横 山 岳

大展望、自然林、雪尾根、最高の雪山体験のできた秀峰 よこやまだけ 1131m 滋賀県木之本町

5:00目覚ましで起床。登山口避難小屋で一夜を過ごす。厚着して寝袋に入り、毛布をかぶって寝たが寒い。
夜、トイレに起きると、満天の星、残雪が凍てつきカチカチ。寒冷地を実感。寒さに震えながらコンロでスープ
を作り朝食。路面凍結が心配だったが難なく杉野集落内の墓谷山登山駐車場着。登山道標あり、10分足らず
で登山口着。案内板・道標あり。山腹の南罫寺への参道を登る。すぐに自然林が現れる。寺の建物・境内の
雰囲気も良い。墓谷山頂まで総じて急登。ジグザグ道ではなく、強引に直登。張り渡されたロープを頼り、
あえぎ山頂へ登り切る。予想より雪が少なく、山頂部に薄く残る程度。樹林の切れ間から本山がどっしり、
威圧感あり。鳥越峠へ向け、趣の良い樹林中、気持ちよく下る。コエチ谷下山口を過ぎ、順調に峠着。
ここから正念場、本山への急登が始まる。尾根上、雪が多くなり、アイゼン装着。先行者の足跡多数。
急斜面の続く本山でアイゼンなしは怖い。雪尾根の先、目指す本山。途中、暖傾斜になるが総じて急傾斜。
自然林の良さが急登のシビアさを緩和。周辺の山並みの展望も開け、朝霧上浮かぶは金糞岳か。振り返る
のが怖い雪の急斜面、アイゼンで雪面を踏み締め、一歩一歩着実に登り切る。高齢男性達でにぎやか。
墓谷山からと言うと驚かれる。360度の大展望!北面の山並みが絵になる。南面、山並みのシルエット。
山名同定できず残念。ブナ林の趣も良い。2年前の夏、初登頂したときと全く別世界。軽食後、急登続きの
往路を戻る気になれず、東峰へ。大展望中、長い雪尾根上の漫遊、最高の雪山気分。痩せ尾根上、雪庇が
続き、鋭角の雪庇を慎重に渡る。展望はさらに良くなり、北面の山並みが素晴らしい。遠く白く浮かぶは白山か。
東尾根の雪原を快適に下り、林立するブナ林中、暖傾斜の尾根端に降り立つ。先行グループに追い付く。
避難小屋にあった詳細地図を紛失、下山が心配だったが古い踏み跡をたどり、無事、南へ下降する尾根に
入る。最終、植林中を急下降、無事、林道に降り立つ。雪解け水で用具の汚れを落とし、安気に林道を下る。
雪解け水の流れる林道をテクテク歩き、30分で昨夜世話になった小屋着。駐車場は車で一杯。さらに30分
歩き出発点着。大満足の雪山山行。⇒トップページ

2013317日()晴 7:05登山者駐車場→8:40墓谷山→9:25鳥越峠11:40山頂→13:50東尾根登山口15:00駐車場