく迂回する分岐道標がある。
以前は沢沿いに進んだが、水害で沢が荒廃、迂回路が作られている。あえて旧道へ。ブッシュ化、荒廃しており、
進路に迷いながら踏み跡をたどり、何とか太鼓橋に出る。迂回路を進む方が良い。太鼓橋から渓流沿いに登る。
渓流の趣も良くなる。休憩舎にあった立派な登山地図を持参したが、経の滝と五銚子滝の位置が間違っている。
太鼓橋から小渓流を渡渉しながらしばらく登ると、優美な滝が現れる。地図では、五銚子滝となっているが経の滝。
幸い天気が良いが、暑さに参る。帽子を持参忘れ。ジョギング疲れもある。登るにつれ急傾斜になり、バテ気味。
上方に落差の大きい滝が見える。近づくと、天空から降ってくるような迫力。これが五銚子滝。高巻きが大変、
急斜面をロープ頼りに慎重に登る。難所通過後、急登続き、シビア。まだかまだかとため息をつき、忍の一字で
ロープに助けられながらバテバテで登る。真夏の低山歩きを後悔、沢登りが良かった。ようやく山頂尾根に出る。
東峰への道標しかなく、右へ進みそうになる。左へ少し進むと、開けた平坦な山頂に出る。低灌木・夏草に囲まれ、
展望がない。小屋があり、アルミ梯子で屋根に登れるが登らず。展望が良いという東峰へ。急登から解放され、
緩やかな起伏の尾根を進む。元気回復のため軽食休憩。東峰手前から東峰まで展望が開ける。山麓にガスが
立ち込めているのかと思いきや、余呉湖と琵琶湖。眼前、大きく緩やかに展開する山塊は金糞山か。
北方、三周ヶ岳方面の山並みが見えているようだが、山名同定できない。山腹の樹相が良く、新緑、紅葉の季節は
良さそう。東尾根を下る。ブナ林が続き、趣が良い。若い木が多いようで、風格ある巨木は見当たらない。
後半、急斜面をジグザグに下り切り、林道に降り立つ。持参の飲料が少なく、林道脇の夜這の水で喉を潤す。
道標に従い、林道を下り、白谷登山口に戻る。⇒トップページ